ティンカップチャリスの調教師は、
JRAからジャパンカップダートへの招待状が届いたとき、
「悪い冗談だろ?」
と思ったのだそうだ。
その通り。
これはある意味「悪い冗談」には違いない。
ティンカップチャリスは9戦8勝とは言われているが、
その戦績は日本でいうところの地方競馬でのもの。
荒尾競馬の雄キサスキサスキサスのところに、
香港の国際競走から招待状が届くようなものかもしれない。(言いすぎか・・)
それほどにJRAはジャパンカップダートの招待馬確保に汲々としている。
今週号の競馬ブックに、
「曲がり角のダート競馬」
と題した野元賢一氏のコラムが掲載されていた。
米国では議会の決定を受けて、
全国的にオールウェザートラックへの変更が相次いでいるという。
今年のブリーダーズカップクラシックもオールウェザーで行われ、
米国最強馬カーリンが欧州馬達によもやの惨敗を喫したほどだった。
ただでさえ米国よりも重い「砂」馬場で施行している日本のダート競馬など、
どこへ向かおうとしているのか、
全くわからない状況になってしまっている。
とはいえ、もしJRAがオールウェザー化を進めたとしても、
地方競馬の懐事情からすれば、
地方競馬はそれに追随することはできないだろう。
地方と中央が断絶すれば、
地方競馬はますます苦しくなるだろうし。
日本ではやっと最近になってダート競走の全国的なレース体系が出来上がってきたところであって、
そのダート競馬を、この段になっていきなり捨てるなどということは
土台現実的でないように思える。
とすれば、オールウェザー化した米国からまともな招待馬呼ぶことなど、ますます叶わぬこととなるだろうし。
結局のところ"ダート競馬"は、
極東の狭い島国だけで行われる"珍しい競馬"になり下がってしまうのだろうか・・・
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