瞬発力勝負とはいえ、前日のスプリングSはおろか、フラワーCにも劣るタイムで高い評価はしづらい。

レッドデイヴィスは内をロス無く先行し、直線は最内を突いて伸びた。シンザン記念と同じく内を突いて一気に後続を突き放す競馬でトーセンレーヴを振り切り、コティリオンを退けた。
ゴール手前で手綱を緩める余裕があり、57㎏を背負ってのこの内容は、このメンバーでは能力が1枚上だった。

コティリオンは後方から。道中は行きたがって首を振っていた。内をロス無く回って直線では3分どころに出して追い込むも、レッドデイヴィスには及ばず2着まで。上り最速のなかなかの末脚を見せた。ラジニケでも良い脚で追い込んでおり、阪神は得意なのかも。

トーセンレーヴは外からかかり気味に先行。直線入り口では余裕の手応えに見えたが、追ってからあまり伸びず、先に抜けだしたレッドデイヴィスを捉えるどころかコティリオンに差されてしまった。
まだデビューして2ヶ月にも満たない馬で、まだまだ伸び代はある。去年も期待の良血馬ルーラーシップがこのレースを負けてプリンシパルSを圧勝したように、トーセンレーヴもダービートライアルでの巻き返しに期待したい。

エチゴイチエはかかり気味に好位へ。直線はトーセンレーヴを追いかけようとするも突き放され、ジワジワと迫るも届かず4着まで。

アストロロジーは中団を追走し、直線は3分どころに出して伸びるも5着まで。

03/30 01:48　回顧アクセス：4059