| ワイド 4-12番
170円的中 |
◎ アヴェンチュラ
前走は降雨の中好位からの競馬で4角外を回って、
直線一度は前に出られたコスモネモシンを差し返す味のある内容。
斤量差が活きた面もあるが、牝馬同士とはいえ
この時期に古馬相手に重賞を勝った意味は大きい。
1:46.6の勝ちタイムも、クイーンSが札幌で開催されるようになってから最速もの。
休み明けから、動けるタイプで間隔が空いて点はさほど気にならない。
開催2周目の馬場で、まだまだ内の馬場状態が良いことを考慮すれば、
脚質的に京都の内回りで内目の4番枠を引けた点プラス材料。
鞍上はテン乗りとなるが、鞍上強化と言って良い乗り替わり。
近2走北海道の洋芝で連勝しており、土曜の雨で若干力の要る馬場になっても対応可能。
オークス同様淀みない流れを作りたいピュアブリーゼに加えて、
テンから飛ばすスプリンターであるメモリアルイアーの参戦で、
スローペースは考えにくいメンバー構成。
前走を見る限り、ややエンジンの掛りが遅いタイプで、
前が引っ張ってくれる展開なら同馬の持ち味が活きそう。
3走前のような出遅れさえ無ければここは勝ち負け。
○ デルマドゥルガー
前走はハイペースの流れを3、4角から早めにマクって行って、
直線抜け出しを計るカルマートを寸でのところまで追い詰めての2着。
勝ち馬とは差は通ったコースの差で、コーナーでのロスを考えれば
同馬の方が勝ち馬よりも強い競馬をしていたと言って良いだろう。
鞍上の仕掛けのタイミングも抜群だった。
春の2冠では調子を崩して本来の競馬ができていなかったが、
冬には牡馬相手にオープン勝ち、
クイーンCでホエールキャプチャ相手に0.2秒差3着の実績があり、
古馬相手のクイーンSを叩いて完全に復調して来た。
これで鞍上が引き続き田辺Jなら本命にするところだが、
追えない武豊Jに替わる点は不満。
しかし、G1での経験は豊富で人気薄ならイン突きもできる騎手だけに
鞍上弱化とは言えず、評価は落とせない。
本命馬以外の有力馬よりも内の枠を引けた点も好印象。
前走激走の反動さえ無ければ。
▲ ホエールキャプチャ
前走は本番を意識してか、道中2、3番手からの早めの競馬。
直線では内を鋭く伸びて一瞬完全に抜け出したが、
ゴール手前では外から来た後続の馬に差を詰められ、
なんとか残したという内容。
叩き台と言うことを考えれば十分な内容だったが、
同馬の力が世代の中で特段抜けている訳は無いということも言えそう。
前走で先行する競馬を試して結果が出たことで、
ここもある程度前からの競馬を試みそう。
コース形態を考えればプラスだが、淀みない流れになって最後のひと踏ん張りを問われる競馬になった場合どうか。
12番枠は可もなく不可も無いところだが、欲を言えばもう少し内枠が欲しかったか。
激しい雨の降ったオークスで3着に好走しているように、
力の要る馬場は苦にしないタイプで、
土曜の雨による馬場悪化の心配は無い。
△ ピュアブリーゼ
前走凡走で人気急落。
その前走は馬場をハイペースを2番手から追走の先行策の上に、
後ろからの馬にも早めに来られて展開が向かなかった。
ただ、掲示板を外したことの無い馬の初めての大敗で、
もう少し抵抗して欲しかったという思いは残った。
今回は同型のメモリアルイヤーをどう相手にするかがポイントだろう。
キレる脚が無く、番手からの競馬だと脚の使いどころが難しい馬で、
単騎逃げが見込みにくい今回はオークスよりも展開が向かないが、
メモリアルイヤーが飛ばして逃げて、離れた番手を追走するような展開になれば、
小回り平坦の京都内回りで粘り込むだけの力はある。
△ エリンコート
前走はスローペースを3、4番手から追走する競馬も、
直線全く伸びを書いての10着。
+14kgと太目残り、上がり勝負は不向きな馬とはいえ、
位置取りを考えれば展開的には向いていたはずで、
少し内容の無さ過ぎるレースだった。
それでも前々走は締まった流れを好位から追走し差し切る強い内容で、
フロック視するのは危険。
叩き良化型のタイプだけに、叩いての替わり身に一縷の望みを託したい。
△ カルマート
前走はハイペースを4角4番手の早め競馬から押し切る強い内容。
時計の出る馬場だったとはいえ、レコードタイムでの勝利も評価できる。
前々走では新潟の上がり勝負でも結果を残しており、
どんな展開にも対応できるのは力を付けている証拠だろう。
終始外を回らされそうな16番枠は減点だが、
道中上手く内に潜りこめるようならチャンスはある。
マルセリーナ
前走は本番を意識してか、道中2番手からの積極的な競馬。
しかし直線ではいつもの直線での伸びが見らず6着と物足りない結果。
+16kgと明らかな太目残りだったとはいえ、位置取りを考えれば展開利はあったはずで、
消化不良の内容だった。
前々での競馬も向かないことが分かり、
今回は中団以降で脚をタメる競馬に切り替えてくるだろう。
しかし、そうなると終始外を回らされる大外枠は大きな減点材料。
ここまで直線の短いコースを走った経験が無く、
末脚だけの競馬で京都の内回りコースに対応できるかも疑問。
鞍上も大外ぶん回しを平気で敢行しそうで、
展開がハマらない限り掲示板止まりでは無いだろうか。
マイネイサベル
前走はスローペースを中団から差して、メンバー最速の上がりを使って僅差の2着。
春に有力馬相手に善戦以上の内容も、
スローペースの上がり勝負と得意直線の長いコースがハマった印象。
小回りコースは不向きな印象で、京都の内回りコースは減点。
外目の15番枠を引いたことで、脚質的にも道中終始外を回らされそう。
それでもハイペースになって展開がハマればチャンスはあるが、
ハイペースを経験した紫苑S組の先行馬がそこまでペースを上げないと見て、
馬券は切りたい。
レッドエレンシア
前走は間隔が空いて馬体重+22kgも、好スタートから道中3番手の競馬で、
直線あっさり抜け出しての快勝。
3走前も牡馬の実力馬相手に2着しており、地力は評価できる馬。
ただし好走はマイル以下の距離に集中しており、
血統的には中距離をこなせても不思議はないが、
2000mはやはり距離が長い印象。
外の17番枠とG1で勝負弱い鞍上も減点材料。
ここは静観。
キョウワジャンヌ
前走は好位追走から直線で勝ち馬を凌ぐ上がりを使って僅差の3着と善戦。
前走はスローでスタミナの問われない展開だったが、
今までマイル以下の距離で結果を残してきた馬で、
母系からも距離延長は疑問。
ロス無く立ち回れる最内枠は絶好も、
鞍上がこの大舞台で内を捌き切れるかはかなり疑問。
リヴァーレ
前走はキョウワジャンヌと同じような位置からの競馬も、
直線伸びを欠いて8着。
上がり勝負に対応できなかった感はあるが、
33秒台前半の上がりも使える馬だけに物足りない感は残った。
内枠、前の方で競馬ができる点は魅力だが、馬券は切る。
マイネソルシエール
前走は後方から競馬で直線追い込んで5着と善戦した。
ただ、展開に恵まれた感が大きく1、2着馬からは0.6秒離されており、
強調できる材料は少ない。
フローラSの内容からも重馬場は相当巧者だが、
当日の日中は晴れの予報で、同馬が得意とするほど
力の要る馬場にはなりそうもなく、ここは静観が妥当か。
スピードリッパー
前走はハイペースを前々で追走するも、直線ではお釣りが無く大敗。
距離を不安視された前々走は、締まった流れを早めの競馬で
直線不利を受けながらも5着に残しており、
春に重賞2着が2度あるように、世代でも通用する力のある馬。
ただし、父ファルブラヴを考えると、やはりベストの距離はマイル前後だろう。
前走も展開不向きとはいえ、道中前にいたピュアブリーゼを交せていないあたりが
物足りない。
馬券は切る。
アカンサス
前走はハイペースの流れを好位から追走し6着に踏ん張った。
前々走は後方から直線だけの競馬で7着も着拾いといった印象。
3走前のオープン勝ちもメンバーのレベルが低く、大きな評価はできない。
このメンバーに入ると力不足の印象で、馬券は切る。
× リトルダーリン
紫苑S7着後、平場の500万下を勝って抽選をくぐり抜けての参戦。
前走の勝ち時計は上がり勝負になったとはいえ、
同日の2歳未勝利戦よりも0.5秒速いだけという平凡なタイム。
強行軍の日程でギリギリ間に合ったが、ここは記念出走だろう。
× フレンチボウ
前走は中段からそのままなだれ込んだだけの競馬。
前々走の勝ちタイムは休み明けとはいえ、
同日の2歳未勝利戦よりも0.1秒速いだけという平凡なタイム。
このメンバーに入ると力不足。
× ゼフィランサス
2走前のタイムは同日の1000万下牝馬限定戦の勝ち時計を
0.6秒上回る好タイム。
そして、2走前の勝ち馬は先日1000万下を勝ち上がっており、
1000万下でも十分にやれる能力はありそう。
しかし、休み明けで、いきなりG1で通用するかと言われれば否。
×メモリアルイヤー
スプリント重賞の流れでも楽に先行できる、典型的な快速スプリンター。
なぜ秋華賞に駒を進めてきたのかは甚だ疑問。
どんなに単騎で楽に行けたとしても、2000mは明らかに長い。 10/16 02:38
シーバス
予想歴13年 回収率89% | 血統、馬場、展開、調教などを総合的に判断して馬券を組み立てます。
ただしパドックは分かりません。 総拍手獲得数:1450 | |
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