コディーノが走った時点で２才戦レベルとしては最高であるため「５」。

■…コディーノ
「まさかの２着」も同馬の能力はハンパない。
今回は完全に無警戒のデムーロにやられてしまったが、横山典でも外人騎手と互角に戦えたのだからクラシックの１つは獲って当然の馬。
よって今後も狙い馬に。

□…ロゴタイプ
コディーノに勝ったのだから普通なら強いはずなのだが、同馬の懸念は外人の一流どころが乗らないとどうなるか分からないこと。
無論今まで乗っていた村田など論外で騎手は変えてくるだろうが、それでも競馬学校の騎手では今回の横山典のように取りこぼしも十分ある得るため先読みして危険馬とする。

※デムーロ騎手の凄さに対して…
ロゴタイプがデムーロじゃなかったら優勝など有り得なかったはず。
同じことをもしもコディーノが横山典じゃなかったら…と考えても今回ばかりは意味はない。
ただし、もしもコディーノが外人騎手だったなら結論はあきらか…文句なくコディーノは朝日杯ＦＳを勝っていただろう。

騎手予想としても、また単純に馬の能力値の予想でも頭の痛い状況になってしまったのが今年の結果で、まさかコディーノほどの逸材ですら「運転手と騎手の対決になると負けてしまうのか…」と言えることになったのには落胆しかない。
私は普段よく「ヤラセ」だとか「ヤラズ」だとか書いているが、今回のコディーノの敗戦にはあまりの競馬学校の未熟さ、競馬の目的を見失っている騎手ならぬ運転手たちのレベルの低さにほとほと呆れてしまった。

何が起こるか分からないから競馬は面白いというが、予想するからには、また馬の能力差があるからには少なくとも絶対に負けてはならないレースがあって当然であると思っている部分があった。
しかし、それが今回覆されたからにはもう騎手予想で競馬は成り立たないと推察せざるを得ない。

今の日本の騎手界はどこかに間違いがあるとしか思えない…
池添がオルフェーブルをコケさせたりするのはまだ納得できるところもあった(所詮はリーディング２０傑に入れない騎手なので)。だが、ここまでここ一番だけは逃さなかった横山典までも通用しないのではもう競馬学校には救いようがない。

今年も大勢の騎手が引退していくが、果たして彼らの本当に上手くないのだろうか？本当は技術があるのに馬に恵まれないので勝てなかったのでないかと、心のどこかで彼らの不運に同情してきた部分が残っていた。
だが、どんなに良い馬に乗っても馬の能力を十分に発揮できない者が騎手と呼ばれている世界ではどんなに騎手の良さや凄さを評価したいと思っても虚しさしか湧かない。

私は今回のコディーノに「ルドルフ２世の素質」を感じていた。だが、それも鞍上次第で足元を掬われるものであったのが残念でならない。

こんなことが起こるから「藤沢和流のクラシックローテ」を取るべきではなかったかと思わずにいられない…

12/16 20:10　回顧アクセス：3868