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★傾向分析★
2008年 タイム 1'23"7 (良) 1FAve=11.95 3FAve=35.87
テン36.1-12.8-上がり34.8 『加速・中弛み』
1着イナズマアマリリス・・・スエヒロコマンダー×ラムタラ=リファール×ニジンスキー 〔2-i〕 3-4
2着ワンカラット・・・Falbrav×Pistolet Bleu=ノーザンダンサー×マイナー 〔1-n〕 9-10
3着アディアフォーン・・・ダンスインザダーク×ブライアンズタイム=サンデーサイレンス×ロベルト 〔13-a〕 2-2
2009年 タイム 1'21"2 (良) 1FAve=11.60 3FAve=34.80
テン34.5-12.0-上がり34.7 『一貫』
1着タガノエリザベート・・・スペシャルウィーク×Storm Cat=サンデーサイレンス×ストームバード 〔2-b〕 16-16
2着ベストクルーズ・・・クロフネ×サンデーサイレンス=ヴァイスリージェント×サンデーサイレンス 〔12〕 5-5
3着グレナディーン・・・ スペシャルウィーク×Alydar=サンデーサイレンス×レイズアネイティヴ 〔A1〕 2-2
2010年 タイム 1'22"3 (良) 1FAve=11.76 3FAve=35.27
テン34.8-11.8-上がり35.7 『前傾』
1着マルモセーラ・・・クロフネ×タマモクロス=ヴァイスリージェント×グレイソヴリン 〔12-f〕 3-3
2着ホーマンフリップ・・・フジキセキ×フレンチデピュティ=サンデーサイレンス×ヴァイスリージェント 〔19〕 5-5
3着ホエールキャプチャ・・・クロフネ×サンデーサイレンス=ヴァイスリージェント×サンデーサイレンス 〔12〕 17-15
2011年 タイム 1’21”3 (良) 1FAve=11.61 3FAve=34.84
テン34.1-11.8-上がり35.4 『前傾』
1着アイムユアーズ・・・ファルブラヴ×エルコンドルパサー=ノーザンダンサー×キングマンボ 〔8-f〕 9-10
2着アンチュラス・・・ディープインパクト×Wild Zone=サンデーサイレンス×ニアークティック 〔9-e〕 3-3
3着ファインチョイス・・・アドマイヤムーン×タイキシャトル=フォーティナイナー×ヘイロー 〔1-o〕 6-5
2012年 タイム 1’20”8 (良) 1FAve=11.54 3FAve=34.63
テン34.7-11.2-上がり34.9 『一貫』
1着サウンドリアーナ・・・ケイムホーム×ダンシングブレーヴ=ミスプロ×リファール 〔10-d〕 2-2
2着ローブティサージュ・・・ウォーエンブレム×Singspiel=ミスプロ×サドラーズウェルズ 〔8-d〕 8-8
3着アメージングムーン・・・アドマイヤムーン×テンビー=フォーティナイナー×ニジンスキー 〔1-b〕 3-3
近年流れは、『前傾』になりやすく、展開的には厳しいはずだが、4コーナー5番手以内に位置した馬の好走が多い。これは2歳戦の完成度の高さとスプリンターとしての将来性をもつ馬が好走しやすい流れと思われ、事実のちのち1200mで実績を残すような馬の好走が多い(=アストンマーチャン、ラインクラフト、シーイズトウショウ、モンローブロンド、アルーリングボイス、ワンカラットなどが好走)。
血統の傾向は、ヴァイスリージェント系の好走が多く、特にクロフネ産駒の好走が多い。またファルブラヴ産駒も近年好走が多く、大系統ノーザンダンサー系で、芝・ダートの1200m(=短距離)に強い血統向きの傾向。
芝・ダート短距離という点では、フジキセキ産駒やミスプロ系などの好走もあり、前で展開してそのままなだれこむようなタイプは適性が合うと思います。フォーティナイナー系も複数好走馬を輩出して相性は良い。
牝系の傾向は、No.〔1〕〔2〕〔9〕〔12〕の牝系が好走馬多し。
この牝系は、比較的2歳戦から好走することの多い仕上がりの早い牝系。
分枝記号は、fが好走馬が多い。分枝記号fは、休養明けを苦にしない反面、叩いて一変も少ないが、前走好走だと調子が良いということで連続好走もしやすい特性があります。
ステップの傾向は、重賞やオープン戦の芝1200m実績馬はよく好走しています。函館2歳Sや小倉2歳S好走馬やすずらん賞好走馬は適性あり。
前走デイリー杯2歳S組は、6着や7着に負けていた馬が巻き返して好走することも多く、要注目。
★予想★
ファンタジーSのポイントは、
①『前傾』や『一貫』の流れなら、よりスプリンター適性が問われるレースとなる。好走できるのはダッシュに優れ、そのまま前で押し切れるタイプが好走しやすい。
②2歳戦で戦える仕上がりの早い血統が好走しやすい。特注はヴァイスリージェント系(=フレンチデピュティ、クロフネなど)。
③2歳戦でも好走の多い牝系に注目。No.〔1〕〔2〕〔9〕〔12〕が近年好走多し。分枝記号fも注目。
④芝1200mオープン実績重視。芝1600mオープン実績は、芝1200mオープン実績馬がいない時には信頼しても良い。
◎モズハツコイ・・・クロフネ×サクラバクシンオー=ヴァイスリージェント×プリンスリーギフト 〔11-d〕
前走デイリー杯2歳S6着(=京都芝1600m:0.9秒差)。京都芝コースは(0-0-0-1)、芝1400m戦は(1-1-1-0)。デイリー杯2歳Sからのステップ馬は、6・7着あたりで負けていた馬の反撃が多い傾向があり、今年はそのパターンに該当するのは本馬。血統的にもファンタジーSで好走の多いクロフネ産駒でもあり、母父はスプリンター血統のサクラバクシンオーと血統的な配合で見ても適性は高そう。速い上りも繰り出せるし、先行できる脚質から内枠という点でもプラス要因と考えて、好走に期待して評価する。
クロフネ産駒はヴァイスリージェント系で、鮮度と勢いが好走に非常に重要なポイントとなる。芝もダートも走れる兼用型だが、同系のフレンチデピュティと比べるとややパワー型で、持久力も豊富。勢いがある時には連勝も多く、上昇馬はクラスの壁を突き抜けて短期間にまとめて稼ぐ特性を持つ。“ダートから芝に転じて急上昇”や“詰めの甘かったマイラーが地力先行勝負で本格化”という成長パターンを示す。充実期は連勝が多く、積極的に狙える。重不良の成績も抜群で、“雨のダートのクロフネ”には要注意。母父サクラバクシンオーはプリンスリーギフト系で、テンのダッシュ力に優れ、スピードという意味合いではピカイチの種牡馬。休み明けから好走可能で、使い詰めるとパフォーマンスが低下する鮮度重視の特性がある。持ち時計には限界があり、各馬の能力を示す指標にもなる。中4週~8週のローテーションが良く、それより短くても長くても成績が落ちる。レース間隔1~2ヶ月がホットスポット。
No.〔11〕の牝系は、3歳春から秋にかけて成長し、古馬でもう一段階成長する。東京や京都などののびのび加速できるコースに強い牝系。分枝記号dは、精神的にタフなタイプが多く、遠征や重馬場は苦にしない。また前走好走だと次走でも好走しやすい特性も持つ。 11/09 15:25
軍神マルス
予想歴15年 回収率137% | 過去のレースからラップ・血統・ステップなどの傾向を考えて、好走しそうな馬を狙い撃つ!! 総拍手獲得数:3788 | |
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