| ワイド 9-13番
860円的中 |
今年は新潟芝1200mで開催されるスプリンターズS。例年の中山芝1200mは小回り急坂コースだが、新潟芝1200mは内回りコースを使用するが、起伏がほとんどないため平坦コース。外回りコースの場合は直線が659mと長いが、内回りコースの場合は359mと短いのがポイント。直線が短めなので、後方一気は難しいけれど、あまりペースも緩まないので逃げ馬にも厳しく、好位や中団で柔軟に立ち回れる馬が有利。
血統の特徴は、サクラバクシンオー産駒が強いコース。芝1000mに比べて好走率が高く、軽い芝向きの先行力が活きるのがポイント。また新潟芝1000mで好走した馬と芝1200mで好走する馬が異なることも多く、新潟芝1000m好走歴があるサクラバクシンオー産駒は、新潟芝1200mでは過信禁物としたい。
またこのコースで浮上してくる産駒は、アドマイヤマックス産駒やダイワメジャー産駒といったスピード型サンデーサイレンス系。デュランダル産駒もサンデーサイレンス系×ノーザンテースト配合で共通する特徴があり、まとめて注意が必要。
ダンスインザダーク産駒もスタミナ型サンデーサイレンス系ながら、コース成績は良い。ステイヤー血統からローカル芝1200m向きの牝馬が良く出るというのはよくあるパターンで、新潟芝1200mはずっと平坦でローカルらしいコース形態にて適性が嵌るようです。またスペシャルウィーク産駒もダンスインザダーク産駒と同じような特性があります。新潟を待ち構えていたような牝馬の休み明け一発を狙い撃つのもありです。
ちなみに新潟芝1200mの種牡馬ランキングは、1位サクラバクシンオー、2位アドマイヤマックス、3位キングヘイロー、4位ダンスインザダーク、5位ダイワメジャー、6位クロフネ、7位タイキシャトル、8位アグネスデジタル、9位グランデラ、10位スペシャルウィークです。
★予想★
◎ストレイトガール・・・フジキセキ×タイキシャトル=サンデーサイレンス×ヘイロー 〔16-a〕
前走函館SS11着(=函館芝1200m:0.6秒差)。新潟芝コースは初で、芝1200m戦は(8-2-1-5)。前走函館SSは、内で包まれ直線では前が詰まってまったく追えずの内容での11着凡走。力負けではなく、参考外でよいと考える。前々走ヴィクトリアM3着(=東京芝1600m:0.1秒差)では、距離が長いと思われていた芝1600mのGⅠで僅差の3着に好走し、充実ぶりを証明。フジキセキ産駒にはセカンドステージが存在し、高松宮記念3着(=中京芝1200m:0.7秒差)→ヴィクトリアM3着の結果からはそのセカンドステージ突入と思わせるには十分の内容。今回は約3か月半の休み明けとなるが、休み明けは(2-1-0-0)と苦にしない馬で、母父タイキシャトルの特性が活きている結果と思われ、今回はリフレッシュした状態で臨める分、前走よりも状態は良いのではと考えて好走に期待する。
フジキセキ産駒はスピード型サンデーサイレンス系で、内枠を活かして好位から抜け出す“イン突き”のレースが得意。すっと好位を取って折り合い、一瞬のタイミングで馬群を抜けられる器用な脚を持っていて、サンデーサイレンス系の中でも屈指の能力。この器用さは2~3歳の早い時期では大きな武器となる。この器用さと一瞬の脚の速さは、特に牝馬戦でも発揮され、大物食いもしばしば。2歳から走る早熟性を有しながら、高齢でも侮れないしぶとさがあり、セカンドステージも存在する。休み明け(=4ヶ月以内)での穴も多い。母父タイキシャトルはヘイロー系で、芝ダート兼用の快速スピード型で、得意コースに1200mが並ぶ、速さと粘りの血統。高速決着も望むところ。仕上がりの早さを活かして、2歳の新馬からスピード全開。内枠からポンと出て最短コースを抜ける器用さを持ち、内枠の成績が良い。逃げ・先行馬が有利なローカル開催の前半に勝ち星を量産する。スプリンター中心ながら、2歳から3歳前半の時期や一流馬はマイルや1800mでも走るから安易に距離で嫌わないこと。また好調期は連続して好走し、勢いがなくなるとスランプを迎える波の大きさもある。“フレッシュ”が好走条件で、穴を狙うなら短期休養明けと距離短縮がオススメ。
No.〔16〕の牝系は、早い時期から走るのだが3歳春以降に成長を始め、距離が延びて本領発揮が多いステイヤー特性を持つ牝系。叩き良化型も多い。分枝記号aは、気性的に素直なタイプが多く、また父親よりもスケールが小さくなる傾向。
○ローブティサージュ・・・ウォーエンブレム×Singspiel=ミスプロ×サドラーズウェルズ 〔8-d〕
前走キーンランドC1着(=札幌芝1200m)。新潟芝コースは初で、芝1200m戦は(1-1-0-0)。2走前より短距離戦に路線変更した馬だが、函館SS2着(=函館芝1200m:0.0秒差)→キーンランドC1着と短距離戦ではまだ底を見せていない馬でもある。洋芝コースでしか短距離戦は走っていないため、速い時計は計上していないが、ウォーエンブレム×Singspiel配合ならば早い時計もどんと来い!の血統配合にて、十分好走は可能と考える(=ウォーエンブレム産駒はハイペースのレースで真価を魅せるし、Singspiel産駒もレコード決着に強い特性を秘めているので、母父でもその特性は活きるはず)。父×母父にともに短距離の締まった流れで本領発揮と考え、好走に期待する。
ウォーエンブレム産駒はミスプロ系で、速い流れに乗って、1600~2200mでスピードを持続する能力が抜群に高い、レコード決着に強い屈指のハイペース適性を有した血統。最初から活躍するのは芝馬で、古馬になって充実するのはダート馬という傾向もある。ダートの人気馬は安定感があり、特に稍重と重のダートの成績は素晴らしく、良で足りない馬も、ひと雨来れば着順を上げる。気性が繊細で折り合いに難のある馬も少なくないが、下手に抑えるくらいなら行かせて前で勝負した方が強い。内回りコースが得意で、内枠もプラス要因。またウォーエンブレム産駒は少数精鋭でも重賞好走馬を輩出する、能力の高い名種牡馬でもあることにも注目したい。母父Singspielはサドラーズウェルズ系で、距離に関係なくハイペースを先行して押し切るスタミナと底力がある。マイル~中距離ではスピードにも優れている。海外では中距離もこなすが、日本では特にマイル重賞を得意とし、淀みなく流れる流れや底力の問われる展開で本領を発揮する。
No.〔8〕の牝系は、2歳~3歳春シーズンも好走は可能だが人気の時には詰めが甘い特性があり、本領発揮は3歳秋以降で古馬で真価を発揮するタイプが多い。叩き良化型で、高速時計にも強い。分枝記号dは、精神的にタフなタイプが多く、遠征や重馬場は苦にしない。また前走好走だと次走でも好走しやすい特性も持つ。
▲レッドオーヴァル・・・ディープインパクト×Smart Strike=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔A13〕
前走キーンランドC2着(=札幌芝1200m:0.0秒差)。新潟芝コースは初で、芝1200m戦は(1-2-0-1)。今年に入り短距離戦に路線変更した馬で、不良馬場の高松宮記念14着(=中京芝1200m:1.5秒差)と凡走したものの、それ以後は前走キーンランドC2着好走も含め好走している馬。半兄ストロングリターンで安田記念好走をしているGⅠ馬がいる一族でもあるし、本馬自身も13年桜花賞2着(=阪神芝1600m:0.0秒差)のGⅠ好走歴がある馬にて、能力は高い一族。短距離戦の鮮度の高さに期待と、内枠よりも外枠での好走が多く、外差し好走を期待して評価する。
ディープインパクト産駒はサンデーサイレンス系で、広いコースで加速をつけながら全開になる末脚が武器で、スローで脚を溜めてキレキレの瞬発力を繰り出す。一瞬でトップスピードに乗れるタイプと点火に時間がかかるタイプがいて、前者は馬体重が軽い馬、後者は馬体重の重い馬が多い。それから母系がスピード型だと一瞬の反応が速く、母系がスタミナ型だとトップスピードに乗るまで時間を要する。また道中が速いペースだと脚をなし崩しに使わされて末脚が鈍るので、距離短縮の速い流れの時には過信禁物。逆に距離延長で緩い流れとなるときには狙い目。スローでしか好走歴のない馬の距離短縮時は、疑って掛かる方が良い。ゆったりローテーションに強く、間隔が詰まるのも良くない。母父Smart Strikeはミスプロ系で、ミスプロ系の中ではファピアノ系と並び底力があり、大レースに強い。中距離を基本に、マイルのスピード、2000mを超えてのスタミナも備えている。
No.〔A13〕の牝系は、米国のファミリーで、高速決着は得意だが、メリハリある流れが苦手。体力はあり、シーズンオフは得意な牝系。
△ハクサンムーン・・・アドマイヤムーン×サクラバクシンオー=フォーティナイナー×プリンスリーギフト 〔18〕
前走セントウルS2着(=阪神芝1200m:0.2秒差)。新潟芝コースは(1-0-0-1)、芝1200m戦は(5-3-1-6)。13年スプリンターズS2着馬(=中山芝1200m:0.1秒差)で、昨年のスプリント王者ロードカナロアにも肉薄した能力は評価できる馬。前年はサマースプリントシリーズを使っていたが、今年は前走セントウルS2着を叩いてと余力がある状態で臨める点はプラス要因と考える。ただスプリント路線はマイル・中距離路線以上に能力を長期維持するのが難しく、古馬になれば衰えが出てくることも考えて、「老馬の法則」を考慮した分割り引いて、連下候補と考える。
アドマイヤムーン産駒はミスプロ系で、体の柔らかい産駒が多く着実にスピードを伝えるフォーティナイナー系。2歳の短距離から走れる仕上がりの早さと、芝・ダート兼用の快速スピードを持つ。好位で折り合い、馬群の内で我慢もでき、ギアチェンジの速さや競馬上手の賢さが目につく。インを通れる脚を持ち、芝の1枠の成績が良く、内枠の好走が多い。母父サクラバクシンオーはプリンスリーギフト系で、テンのダッシュ力に優れ、スピードという意味合いではピカイチの種牡馬。休み明けから好走可能で、使い詰めるとパフォーマンスが低下する鮮度重視の特性がある。持ち時計には限界があり、各馬の能力を示す指標にもなる。中4週~8週のローテーションが良く、それより短くても長くても成績が落ちる。レース間隔1~2ヶ月がホットスポット。
No.〔18〕の牝系は、活躍馬はナリタトップロードなどがいるがやや衰退気味の牝系。スタミナはあるが、融通の利くタイプは少なく、底力は少ない。分枝記号なしは、産駒ごとに得手不得手ははっきりしているものの、平均的に能力を発揮し、やや晩成傾向。 10/05 11:48
軍神マルス
予想歴16年 回収率137% | 過去のレースからラップ・血統・ステップなどの傾向を考えて、好走しそうな馬を狙い撃つ!! 総拍手獲得数:3788 | |
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