桜花賞週の阪神馬場はかなり特異なものでした。馬場の内がスタミナを奪われる状況なので、基本外が良いという馬場です。桜花賞の入り5Fは59.1と、3歳牝馬のマイル戦にしては少し速いかな、というペースでした。このペースで内を通った先行馬は、直線の長い外回りということもあって総崩れになってしまったのです。結果的に上位入選の馬は、後方をゆったりと追走して外を回したトップスピードタイプの馬でした。
一方で同日に行われた忘れな草賞は話が違います。上位入選の馬はブロードストリート以外は内を通って、かつ中団より前にいた馬たちでした。これはペースがそれほど速くなく中盤ラップが中だるみしたことと、直線の短い内回りだということが影響したものでした。馬場の内がスタミナを取られるといっても、ペースがそれほど速くない内回りでは外を回すロスの方が大きいため先行できるスタミナのある馬が有利な展で、勝ったデリキットピースは先行したホワイトマズル産駒、人気薄で4着に入ったナリタシリカは先行したコマンダーインチーフ産駒とスタミナ血統です。
スイートピーSはラスト3Fの競馬で、トップスピードのある馬が上位に入ったレース、フローラSは雨上がりで時計の掛かった馬場状態での内伸び。ペースが緩んだこともあり、サンデー系統のお得意なレースでした。


◎ルージュバンブー
この馬はトップスピードのない馬なのでスイートピーSと桜花賞の結果は負けて当然のレースながら、大きくは負けていません。雨は1日中続く予報なので、上がり35秒後半から36秒ぐらいのレースになることを想定すると一番ピッタリ合う条件です。スタミナを要求されるレースを得意とする馬で、直線の長い府中の重い馬場は願ってもない好条件でしょう。
05/24 11:07

カガミノセカイ 予想歴5年 回収率105％	総拍手獲得数：78 過去のベスト予想 　菊花賞2008 ◎メイショウクオリア○フローテーション 11拍手