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バタバタしていてすみません、とりあえず秋華賞の予想から始めます。ひとまず馬場は超高速状態を継続。土曜を見ても異常ともいえるラップが出ていた感じだし、まあ先週通り、昨年通りといったところか。昨年は58秒でも59で後半まとめてきたような馬場なら58.5なら平均程度だろう。それぐらいの馬場で57秒前半の時計は覚悟しておきたい。絶対的な基礎スピードの質が要求されるだろうと。
展開はレッツゴードンキがまずハナを切る。ここで考えるべきはノットフォーマルはかなり押していってハナを取り切るのか、ドンキに合わせる競馬になるのか。適性的には飛ばしてギャンブル競馬に徹するのも良いがそれよりは溜めて後半にペースアップする方が合っている馬でこの辺りの選択はカギ。それともう一点シングウィズジョイの動き。ノーザンや社台の有力馬は軒並み追込み馬になり、ドンキが明らかに厄介な存在。ローズS同様ペースを引き上げてくるのか、それともシングにオーバーペースにならない程度にスローで良いと判断するのか。いずれにせよこの2頭の動きが全体を決めると言っても過言ではなく、今の超高速馬場で内田や黛がペースを上げきれるのかどうかという点も含めてみても、個人的には懐疑的で恐らく意識的には早い流れを作ろうとしたところでせいぜい58秒半ば~59秒ぐらいだと思う。60秒ペースにまでなるようなことはないと思うが、ひとまず平均ペースである程度流れているという実感がありながら上がり切らずに仕掛けを前が待てる展開になると想定。L3最速戦、コーナーで前が引き離すぐらいはあるかもしれないが、それでも中盤に息が入って前掛かりにはならないだろうとみている。想定としてはドスローは完全に除外した。仮に岩田が楽にペースを落としすぎて向こう正面での捲りが敢行されたらお手上げの予想となっている。
◎ホワイトエレガンスは今回かなり攻めた結果の本命。まあ正直言って今回本命は複数頭で悩んだ。少なくとも重い印の3頭は全部本命にしてやろうかと一応考えたが、そこから絞っていきながら結果としてこの印になったかな。このレースのポイントはまず超高速馬場であると。その点で高速馬場でのスピード勝負、そこから動いていく競馬にある程度対応できる馬がほしかったという点でホワイトエレガンスは2走前の内容が非常に良い。1000万下戦でペース的には平均的に映るがこれは単騎逃げ馬がいてのモノ。11.9 - 11.9 - 11.9 - 11.6 - 12.0のラップ推移で逃げ馬もラップを落とさない中で離れた2列目の外から動いていってL2の4角あたりで2列目を出し抜いて逃げ馬を捕えてそのまま一気に突き放す。L1は流石にちょっと甘くなったもののかなり強い競馬だった。この馬は3歳春から要所で一瞬だけいい脚を使ってきてというパターンが多かったが、どうも時計のかかる馬場でとなるとそれが一瞬しか使えない要因になっていたのかなというのと、マイルは基礎スピード的にちょっと短い感じはあった。それが札幌の1800でゆったり運んで良さが出てきていて、函館2000の500万下戦ではややハイぐらいを追走してやっとこさという感じ。明らかにパフォーマンス的にも序盤溜めつつ後半のトップスピードを持続させることができた札幌戦は上げてきていると。そして前走の紫苑Sでもペースは60.6-59.6とややスローを2列目の外で追走、3~4角でも待ちながら出口で仕掛けて一気にグンと反応する。ただここで一足しか使えずにL1ではクインズミラーグロに差し込まれたという形。12.3 - 12.2 - 11.7 - 11.5 - 11.9というラップ推移でトップスピード面に入れきれない展開、馬場でもあった。札幌戦もラップで見れば速いラップを踏んでいないがL1のラップは自身のもの、上がり3Fから逆算すればL3-2は22.2で平均11.1、トップスピードには乗せているし時計が出やすい軽い馬場である程度の位置からトップスピードに入れる競馬が嵌っている感じはある。それならば今の超高速京都の2000m戦、楽についていける基礎スピードの幅を持ち前がある程度やりあう中を離れた2列目で窺いながら内のスペースを確保できれば一番怖いのはこれだと思っていたし、今回の上位陣の評価を冷静に見た時にこの馬に本命を打っても良いなと。まさか12番人気とも思わなかったが、札幌戦、紫苑Sを総合的に判断すれば超高速京都の2000なら爆発しても良いと思う。クロフネの仔も一流の芝馬は大体高速馬場の方が得意だからね。一発期待したい。
〇レッツゴードンキはちょっとここにきて嫌な雰囲気だなというのが頭をよぎって本命にはしにくかった。まずここまで条件が揃ってきてしまったとなると、現在の差のない3番人気が示すように他の騎手も確実に意識はしてくる。まあそれでも超高速京都だと絶対的なスピードがモノを言うのでそこまでペースを引き上げたりとかってのも楽じゃないとは思うんだが、それでも後ろばかりをマークしているわけにもいかないぐらい良い条件が揃いすぎたかなという感じはある。それと追い切りはやっぱりちょっと引っかかった。気持ちで走る馬が促されて何とかってのは個人的には良くないパターンだと思っていて、ここはやっぱり狙いにくかった。とはいえ桜花賞は超ドスローだったと言っても12.9 - 12.5 - 11.3 - 10.7 - 11.5と3F勝負で最速地点で出し抜く切れ味とL1で寄せ付けないTS持続力は本物だったわけで、ローズSにしたってそこそこパワー型の馬場になっていた中で46.7-46.8と全体のペースが平均的でも11.6 - 11.7 - 11.9 - 11.2 - 11.5 - 12.2とかなり淀みなく進んでL3最速、L1は12秒台でズブズブのバテ差しだったわけだからこの馬自身はラストは13秒に近い。阪神外でタフな競馬、突かれる競馬ではエイシンヒカリでもチャレンジCでつぶれているように、かなり厳しくなる。この4着は正直かなり評価していてローズSと秋華賞の関係性からも前でこれだけ粘れたなら本番はこちらの方が有利だとは感じている。んだけど、前述のとおり今回は信頼しきるにはちょっと怖い面もあった。社台勢のシングがゴリゴリに競って潰してくる可能性も無きにしも非ず、状態も自信はない。その点も含めて馬券的には対抗とした。ただ、気持ちの上では頑張ってもらいたい。
▲クインズミラーグロ
単穴は後述するトーセンビクトリーと悩んだがこの馬にした。まあ正直前走の内容は良いにしても個人的には2着馬の方を評価していたのでこの舞台では連下までかなと思っていたんだが枠が良い。ひとまず前走は60.6-59.6でややスロー、12.8 - 12.3 - 12.2 - 11.7 - 11.5 - 11.9と2段階加速という競馬の中で中団馬群の中目から楽に反応しながら出口で外に出して行って直線序盤進路確保。そこから一気に2列目まで並びかけてきてL1で突き抜ける競馬になった。まあポテンシャル戦に近い形にはなっているのだが、それでも速い地点でスッと動けたというのは高いレベルにあったといえる。この馬は内から我慢しながらある程度の流れから直線でスッと加速できるギアチェンジに秀でていて、器用さがある。そのうえで3走前でも新潟のマイル戦である程度好位を確保しながら直線でしっかりと反応して伸びて来ているように基礎スピードの幅を見せてきた感はある。3歳時は使える脚が短かった感じもあるが距離を延ばしていくことで前にポジションを取れるようになったし、前走の様にある程度溜めたことで後半ある程度長く脚を持続させてきた。器用さがある馬なので内枠を引いたのは物凄くいいし、しかも内の隊列を見てもこれといって速い馬がいないわけなので、この馬としてはある程度無理なく3列目~中団ぐらいは確保できる。3~4角でロスなく立ち回って直線でというのが秋華賞での好走パターンなわけだし、それをやり切れる器用さ、前走で見せたポテンシャル面は評価したい。トップスピード持続力は新潟2走からイマイチな感じはあるのでそこがカギだが、それでもこの枠なら非常に面白い馬だと言って良い。
完全予想はこちら↓ 10/18 10:35
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