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日経新春杯の予想の前に、まず馬場から入るが土曜はひとまず高速馬場でいいと思う。古馬1000万下の花見小路特別はちょっと時計的に物足りなかったがレベルの問題だろうし、白梅賞で33秒台の時計、L1を落としていないというところからも普通に高速馬場とみてよさそう。最終も時計は遅いが中弛みの2F戦。ネオの仔がやたら来ていた印象なので字面よりは幾らか力は要るかもしれんが時計自体は出易い。
展開だがまあ見事に嫌らしい枠の並びになったなあという感じ。サトノノブレスが外枠に入ったがメイショウウズシオがその外に入ってしまったのでウズシオが逃げるのを見ながらの先行争いになる。サトノが武豊でどこまでポジションを取っていくのかは読みにくいところだし、ウズシオがそこまで飛ばす逃げを討つとも考えにくいので恐らく外からゆったりと内に切り込んでいく形だろう。内からはアドマイヤフライト辺りが行くかなという感じで先行争いは正直ちょっと読みにくい。かなりスローになる可能性が高くて62-59ぐらいのイメージは欲しいかな。
◎アドマイヤフライトはここで狙うしかないかなあという感じ。この時期の時計が出易い京都2400の適性が高い印象だし、何よりも瞬時に動けるタイプなのと前半スローならTS持続力も高いレベルで見せているという点が大きい。2013年のオリオンSでは阪神芝外2400m戦で超スローから11.9 - 12.5 - 11.8 - 11.1 - 11.3 - 12.5とロンスパ的な感じでL3最速のTS持続特化。ここでL3の最速地点で先頭列の2頭をの外から2列目で進めて直線序盤でしっかりと抜け出す脚を見せ、L1までプロモントーリオを寄せ付けなかった。過去2度の日経新春杯も好走しているがどちらもペースがそこまで速くない中で上手く好位で脚を溜めながら要所でしっかりと動くという競馬で結果を出した。昨年は12.6 - 12.7 - 12.3 - 11.6 - 11.3 - 11.5と中弛みからのL2最速戦で2列目ポケットで我慢しながら4角出口で仕掛けつつ直線序盤前のスペースをしっかりと取り切って先頭に立っていて、L1でアドマイヤデウス、フーラには交わされたが3着確保。前半が明確にスローの方がいいという点ではマンハッタンカフェの仔っぽい感じだし、丹頂Sは時計のかかる札幌でも最序盤スローからの12.4 - 11.9 - 12.1 - 12.3 - 11.6 - 12.2とロンスパ気味のL2最速戦で好位列から3~4角上手く立ち回ったとはいえヒラボクディープとともにL2で先頭に立てている。ドスローならある程度持続力にも反映できるタイプだし今回はもろに最内の前目ポケットを狙える状況。信頼できないとすれば今の岩田ぐらいだが、総合力タイプとの相性はいい騎手。岩田の不調も手伝ってかなり人気を落としているし、今回のメンバー構成でドスローなら違うはず。休み明けも昨年も同じく休み明けでやれているし、今回はよりスローに振れそうなので楽しみ。
〇レーヴミストラルは不本意だけど対抗に上げざるを得ない条件が揃ってしまったかなと。前半の基礎スピードに難のある馬だが今回の枠の並びだとメイショウウズシオが外から内に切り込む形だとペースが上がる可能性はかなり低くなったと思うし、対抗しそうな逃げ馬もいないわけなので外から内にという中で早い段階で最内につけられそう。コスモロビンよりは前に行けると思うので、アドマイヤフライト、▲馬を見ながらの中団を労せず確保できる可能性が高い。それにトップスピード戦ではアル共で見せたようにトップスピードの質、持続力ともに一定レベルの高さでは見せているわけで、ドスローの特化戦になるのであればやはり軽視はできない。このレースは例年ある程度の流れにはなりやすいというのもあったのでなかなか狙いにくかったんだが、この枠の並びを考えるとやはり素直に対抗として狙うべきかなと。要所でもある程度動ける馬、金鯱賞でも加速の地点では脚を使ってL1で甘くなった。まあこれは前半のペースの問題もあったし、この距離でゆったり61秒半ば~62秒半ばペースなら前々楽だと思うし。
▲シャドウダンサー
普通にこのメンバーでスローの京都なら通用していいと思う。各馬それぞれ不安がある中で、この馬だけは京都の外回りドスローで強い競馬ができていて重賞でも通用するめどは立てている。比叡Sではハイレベル戦で後に京都記念でラブリーデイとのマッチレースで僅差の2着、キズナを撃破したスズカデヴィアスが相手。ドスローから12.6 - 12.7 - 11.8 - 11.1 - 11.1 - 11.5とトップスピード戦だしL3の段階で速いラップを踏んでいる中で2列目ポケットで上手く競馬しスズカデヴィアスの直後から直線序盤でしっかりと進路を取ってここでは差を詰めてきた。L1では逆に若干甘くなってスズカには見劣ったがそれでもトップスピードの質という観点ではこちらも互角以上だったし、京都だとこの切れ味を上手く引き出してきている感覚。ポジションを取れる馬だしこれも内枠なのでアドマイヤフライトの前にスッと入れるようだと怖さがある。血統的にもギアチェンジに弱い馬で京都や中山の様にコーナーでじわっと動きつつトップスピードに乗せていく競馬が合っている感じ。ここ2走はギアチェンジを伴うトップスピード戦でもあったので多少不安もなくはないが、得意の高速京都でこの枠なら積極的に狙いたいというところ。
完全予想はこちら↓ 01/17 13:50
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