レースレベル４･･･大阪杯レベルの馬が集まったと思っていただけに、58kgの斤量不利なはずのサトノアラジンの連対が決まった事で「大阪杯並みには届いてない」と言えるので４と評価。

狙い馬＝サトノアラジン
池江厩舎で川田騎乗だった事からも凱旋門賞お疲れ様もあって好走自体は何ら不思議ではなかったが、斤量的に明らかな不利があっただけに川田の技量でミルコに肉薄したのは馬が成長した証拠。
これで秋天に行くと思うが、このレースから勝ち負けが最も期待できるのは同馬になると見て次走狙い馬に指名する。

狙い馬＝リアルスティール
藤沢和雄厩舎のソウルスターリングが強い競馬を見せられなかった事で展開が向いた事もあるが、同馬にミルコが乗ってきた事からもこの結果は能力的にもある意味妥当と言える。
ただし、サトノアラジンが同馬に優る好内容だったので次点の狙い馬とする。

危険馬＝ソウルスターリング
逃げる形になったのが不利に働いたのは否めないが、53kgの斤量で敢えて控えたダイワキャグニーに競り落とされいるようでは期待されたほどの能力はないと評価せざるを得ない。
思えば、ローズＳでオークス好走のモズカッチャンが凡走していた事からももっと疑っても良かったと反省させられる結果で、おまけに鞍上がルメールでこの様ではとても次走で巻き返しを期待する事はできない。
こんな事だから桜花賞も取り損ねるのだと大いに納得した。
また、藤沢和雄厩舎の代表馬はレイデオロと言う事なのが今回の結果でよく分かった。
本当に強かったら北村宏司騎乗のダイワキャグニーに競り落とされるなどあってはならない事だから！

＝マカヒキ
ダービージョッキーにさせて貰った川田が乗ってくるのならまだしも、いくら内田博幸が上手い騎手でもテン乗りで久々の中距離戦では凱旋門賞でサトノダイヤモンドの大敗から推しても主役じゃない今回は凡走しても仕方ない。
ここを叩いた次以降で巻き返しを期待する。

＝ダイワキャグニー
健闘の４着ではあるが、私的には「もっとしっかり乗っていれば３着もあっただろう」と思った。
好走するには前に行く事と予想していたのでその点は良かったが、おそらく北村宏司自身が一番驚いたのがソウルスターリングが先手を取りに来た事で、結果ソウルスターリングが全く伸びなかったため並走していた鞍上は迷いながら追い出すハメになった事で最後の最後にグレーターロンドンに捕まってしまった。
この前の第10レースでボンクラ出遅れをしていた北村宏司だけに、予想外の展開になっても本質の低レベルが出て入賞を取り損ねたと私は思っている。
なお馬に関しては、東京コースが向いてる事をここでも示してくれたので現状左回りならもっと活躍できると思う。

＝アストラエンブレム
戸崎の見事な出遅れでスタートで終わってしまった。
ただでさえ勝ち切れない馬がこの様では好走などできる訳がない。
馬のレベルもここでは低かった事もあるが、このレースにおける最大の敗因は戸崎の凡ミスもあるので、次のＧ２以下での巻き返しを期待する。

＝グレーターロンドン
展開が向いて最後の最後に３着になれたが、サトノアラジンとの斤量差を考えるとＧ１戦で勝ち負けできる馬とは思えない。
田辺の騎乗レベルが北村宏司とどっこいどっこいだったのもあるが、今回はお間抜け藤沢和雄厩舎とその関係騎手の不手際が幸いした好走と言えるので今のままでは大きな期待は懸けられない。

＝ヤングマンパワー
今回のレースで一番の大健闘が同馬。
鞍上が石橋脩なのに掲示板に乗っただけでも異常中の異常。
この騎手のマグレはこれが精一杯で、次はもっとマシな鞍上にするのが利口だろう。

＝ワンアンドオンリー
橋口元調教師をダービートレーナーにするために作られた史上最弱のダービー馬など一日も早く乗馬にしてやるのが温情。
福永と角居師はこんな馬こそ早く行き先を決めてやればいいのに！

＝ウインブライト
員数合わせの馬に、石橋脩と同期の期待外れの松岡騎乗ではハナっから凡走して当然。
このメンバーに大した成果もない馬が加わっていること自体がレースの価値を下げるという良い見本である。

レース前は疑似Ｇ１レースかと思ったが、ルメールの惨敗、戸崎のお粗末、北村宏司の中途半端さの目立つ騎手不手際レースであるのが本当に残念である。

10/08 18:00　回顧アクセス：3975