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★傾向分析★
2014年 タイム 2’12”3 (良) 1FAve=12.03 3FAve=36.08
テン35.4-中盤62.8(3F換算37.68)-上がり34.1 『加速・中弛み』
1着ラキシス・・・ディープインパクト×Storm Cat=ディープインパクト×ストームバード 〔16-h〕 7-7
2着ヌーヴォレコルト・・・ハーツクライ×スピニングワールド=サンデーサイレンス×ヌレイエフ 〔3-d〕 4-3
3着ディアデラマドレ・・・キングカメハメハ×サンデーサイレンス=キングマンボ×サンデーサイレンス 〔2-u〕 12-12
2015年 タイム 2’14”9 (稍重) 1FAve=12.26 3FAve=36.79
テン36.1-中盤62.5(3F換算37.50)-上がり36.3 『中弛み』
1着マリアライト・・・ディープインパクト×キングカメハメハ=ディープインパクト×キングマンボ 〔16-a〕 6-6
2着ヌーヴォレコルト・・・ハーツクライ×スピニングワールド=サンデーサイレンス×ヌレイエフ 〔3-d〕 14-12
3着タッチングスピーチ・・・ディープインパクト×Sadler's Wells=ディープインパクト×サドラーズウェルズ 〔9-b〕 12-12
2016年 タイム 2’12”9 (良) 1FAve=12.08 3FAve=36.25
テン36.5-中盤62.3(3F換算37.38)-上がり34.1 『加速・中弛み』
1着クイーンズリング・・・マンハッタンカフェ×Anabaa=サンデーサイレンス×ダンチヒ 〔10-d〕 9-7
2着シングウィズジョイ・・・マンハッタンカフェ×シンボリクリスエス=サンデーサイレンス×ロベルト 〔3-d〕 3-3
3着ミッキークイーン・・ディープインパクト×Gold Away=ディープインパクト×ヌレイエフ 〔2-s〕 6-5
2017年 タイム 2’14”3 (良) 1FAve=12.21 3FAve=36.63
テン36.5-中盤63.4(3F換算38.04)-上がり34.4 『加速・中弛み』
1着モズカッチャン・・・ハービンジャー×キングカメハメハ=ダンチヒ×キングマンボ 〔10-a〕 4-4
2着クロコスミア・・・ステイゴールド×ボストンハーバー=サンデーサイレンス×ボールドルーラー 〔14-c〕 2-2
3着ミッキークイーン・・・ディープインパクト×Gold Away=ディープインパクト×ヌレイエフ 〔2-s〕 10-11
2018年 タイム 2’13”1 (良) 1FAve=12.10 3FAve=36.30
テン36.4-中盤62.0(3F換算37.20)-上がり34.7 『加速・中弛み』
1着リスグラシュー・・・ハーツクライ×American Post=サンデーサイレンス×レイズアネイティヴ 〔1-l〕 10-9
2着クロコスミア・・・ステイゴールド×ボストンハーバー=サンデーサイレンス×ボールドルーラー 〔14-c〕 1-1
3着モズカッチャン・・・ハービンジャー×キングカメハメハ=ダンチヒ×キングマンボ 〔10-a〕 5-5
まず流れが『前傾』になろうとも『加速』や『中弛み』となっても、血統の傾向は欧州型のスタミナ型の持続血統(=ノーザンダンサー系やロベルト系)がよく好走している点。ダンシングブレーヴ系(=リファール系)、ニジンスキー系、ダンチヒ系の父系を持つ馬が好走していることから、スタミナ型が有利な流れがあると考えます。
サンデーサイレンス系の好走も多いですが、母父はトニービン、ヌレイエフ、ロベルト、サドラーズウェルズなど欧州型のスタミナ血統の血を持つ馬でした。
またどちらかというと桜花賞に必要なスピードではなく、オークスに必要なスタミナが適性に向くと考えます。
00年以降の好走馬は桜花賞好走馬もいますが、オークスを好走した馬がエリザベス女王杯では多いと感じます(=01年1着トゥザヴィクトリー・2着ローズバド、02年3着レディパステル、03年2着スティルインラブ、05年1着→06年2着→07年3着スイープトウショウ、06年1着→07年2着フサイチパンドラ、06年3着ディアデラノビア、06年1着降着→08年2着カワカミプリンセス、08年3着ベッラレイア、09年3着ブエナビスタ、10年3着→11年3着アパパネ、12年2着ヴィルシーナ、13年1着メイショウマンボ、14年2着→15年2着ヌーヴォレコルト、16年3着→17年3着ミッキークイーン、17年1着→18年3着モズカッチャンなど)。このことからもスタミナ適性が必要といえると思います。
牝系の傾向は、No.〔1〕〔3〕〔4〕〔8〕の牝系が好走馬多し。
ステップからの傾向は、秋華賞組と府中牝馬S組に好走馬が多いです。
秋華賞組からは、秋華賞とオークスのどちらも好走しているタイプがよく好走(=ローズバド、アドマイヤグルーヴ、スティルインラブ、フサイチパンドラ、カワカミプリンセス、ブエナビスタ、アパパネ、ホエールキャプチャ、ヴィルシーナ、メイショウマンボ、ヌーヴォレコルト、モズカッチャンなど)。
府中牝馬Sは3着内好走馬。1800mの非根幹距離という点でエリザベス女王杯の2200mにつながる流れがあると考えます。そこで好走できるということは調子が良いということと思うので。
また好走馬は翌年も好走が多く、適性重視のレースと思います。
98年→99年連覇メジロドーベル、99年→00年連続2着フサイチエアデール、03年→04年連覇→05年3着アドマイヤグルーヴ、04年→05年連続2着オースミハルカ、05年1着→06年2着→07年3着スイープトウショウ、06年1着→07年2着フサイチパンドラ、06年1着降着→08年2着カワカミプリンセス、10年→11年連覇スノーフェアリー、10年→11年連続3着アパパネ、13年2着→14年1着ラキシス、14年2着→15年2着ヌーヴォレコルト、16年3着→17年3着ミッキークイーン、17年1着→18年3着モズカッチャン、17年2着→18年2着クロコスミアなど。
牝馬限定GⅠでトップクラスの馬の力関係が変わらないという点とコース適性という点から、翌年も好走する原因ではと考えます。
ですが、やっぱり老馬の法則に通じるものがあり、3歳で好走した馬は4歳でも好走できる(=成長から考えても充実期と思うので)けど、4歳以降で好走した馬は血統から考えて高齢でも力が落ちないタイプ(=オースミハルカの父はカーリアン系で高齢でも侮れない)でないと5歳以降での好走は難しいのではと考えます(=アドマイヤグルーヴ、スイープトウショウはパフォーマンス落ちたので)。
★予想★
エリザベス女王杯のポイントは、
①流れは様々だが、好走する馬はスタミナを活かした競馬が得意なタイプが多い。基本は先行馬、差し・追込は割引が必要。
②欧州型血統のスタミナがポイント。ノーザンダンサー系(=ニジンスキー系、サドラーズウェルズ系、リファール系など)が好走しやすい。
③No.〔1〕〔4〕〔8〕〔9〕〔16〕が好走の多い牝系。
④3歳馬は、オークスと秋華賞をどちらも好走したような馬が適性高く、軸には向いていて好走が多い。古馬との初対戦の鮮度も活かせるため、該当馬は迷わず軸にすべし。
⑤府中牝馬S組は、好走馬が好走しやすい(=0.5秒差以内なら好走可能)。上位好走馬は素直に評価すべし。
⑥「老馬の法則」は活きやすい。前年好走馬は着順を下げやすいが、リピーターに注目(=前年度好走馬がいないときには4・5着馬にも注意)。3歳時に好走した馬なら、前年よりも着順を上げる可能性あり。
◎クロノジェネシス・・・バゴ×クロフネ=レッドゴッド×ヴァイスリージェント 〔20-a〕
前走秋華賞1着(=京都芝2000m)。京都芝コースは(1-0-0-0)、芝2200m戦は初。19年桜花賞3着・オークス3着・秋華賞1着と牝馬クラシック好走馬で、前走秋華賞1着は休み明けでの好走で、余力も十分な上、成長力証明した内容。好走必至と考えて堅軸と評価する。
バゴ産駒はレッドゴッド系で、凱旋門賞好走を好走した欧州スタミナ型の芝向き中長距離血統。同系にスウェイン産駒がいるが、スウェインほど重厚ではない様子。ただこの系統は、総じてスローの上がり勝負よりも、平均して脚を使うような厳しい流れでこそ持ち味が活きる。距離延長で中長距離の大レースに強い特性もある。未勝利戦勝ちに手間取るも、勝ち上がり格上挑戦で通じるような相手強化は望むところ。また勝ち鞍が多いのは芝1800mとD1400m。クロフネ産駒はヴァイスリージェント系で、鮮度と勢いが好走に非常に重要なポイントとなる。芝もダートも走れる兼用型だが、同系のフレンチデピュティと比べるとややパワー型で、持久力も豊富。勢いがある時には連勝も多く、上昇馬はクラスの壁を突き抜けて短期間にまとめて稼ぐ特性を持つ。“ダートから芝に転じて急上昇”や“詰めの甘かったマイラーが地力先行勝負で本格化”という成長パターンを示す。充実期は連勝が多く、積極的に狙える。重不良の成績も抜群で、“雨のダートのクロフネ”には要注意。
No.〔20〕の牝系は、2歳戦から走れて仕上がりは早いが、古馬になりもう一皮向ける成長力を有す牝系。人気では詰めが甘く、脇役にての好走が多い牝系でもある。小回りコースは得意だが底力はなく、近年は苦戦傾向にある。分枝記号aは、気性的に素直なタイプが多く、また父親よりもスケールが小さくなる傾向。
◯ラッキーライラック・・・オルフェーヴル×Flower Alley=サンデーサイレンス×フォーティナイナー 〔6-a〕
前走府中牝馬S3着(=東京芝1800m:0.3秒差)。京都芝コースは(0-0-0-1)、芝2200m戦は初。18年桜花賞2着(=阪神芝1600m:0.3秒差)、オークス3着(=東京芝2400m:0.6秒差)とクラシック好走歴がある馬。府中牝馬Sからのステップ馬は、好走馬は4コーナー5番手以内にて好走していた馬は信頼性が高く、本馬はこの傾向に合致している馬にて、好走に期待出来ると考えて評価する。
オルフェーヴル産駒はサンデーサイレンス系で、ステイゴールド産駒よりもより長めの中長距離向きで、やや奥手な印象。なのでまだ特徴が少ないので、ステイゴールドの特性を参考に、ステイゴールドは母父ディクタスの特性がでていて、サンデーサイレンスというよりはサッカーボーイに近い特徴があり、夏~秋にかけてよく軌道に乗ることが多い。ディクタスのスタミナ型の特性とまた強敵相手に食い下がる勝負根性は、ステイゴールド産駒の持ち味。1戦燃焼型のタイプも多く、惨敗後から涼しく巻き返す能力も高い。断然人気よりも穴で狙いたいタイプで、人気馬よりもその人気馬をマークする立場の方が好走しやすい。母父Flower Alleyはフォーティナイナー系で、詳細は不明。父Distorted Humorの特徴は、短距離をスピードに任せて飛ばし、ダートの1000~1200mで勝ち鞍を重ね、若い時期なら芝もこなせる。仕上がりも早く、中距離をこなせるかは折り合い次第。根っからのハイリスク血統なので、それを確かめてから買うぐらいの慎重さは欲しい。
No.〔6〕の牝系は、直線の長いコース向きで、ハイペースの消耗戦に強い牝系。厳冬期や真夏などシーズンオフに強い特性をもつ。成長能力は早い時期から走るのだが、詰め甘にて人気を背負うと脆い傾向がある。3歳クラシックでは脇役の方が良い仕事をし、古馬になり本格化する。分枝記号aは、気性的には素直な産駒が多いが父親よりはスケールが小さくなる傾向。
▲ラヴズオンリーユー・・・ディープインパクト×Storm Cat=ディープインパクト×ストームバード 〔20〕
前走オークス1着(=東京芝2400m)。京都芝コースは(2-0-0-0)、芝2200m戦は初。今回オークス以来の休み明けとなる点はやや割引が必要と思うが、秋華賞好走馬が春の牝馬クラシック上位好走馬だった点から、オークス1着好走は能力的にも通用すると考えて、好走に期待して評価する。
ディープインパクト産駒はサンデーサイレンス系で、広いコースで加速をつけながら全開になる末脚が武器で、スローで脚を溜めてキレキレの瞬発力を繰り出す。一瞬でトップスピードに乗れるタイプと点火に時間がかかるタイプがいて、前者は馬体重が軽い馬、後者は馬体重の重い馬が多い。それから母系がスピード型だと一瞬の反応が速く、母系がスタミナ型だとトップスピードに乗るまで時間を要する。また道中が速いペースだと脚をなし崩しに使わされて末脚が鈍るので、距離短縮の速い流れの時には過信禁物。逆に距離延長で緩い流れとなるときには狙い目。スローでしか好走歴のない馬の距離短縮時は、疑って掛かる方が良い。ゆったりローテーションに強く、間隔が詰まるのも良くない。母父Storm Catはストームバード系で、斬れよりも全体のスピードに優れ、ハイペースに強いが、揉まれる競馬は苦手。大一番よりも前哨戦が向くタイプ。またストームバード系の特性として、勝負強さや底力には欠ける点と勢いがなくなるとスランプに陥る点には注意が必要。
No.〔20〕の牝系は、2歳戦から走れて仕上がりは早いが、古馬になりもう一皮向ける成長力を有す牝系。人気では詰めが甘く、脇役にての好走が多い牝系でもある。小回りコースは得意だが底力はなく、近年は苦戦傾向にある。分枝記号なしは、産駒ごとに得手不得手ははっきりしているものの、平均的に能力を発揮し、やや晩成傾向。
△センテリュオ・・・ディープインパクト×エンドスウィープ=ディープインパクト×フォーティナイナー 〔9-a〕
前走新潟記念7着(=新潟芝2000m:0.7秒差)。京都芝コースは(1-2-0-0)、芝2200m戦は(1-2-0-0)。重賞好走実績はない馬だが、京都芝コースと芝2200mの好走実績が良い馬にて、鮮度に高さに期待して評価する。
ディープインパクト産駒はサンデーサイレンス系で、広いコースで加速をつけながら全開になる末脚が武器で、スローで脚を溜めてキレキレの瞬発力を繰り出す。一瞬でトップスピードに乗れるタイプと点火に時間がかかるタイプがいて、前者は馬体重が軽い馬、後者は馬体重の重い馬が多い。それから母系がスピード型だと一瞬の反応が速く、母系がスタミナ型だとトップスピードに乗るまで時間を要する。また道中が速いペースだと脚をなし崩しに使わされて末脚が鈍るので、距離短縮の速い流れの時には過信禁物。逆に距離延長で緩い流れとなるときには狙い目。スローでしか好走歴のない馬の距離短縮時は、疑って掛かる方が良い。ゆったりローテーションに強く、間隔が詰まるのも良くない。母父エンドスウィープはフォーティナイナー系で、芝向きのマイル~中距離型で厳しい持続型の流れで強さを発揮する。溜めが利いたときの差し脚は一級品。使い込んで上昇するタイプではなく、休み明けから数戦が狙い目。
No.〔9〕の牝系は、早い時期から好走できるが本格化前までは詰め甘なところがある牝系。小回りコースは鬼門だが、広いコースは好走が多い。人気よりもやや人気が落ちて伏兵の立場のときの方が好走しやすい特性もある。分枝記号aは、気性的には素直な産駒が多いが父親よりはスケールが小さくなる傾向。 11/10 08:53
軍神マルス
予想歴21年 回収率137% | 過去のレースからラップ・血統・ステップなどの傾向を考えて、好走しそうな馬を狙い撃つ!! 総拍手獲得数:3788 | |
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