毎日王冠2010予想

のび犬
10期 予想歴7年

◎ネヴァブション
  3着/9人気

○スマイルジャック4着/3人
▲ショウワモダン9着/2人


【傾向分析】
・性齢
5-4-0-31の5歳が中心。次いで4歳。複勝率では4~7歳以上は20%台でほぼ互角。3歳は0-0-0-7で不振だが、全て4番人気以下の馬だった。牝馬は0-3-0-3で、連対したのは1番人気だったウオッカと2番人気だったダンスインザムード。どちらもGⅠ馬だった。

・斤量
58㎏が7-1-1-18で好成績。59㎏0-0-2-2と連対出来ていない。

・枠番・馬番
特に偏りは無い。大外でもOK。

・脚質・上り
先行、差し馬が中心。逃げ馬は0-3-1-7と勝利こそ無いが連対率、複勝率はトップ。上り最速の馬は4-1-0-5で連対率50%と好成績で、上りの速い馬ほど好走率が高い。前走の脚質、上りに偏りは無い。

・血統
ヘイロー系、グレイソヴリン系、ニジンスキー系が好成績。母父ノーザンテーストも好成績。

・間隔
休み明けの馬が好成績。半年以上の休み明けは0-0-0-4と不振だが、全て二桁人気の馬だった。

・前走
前走GⅠ組が6-5-2-26と好成績。前走重賞以外のレースを使って馬券に絡んだのは07のチョウサン(1600万下1着)だけ。

①宝塚記念(4-0-2-11)
4、5着の馬、1.0差以内の馬の好走率が高いが、6着以下の馬、1.0差以上離された馬の巻き返しもある。巻き返した馬はGⅠ馬ダイワメジャー、GⅡ勝ち馬バランスオブゲーム、GⅢ勝ち馬でこのレースで6着(0.5差)だったアドマイヤフジ。このレースで先行した馬が3勝しており注目。

②安田記念(2-4-0-10)
このレースの勝ち馬は0-2-0-0だが、2着2回は1番人気だったウオッカ。6~9着に負けた馬の巻き返しが目立つ。二桁着順の馬は好走できていない。1.0差以上離されて好走したのはウオッカにちぎられたスーパーホーネットだけ。差し、追込の競馬をしていた馬が好成績。

③札幌記念(0-2-0-6)
好走したのは3着以内かつ0.5差以内の馬。

④オールカマー(0-0-2-7)
3着に来たのは0.9差以内かつ上り3位以内の馬。

【展開】
瞬発力勝負になることが多いが、平均~持久力勝負の年も。今年は少頭数で逃げ馬はシルポート1頭だけ。速いペースにはなりそうもないが、シルポートは平均ペースで逃げる馬で極端な瞬発力勝負にもならないと考える。平均よりもやや遅いペースを予想する。

【馬場】
瞬発力勝負になりやすい。逃げ、先行馬が有利だが、瞬発力に欠ける馬では厳しい。多頭数では大外は不利だが、少頭数なら枠の有利不利は無い。アグネスタキオン、ダンスインザダーク、スペシャルウィーク、マンハッタンカフェらサンデー系が好成績。10/9は雨が降り、馬場状態は良→稍重。内外の有利不利は無く、差しが効く馬場だった。明日も雨が降り続く予報で、馬場は更に悪化するかも。

【各馬の評価】
①ネヴァブション
好走率の高い宝塚記念5着馬(0.5差)。中山巧者だが、東京でもOPを勝っており全くダメというわけではない。稍重はこなせるし、時計のかかる馬場になるのは相対的にプラス。

②ペルーサ
不振の3歳馬だが3番人気以内になった馬はいなかった。33秒台の脚があり、持久力勝負もこなす。東京で3勝。稍重でも勝っている。適性はある。

③エイシンアポロン
人気の無い3歳馬は買いづらい。距離、コースはOK。道悪は得意。

④アリゼオ
人気の無い3歳馬は買いづらい。距離、コースはOK。重馬場で新馬戦を勝っている。

⑤ショウワモダン
59㎏は連対できていないが、同じ条件のメイSで59㎏を背負ってシルポートらに完勝している。休み明けは苦にしない。道悪も得意。

⑥マイネルスターリー
札幌記念で6着(0.7差)では買いづらい。東京2000でトウショウシロッコ、キャプテンベガらに勝利しており、適性はある。

⑦シルポート
オールカマーで惨敗していては買いづらい。東京1800は3戦3連対と得意にしているが、同じ条件のメイSで59㎏のショウワモダンに完敗している。道悪はOK。

⑧トウショウウェイヴ
重賞ではダメダメ。OPでも同じ条件のメイSでショウワモダン、シルポートに負けている。

⑨スマイルジャック
古馬になってからはマイルで活躍。1800はベストではない。道悪はOK。

⑩アドマイヤメジャー
勝利は全て直線の短いコース。しかし、直線の長いコースがダメというわけではなく、経験が無いだけ。左回りは中京でこなしているし、コースとの相性が良いタキオン産駒。実は直線の長いコースの方が得意な可能性も。稍重はこなせるが重は苦手か。

【結論】
◎ネヴァブション
○スマイルジャック
▲ショウワモダン

 大原Sのリルダヴァルの勝ちっぷりを見ると3歳はとても恐いんですが、3歳馬が苦戦しているデータと、道悪なら古馬の経験が活きると考えて今回は軽視します。
 
 本命は7歳馬ネヴァブション。今年初戦のAJCCを勝ち、日経賞、香港、宝塚とハイレベルなレースで善戦しており、今が全盛期と言っても過言ではないかと。もちろんベストは中山ですが東京でも2勝していますし、距離短縮と高速馬場に対する不安を雨が洗い流してくれました。相手弱化にもかかわらず前日9番人気という低評価。ここはベテランの意地を見せて欲しいですね。

 対抗はスマイルジャック。安田記念で差して3着(0.1差)に好走。古馬になってからはマイルで活躍していますが、もともとは1800の重賞を勝ち、ダービーでも2着になった馬。距離はこなせるでしょう。道悪でも重賞3着があり大きな減点材料にはなりません。東京では勝利こそ無いものの複勝率は5割ですし、休み明けも0-0-3-2と3着には来ています。大きな強調材料は無いのですが、大きな減点材料も無い馬ですね。

 単穴はショウワモダン。この春一気に本格化して3連勝で安田記念を制しました。メイS、安田記念と高速馬場で結果を出しましたが、もともとは道悪で好走するイメージが強かった馬で、むしろプラスでしょう。ただ、59㎏は連対できていないというデータと、勢いでGⅠまで駆け上った感があるこの馬が間隔を開けてどんな競馬をするのかという点で不安があり、3番手評価としました。

馬券はワイドのBOXで。


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