エリザベス女王杯2010予想
名将か赤羽か…いやいやいや

敏腕フリーター
09期 予想歴11年

◎アニメイトバイオ
  15着/3人気

○アパパネ3着/1人
▲アースシンボル14着/12人
×コロンバスサークル
×プロヴィナージュ


絶対的軸馬が存在しない今年のエリザベス。
ポイントとなるのは3歳勢と古馬との比較ではなかろうか。
よく「3歳は通用するのか?」みたいな言われ方をするが、どの紙面でもこういう表現をするから偏った概念が生まれるのである。
むしろ今年は「古馬は3歳に通用するのか?」「3歳勢を負かすのはどの古馬か?」が正しいのではないだろうか。

では近走を分析し能力比較しよう。

◆府中牝馬S組各馬◆
セラフィックロンプ ×
前走は超のつくスローな展開。それを3番手で楽に追走できた展開利によるものなので、着順だけを鵜呑みしてはいけない。

リトルアマポーラ △
前走は復調をほんの少しだけ匂わせる脚だったが、見せ場という見せ場は作れなかった。スローな展開で差し込んできたところは今回エリザベスに限っては評価すべき点であるので、押さえ評価まで。
シングライクバード ×
凡走、見せ場無し。まだGⅠで戦える力は無いはずである。

サンレイジャスパー ×
まだまだ力不足。好走は難しい。

ブライティアパルス ×
同じく力不足。去年の様なつまらない展開にでもならない限り上位には残れないかと。

府中牝馬ステークスは例年以上にレベルの低いメンバーだった事は間違いない。

◆京都大賞典組◆
メイショウベルーガ ○
前走はハイペースな展開に助けられた事は確かだが、負かした相手は休養明けとは言えど一流牡馬と位置づけられるオウケンブルースリである事も事実。今回も決して遅い流れにはなりそうもないので、展開に嫌われて大敗という可能性は低いはずである。混合戦でもGⅡ以上で常に上位争いができているので牝馬限定ならば好走は必至か。3~4角からまくる競馬になりやすい京都2200では追い込みだけの脚質はロスも多くリスクも高いので○まで。

プロヴィナージュ ×
スローな展開を好走してきたプロヴィナージュも前走はベルーガに完敗。今回も無駄に引っ張りそうなプリキュアがいるのでスローは考えにくい。厳しい。

◆秋華賞組◆
アパパネ ○
今年の3歳は牡馬牝馬共にレベルが高いのは誰もが知るところで、条件戦や重賞において3歳が出走すれば上位を占める事も多く、3歳ワンツーもつい数週間前に見たばかり。そのエリート世代を4冠した事はこの馬の力を証明するに十分すぎる。ただしかし前走初めて馬場の悪い状態で走ったわけだが、走りを見ているとその馬場悪化がプラスに働いていた様に感じた。やはりオークス時にも感じた様に、2000mまでがベスト。それ以上は距離が伸びるほどパフォーマンスを落しそうである。

アニメイトバイオ ◎
京成杯で牡馬相手に見せたあの脚が本物であった事を証明したアニメイトバイオ。自身のブログでもこの馬の素質は2歳時から常に高く評価していました。何度も言っていたように、後藤騎手の騎乗がドはまりしているのも好走要因の一つ。ローズSでは直線入り口で不利があったにも関わらず完勝。秋華賞でもあの馬場状態で後ろから差してくるには相当のパワーが必要だし、コース取りも決してスムーズとは言えなかった。あと200m長ければ、もしくは位置がもう少し前なら、ローズSの再現となったはず。脚も長く使え、京都外回りではそれが一番の武器になる。

サンテミリオン ▲
なんだかな…怖いなぁ…。秋華賞をまともに走ってくれれば取り捨ては簡単だったものの、前走は休養明けで大きく出遅れ。しかし18着っていうのはどうなのかと思ってしまうのもあり…。巻き返しがありそう…オークス馬である事に変わりは無い。前走は藤岡の騎乗ミスと捕らえれば、デムーロに乗り変わる今回は人気を落としても注意は必要。距離延長もプラス。

ヒカルアマランサス ×
ブエナビスタに僅差の2着を演じた事もあるが、前々走のマーメイドでブライティアパルスに0.5も離されている様ではGⅠでは難しい。内田騎手がサヨナラしたのも仕方ない。外国人騎手になってもそれは変わらない。根性のある馬でハイペースにも対応できるが、2200mでこのメンバーでは根性だけじゃ通用するのは難しい。

◆海外組・別路線◆
アースシンボル ▲
休養を挟んでからの2走の内容が良い。どちらもスローな展開を追い込む内容で、レインボーSは0.1差の3着だがもう少しペースが速ければ勝っていた。上位7頭はアースシンボリを除いて全て前を走っていた馬である事から逃げ先行有利であった事は明らか。前走オクトーバーSの勝利は軽ハンデでの快勝であったが、上記のレインボーSでは55kgを背負って以上の内容なら、オクトーバーでの勝因は斤量だけではない。テイエムプリキュアが引っ張りそうなエリザベスでは展開が向きそうなので注意したい。

テイエムプリキュア ×
得意の京都でまたしても一発を狙っている様だが、今年も馬鹿の大逃げが通用するかと言えばそうではないだろう。近走もまったくの見せ場無しでひどすぎるので、ここではいらない。

スノーフェアリー ?△
レースを見る限りではあまり強い印象は受けないのと、同コースでの他レースと比較してもタイムは遅い。日本の高速芝への適正が走ってみないとわからないが、力そのものはそう強いものではないと感じた。今秋のスプリンターズSを制したウルトラ君とヘタこいたもう一頭は短距離馬に多い※後肢パワー型の馬。長年見ていると、海外組はこのタイプが一番日本の芝に即時に適応できる傾向にありそう。スノーちゃんは分かりづらかったが、おそらく※前肢スライド型。広いコース向きだが、日本の芝にすぐ対応するのは難しそう。連下候補止まりか。

※―後肢パワー型
 後肢のパワーが強く、主に後肢で蹴り出す力で加速するタイプ。坂道が得意。追込馬に多い。ウオッカなど。
※―前肢スライド型
 前肢のパワーが強く、スライドするように・体が伸びるように加速するタイプ。逃げ馬に多い。前肢をピンと伸ばして走るので分かりやすい。リーチザクラウンなど。
…他にも重い馬場やダートに強い前肢パワー型や回転型などなど。走法ってかな~り重要。

コロンバスサークル ×
条件戦のレインボーSでは、スローの展開を3番手という楽な位置から抜け出す内容で、着順ほどの価値はない。他の緩み無いレースでは近走では全てで凡走しているのでここでも厳しい。

レジネッタ ×△
今年のエリザベスは直線で後ろからわ~っと押し寄せる絵が思い浮かぶだけに、展開がハマった時のこの馬は少し注意が必要かと思われる。近走の重賞ではそこそこ上位に食い込んでいるところを見ると、展開次第で馬券になってしまう可能性も十分ありえる。トールポピーと並ぶGⅠ馬らしくないGⅠ馬とされ、屈辱の日々からの復活にほんの少し期待したい。

ムードインディゴ ×
展開が向いても、今季乗れてる川田でも無理でしょう。大きく負けすぎてます。

アーヴェイ ?
正直わかりません。こんなに書いてますが、海外馬が出走するレースは基本買わないんです(笑)ただ、もし海外馬を買うのであれば、馬券妙味という意味でこちらを買うと思います。情報が少なすぎるので、調教の様子を見て決める以外ないでしょうね。他頭数でのレース経験が無いのでコケる可能性の方が高いと思いますがどうでしょうかね。

まぁ…大荒れは無いでしょうw


tipmonaとは?

最新記事一覧

次の予想をみる >