10期 予想歴7年
◎ナカヤマフェスタ
14着/2人気
○ブエナビスタ2着/1人
▲ジャガーメイル4着/7人
×ヴィクトワールピサ
×オウケンブルースリ
◎ナカヤマフェスタ
◯ブエナビスタ
△ジャガーメイル
△ペルーサ
△エイシンフラッシュ
△ローズキングダム
毎年このレースを予想するときに最初に考えることは「強い4歳牡馬はいるのか」ということ。もしいれば、その馬を本命にします。いなければ4歳牝馬や3歳、5歳から能力、適性を判断して本命を決めます。
JCはハイレベルなメンバーがフェアなコースで戦うGⅠの中のGⅠです。そして、基本的に牡馬のほうが牝馬よりも能力が高いことが多く、競走馬の多くは4歳秋にピークを迎えます。JCは強い馬が勝つGⅠで、強い馬は4歳牡馬であることが多い……つまり、JCは4歳牡馬が勝つべきレースなのです。
「なんて乱暴な予想なんだ!」と思われるかも知れませんが、このスタンスで予想してから、このレースは割と得意にしています。スクリーンヒーローが勝って荒れた08年のJCも、この考え方で予想して的中させました。
で、今年はどうか?
文句なしに強いと言える4歳牡馬がいます。それが本命、ナカヤマフェスタです。
宝塚記念でブエナビスタを破り、凱旋門賞で大接戦の末の2着、世界トップレベルの能力を持っていることは間違いありません。東京2400もメトロポリタンSで圧勝しており不安はありません。遠征帰りで状態面の不安はゼロではないですが、調教ではかなりの好時計を出しているようですし、極端に状態が落ち込んでいるということもないでしょう。最も勝利に近い馬だと思います。
対抗はブエナビスタ。この馬に印を打つたびに毎回書いていますが、どんな条件でも一生懸命走ってきっちり結果を出してくれるとても強い牝馬です。
ただ、ブエナのような優等生な牝馬はJCを勝ち切るのは難しいような気がするのです。2着の最有力候補だとは思っていますし、大崩れはないと思いますが、勝ち切るイメージは浮かびません。
去年、牝馬ながらにしてJCを勝ったウオッカは、桜花賞で負けてダービーを勝ったり、ヴィクトリアマイルで負けて安田記念で勝ったりする、優等生には程遠い馬でした。牝馬がJCを勝つにはウオッカのような不安定だけど爆発力のある型破りな馬でないと難しいと思うのです。ウオッカはJCを勝つ以前に牝馬という括りから外れていたようにも思えます。
ブエナよりウオッカのほうが強いとか、そういうことを言っているのではありません。ただ、ブエナには「JCを勝ち切る爆発力」はあまり感じず、「JCでも惨敗しない安定感」を感じる、ウオッカとは違うタイプの馬だと考えます。ナカヤマが勝たなくても、何かに負けてしまう……そんな予感がするのです。
上記二頭を軸に三連複を買います。相手は三歳馬。
ただ、ヴィクトワールピサは消します。春のクラシックを賑わせたネオユニヴァース産駒は一度勢いを失うと復活までに時間がかかる(あるいは復活しない)という仮説が消しの理由です。
古馬では今年初めてGⅠを勝って充実しているジャガーメイルは買いますが、オウケンブルースリは去年が充実の4歳秋で、あれ以上の上積みはないと判断して消します。また、ジャガーメイルは母父サンデーで、オウケンよりもこのレースと相性が良いと思います。
外国馬は全切りで。日本馬は素晴らしいメンバーが揃ったので、実績不足の外国馬には水を差して欲しくないです。隠れた素質馬がいて、日本の馬場で才能を開花させる可能性もあるのでしょうが、それを見抜く力は私にはありません。来たらごめんなさいのスタンスで。
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