08期 予想歴12年
◎スリーオリオン
9着/3人気
○バトルバニヤン5着/7人
▲トゥザグローリー1着/1人
今年は中京競馬場改修のため、小倉芝2000mで行われる中京新聞杯。過去のレースの傾向が使えないため、小倉芝2000mの傾向から狙いたいと思います。
★小倉芝2000mの傾向★
・コーナー4つを回るコース。小倉芝1800mよりスタートから最初のコーナーまでが長いだけで、基本的には小倉芝1800mと傾向は似ている。
・血統の傾向は、ダンスインザダーク、アドマイヤベガ、ステイゴールドなどスタミナ型サンデーサイレンス系の好走が多い。しかし、重賞やオープン戦になるとアドマイヤベガ、オペラハウス、スペシャルウィーク、ホワイトマズル、ジャングルポケットなど、長距離で活躍する産駒がいるスタミナ型血統の活躍が増える。
・同コースの夏の重賞の小倉記念では、父系や母父がグレイソヴリン系の活躍が目立ち、コース適性は高い。
・枠の有利・不利は連対率でみるとあまり偏りはないが、1枠は勝ちきれずに2着になることが多く、8枠は1着が多くアタマで狙える傾向がある。
★予想★
◎スリーオリオン・・・オペラハウス×ミシル=サドラーズウェルズ×ミスプロ 〔2-f〕
前走アルゼンチン共和国杯4着(=東京芝2500m:0.6秒差)。前走のアルゼンチン共和国杯上位馬は、2着ジャミール・3着コスモヘレノスが次走ステイヤーズSでも1・2着に好走し、レベルの高さを証明。僅差4着の本馬も重賞好走は可能と考えて評価する。
オペラハウス産駒はサドラーズウェルズ系で、、スタミナ豊富なステイヤー血統。瞬発力が売りではないためスローの芝2400mよりもハイペースの芝2000mの方が持ち味を活かせる。勝ち鞍が多いのは芝2000mだが、これは瞬発力勝負よりもスタミナ勝負に持ち込みやすい流れが多いため。上がりが35秒台以上かかるなら間に合うが、34秒台になると掲示板止まりのタイプも多く、上がりに限界があるタイプも多いが、本馬は上がり33秒台も繰り出せて大物の予感。底力の要る息の入らない展開やタフな馬場ほど好走確率があがる。本コースはスタミナ型血統が好走しやすいコースで、適性は合うと考えて期待する。母父ミシルはミスプロ系で、ジリ脚の持久力血統で、力任せに走れる短距離かスタミナを活かせる中距離が向く。使われながら力をつける晩成型。
No.〔2〕の牝系は、2歳戦から走れる仕上がりの早さと古馬での成長能力を有した牝系。直線の長いコースでの末脚勝負にも強い牝系。分枝記号fは、休み明けを苦にしない反面、叩いて一変も少ない。近走好走なら調子は良いと考える。
○バトルバニヤン・・・ジャングルポケット×Crafty Prospector=グレイソヴリン×ミスプロ 〔9-a〕
前走ポートアイランドS8着(=阪神芝2000m:1.2秒差)。小倉芝コースは7戦(3-3-0-1)と好相性の小倉巧者で、10年小倉記念2着馬と重賞好走歴もある。
ジャングルポケット産駒はグレイソヴリン系で、小回りコースが得意なタイプと広いコースで末脚を繰り出すタイプとがいる。本馬は小倉芝コースを特に得意としていて、本質は小回りの持続型向きと考える。緩い流れで瞬発力勝負より、持続した流れでスタミナを活かす方が強さを発揮しやすいと考えて期待する。母父Crafty Prospectorはミスプロ系で、基本はマイル血統だが外れが少なく、どの産駒もコンスタントに走りGⅢまでならクラスの壁を感じさせずに人気で好走することも多い。仕上がりは早く2歳時から走る。
No.〔9〕の牝系は、早い時期から好走できるが本格化前までは詰め甘なところがある牝系。本来は小回りコースは鬼門。分枝記号aは、気性的に素直なタイプが多く好走可能と考える。また父親よりもスケールが小さくなる傾向。
▲トゥザグローリー・・・キングカメハメハ×サンデーサイレンス=ミスプロ×サンデーサイレンス 〔9-f〕
前走マイルCS7着(=京都芝1600m:0.5秒差)。前走マイルCSではマイルの忙しい競馬に対応し切れなかったが、それでも古馬相手に僅差好走していて重賞級の力は秘めていると考える。
キングカメハメハ産駒はミスプロ系だが、凱旋門賞での好走も多いキングマンボ系で欧州型の要素を兼ね備えている。格の高いレースでの究極のスピード競馬になると本領を発揮し、厳しい展開ほど持ち前の底力を活かす。ダンシングブレーヴ系に近い特性と考える。母父サンデーサイレンスは、前走の勢いをそのまま活かして好走することの多い特性がある。瞬発力を武器に上がり特化のレースで強く、勢いのあるときには重賞挑戦はプラス要因。前走0.5秒差好走ならギリギリだが、勢いはあると考え期待する。
No.〔9〕の牝系は、早い時期から好走できるが本格化前までは詰め甘なところがある牝系。小回りコースは鬼門。分枝記号fは、休養明けは苦にしない反面叩いて一変が少ないタイプ。前走0.5秒差なら、調子は良いと考え期待する。
△ナムラクレセント・・・ヤマニンセラフィム×サクラショウリ=サンデーサイレンス×マイバブー 〔16-a〕
前走福島記念7着(=福島芝2000m:0.4秒差)。小倉芝コースは3戦(3-0-0-0)と好相性で、コース巧者。
ヤマニンセラフィム産駒はサンデーサイレンス系で、地味目のスタミナ型サンデーサイレンス系。ローカルコースの小回りもこなし、時計のかかる馬場もこなす。母父サクラショウリはマイバブー系で、中距離~長距離で活躍馬を出したスタミナ型。
No.〔16〕の牝系は、叩き良化型のステイヤー特性がある牝系。休み明けはやや割引だが、能力で好走するようなら次走は状態が大幅に上がると考えられ、本馬は今回が叩き3走目で走り頃と考える。分枝記号aは、気性的に素直なタイプが多く、また父親よりもスケールが小さくなる傾向。
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