有馬記念2010予想
池添&池江寿の結果次第

クライスト教授
10期 予想歴31年

◎ブエナビスタ
  2着/1人気

○ドリームジャーニー13着/4人
▲ヴィクトワールピサ1着/2人
×トーセンジョーダン
×ジャミール


「◎」はブエナビスタの巻き返し!
今回の巻き返しは昨年2着の巻き返しであって、決してジャパンカップの復讐戦ではない。
なぜなら、ジャパンカップを同馬が完勝したことは裁定委員以外の全競馬ファンが認識しているからだ。
昨年の鞍上が横山典だったが、彼よりスミヨン騎手の方が全ての騎乗技術において上回っている以上、昨年負けた着差を倍にして返されるのだけは間違いないだろう。
もちろん変なレースにならなければの話だが・・・

「○」に抜擢は昨年の覇者ドリームジャーニー!
休養明けが問題とされるだろうが、今年に関しては他の馬たちが休みなく使われてきたことよりも却って間が空いたことが幸いすると思えてならない。
昨年もジャパンカップをパスして臨んだ結果が1着だったように、同馬に関しては休養明けの方がしっかり走れる可能性が高い。(馬格がないおかげ…)
しかし、今年のブエナビスタの鞍上がスミヨン騎手であることを考えると、いくら何でも池添くんで連覇ができるとはとても思えない。
したがって、今年は最大の2着候補として対抗とした。

「▲」にはコース実績一番の3才馬としてヴィクトワールピサ!
同馬の単穴扱いは「大いに2着目まで有り得る単穴候補」であり、ブエナビスタに勝てないまでもドリームジャーニーには先着する可能性はあるかもしれない。何しろ、今回の3才メンバーで一番悪癖のない馬・素直な馬だといえるからだ。(素直だから岩田騎手で皐月賞を完勝できたのだと推測…もちろん鞍上強化でもあったが!)
ただし、これは私の観点ながら、ダービー時の伸び脚やジャパンカップでローズキングダムに捕まった時の脚を思うと、同馬は本質中距離型の馬ではないかと思うのだ。そのため3番手扱いとした訳。
しかしながら、デムーロ騎手の手綱次第では池添くんなど上手くあしらってしまうかもしれないので充分2着目の注意を払う必要はあるだろう。

「消し=X」はトーセンジョーダンとジャミール!
トーセンジョーダンは言うまでもなくジョッキーに問題があるから。何より、掲示板ならまだしもこの騎手が馬券になるようならドリームジャーニーの池添くんの連覇があっても不思議でなくなってしまう。同厩舎2頭出しなのだから!
それに、この馬に連対させることは馬に恵まれた特別な者だけが優遇されることを周知するようなものであり、それこそ競馬学校の先輩騎手たちは大恥でしかないからだ!
同厩舎のドリームジャーニーが惨敗するようなら恵まれ掲示板もあるだろうが、そんな冗談はアルゼンチン共和国杯のテン乗り勝たせだけでたくさんである。

またジャミールも同様である。少なくとも前走まで騎乗したジョッキーより上手いなどと思う人は誰もいないだろう。何より、同馬がここで3着にでも来てしまうと「やっぱりこの騎手は恵まれすぎ」というのをトーセンジョーダン以上に周知させてしまうことになる。
それはさすがにマズいだろうと考えるとさすがにこの2頭だけは死んでも買えないと思って「消し」とした。


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有馬記念2010回顧
拓かれた競馬と遠い格差

クライスト教授
10期 予想歴31年

次走狙い:ペルーサ
次走狙い:ルーラーシップ
次走危険:ヴィクトワールピサ
次走危険:ブエナビスタ


今さらレースの内容に触れる必要はないだろう。
ヴィクトワールピサ・ブエナビスタの1・2着から分かるように回避したローズキングダム(武豊)がいたら間違いなく好走できたと思われる今年の有馬記念だった。
つまり、ジャパンカップの着順がそのまま反映された珍しい有馬記念だったということだ。

しかしながら、1~3着まで外国人ジョッキーで、日本人最先着が大ベテランの安藤勝己騎手・・・これで分かるように、如何に競馬学校卒のジョッキーがアマちゃんであるかを証明しているだろう。

たしかに今回来日していたジョッキーは全員一流ジョッキーではある。
各国を代表する本物のアスリートなど普通は1国に1人、競馬大国で数人しかいないのはよ~く分かっている。だが、3着にトゥザグローリーを持って来れるジョッキーが果たして競馬学校出でいただろうか?・・・おそらく武豊でもムリだったろう!(徒党でも組まない限りは……)

※今年はナカヤマフェスタが凱旋門賞を2着したが、所詮は馬と調教師と厩務員の方たちが優れていただけで、ジョッキーの貢献度など格言「馬7・人3」にも遠く及んでない。「馬7・貢献2.5・騎手0.5」が実相だろう。
その証拠に、ケガなく年間乗り続けた凱旋門賞2着・牝馬3冠ジョッキーが結局リーディングを獲れないなんてそんな馬鹿な話が成立しているのだから。おまけにリーディング1・2ジョッキーがともにケガで1開催欠場していたにも関わらずなのに!

★今の日本の競馬はたしかに世界に開かれ始めた。
しかし、残念なことに元地方ジョッキー3人(勝たねば生活できない必死さを身に付けた者)が何とか対抗していこうと気張っているだけで、残る競馬学校卒ジョッキーはあまりに情けなさ過ぎである。

競馬が団体競技ではない以上、昔の厩舎育成の方が間違いなく個々のジョッキーの育成に関してはシビアな分優秀なジョッキーが生まれていたといえる。
そんな程度でしかない育成機関の存在を改める意識と育成過程の改革こそがこれから本当に世界で通用するジョッキーを生み出す骨子ではないかと思えてならない・・・

【武豊は秀才であっても天才ではない】
今後の競馬学校の生徒達は、本気で一流になりたければもっと高いレベルのジョッキーを真似て欲しい。


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