天皇賞(春)2011予想
100%になったトグロを倒す方法を考える

春日部
08期 予想歴15年

◎ローズキングダム
  11着/2人気

○ペルーサ8着/4人
▲エイシンフラッシュ2着/3人
×トゥザグローリー


春一番が~掃除したてのサッシの窓に~ホコリの渦を踊らせてます♪
個人的にキャンディーズの歌の中で一番好きなのは『微笑がえし』だ。
有名なのは『春一番』や『年下の男の子』かも知れないが
それらのシングルの歌詞が部分部分に織り交ざり
突然の解散発表後に出たこの集大成ともいえるラストシングルが
わりと現在ではあまり知られていないのがとても残念だ。
「普通の女の子に戻りたい」と人気絶頂期に解散したキャンディーズ。
「普通の血統でも走らない」と廃れた頃に解散となったメジロ牧場。
同じ春一番でどうしてここまで差がついたのか。

絶対の強さは、時に人を退屈させる―――――
JRAのCMがその答えを示していた。
マック、ライアン、パーマー。
91年天皇賞春は思えばメジロ軍団3頭出し。
同世代から抜けた春一番を飾り、年下の男の子・帝王にも勝った"マック"。
夏が来たら微笑がえしで宝塚を制した"ライアン"。
メジロのエースが出てこなければグランプリ連覇を決める"パーマー"。
キャンディーズほどでは無いが、メジロ王国にもそんな絶頂期があったわけだ。
今や長距離はおろか普通の重賞でも見なくなったメジロの冠名。
だけど20世紀少年なら、天皇賞が来る度に思い出したいものである。
もうすぐ春(天皇賞)ですねぇ。ちょっと予想してみませんか。


【予想】
さて、本命馬の説明も無いままに前置きを長く書いてしまったが
3200mの長丁場なので許して欲しい。
今年の天皇賞春の1番人気はトゥザグローリー。略してトグロ。いわば戸愚呂。
今回の予想では1番人気を消すという攻めの予想をやってみたい。
まずはペルーサを軸に、昨年秋以降に目覚しい成長を遂げたトグロが
強さを100%発揮するまでの経緯を見てみる。

[青葉賞]
ペルーサ 1着 2:24.3 4馬身差勝利
戸愚呂   2着 2:25.0 「やるネェ」

[日本ダービー]
ペルーサ 6着 2:27.4 ハナ差勝利
戸愚呂   7着 2:27.4 ゴゴゴ…

[有馬記念]
ペルーサ 4着 2:32.7 3/4差敗北
戸愚呂   3着 2:32.6 ゴゴゴゴゴゴゴゴ…

[日経賞]
ペルーサ 2着 2:25.8 2.1/2差敗北
戸愚呂   1着 2:25.4 「フルパワー!100%中の100(ry」

必ず近くで見守ってきたペルーサからすれば
なんでコイツこんな強くなってるの?という感じだろう。
馬の能力から見て、確かにトグロは強い。
だがしかし、幽遊白書の戸愚呂は主人公たちに負けた。
その時、残したセリフにヒントがある。
「他の誰かのために120%の力が出せる…それがお前達の強さ…」
つまりは120%の力を出せる馬がいればトグロに勝てるという事。
120%の力を出すのに必要なのは【騎手】の力だ!!!
昔から長距離は騎手の腕と言われるし、京都芝3200mのレースは
春の天皇賞以外に無いため、経験がモノを言うはずである。

★100%になったトグロを倒す方法-騎手-★

◎ローズキングダム[武豊]
かのメジロマックイーンを含めて天皇賞春を4連覇し、
最近は土日で1勝と、震災による勝利の自粛も徹底されている天才、
武豊騎手に今回の本命を託したい。
ローズ自身もGIで連を外したのはたった1度だけ。つまりは本番に強い馬。
菊花賞を走っているので、馬も京都のコーナー2周は経験があるため扱い易く
ダービーとJCで、ともに5~6番手から2着入線を果たしたのは根性の賜物。
それが斤量減&京都の坂の無い直線となれば
名手のローズウィップを加えて120%の力を発揮するチャンスは十分ある。
メジロ王国を継ぐのは薔薇王国だと期待したい。

◯ペルーサ[横山典]
16年連続でJRAGI2着をしているスーパー2ゲッターといえばノリさんだ。
関東騎手ながら京都競馬場での手綱さばきは超一流。
菊花賞4年連続2着はもはや伝説の域である。
ペルーサ自身は、JCでブエナビスタに0.4秒差こそついたが
同じ上がりで突っ込んできた末脚は魅力的。
仮にまだブエナ>トグロだとすれば、能力でまだ逆転のチャンスがある。
思えばライアンの宝塚も京都競馬場だったなぁ。

と、本命対抗はそれぞれマックとライアンの鞍上。
90年代から今まで、この2人でGIを何度ワンツーした事だろうか。
私自身の競馬ナンデでの予想スタイルが騎手型なのだが
騎手で予想したのは、予想26回目で初である…
さて、トグロを倒す方法はもう一つある。
それは【上がり勝負】の場合だ!
トグロは先行してねじ伏せるタイプの馬だが
日本ダービー、アイルランドTのような上がり勝負の競馬で
今ひとつ良い結果を残せていない。
マイルCSの敗戦でわかるように、短い距離では100%の力を出せない!
そこで、天皇賞がスローの上がり勝負になったことを想定して
切れ味の凄まじい馬を狙う。

★100%になったトグロを倒す方法-上がり勝負-★

▲エイシンフラッシュ[ダービー1着32.7]
瞬発力勝負になったらこの馬の次に出る馬は居ないだろう。
JCでは先行して不甲斐ない結果となったが、有馬ではトグロに上がりで勝っている。
父のKing's Bestの距離適性は大外枠のコスモメドウが盾路線で証明してくれたし、
こういう切れるタイプの京都参戦は実に楽しみだ。

☆ゲシュタルト[ダービー4着33.4]
成績を見れば同世代に劣るが、一度ゲシュタルトを崩壊させて、
ダービーと京都新聞杯の走りだけ見れば、一流馬と大差ない。
負けたレースのほとんどは折り合いによるものと仮定して、
血統がマンカフェ×エンドスウィープなら、追い込みに徹して確変したりしそう。
あとはこのレースの主人公である藤岡幽助騎手の力次第ではあるが
とてつもない『微笑みの爆弾』を魅せつけて欲しい。


【買い目】
◎ローズキングダム
◯ペルーサ
▲エイシンフラッシュ
☆ゲシュタルト
消トゥザグローリー

馬連
◎―◯▲☆ 3点
◯▲ 1点
縦目を抑えた馬連4点勝負。
余裕があれば◎◯▲の三連複も買いたい。

参考レース映像
http://www.youtube.com/watch?v=wommkJBaMfU


『微笑がえし』から34年、
『微笑みの爆弾』から19年、
今は『微笑みジェノサイド』でしょうか。
メジロ牧場、お別れなんですね。


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