10期 予想歴8年
◎トーセンラー
3着/3人気
○オルフェーヴル1着/1人
▲ショウナンマイティ8着/8人
◎トーセンラー
◯オルフェーヴル
▲ショウナンマイティ
普通に考えれば前哨戦を圧勝したオルフェーヴルの三冠が濃厚でしょう。しかし、捻くれ者の私は「死角なし!」と言われると重箱の隅をつついてでも死角(っぽいもの)を探したくなってしまうのです。春二冠でオルフェーヴルに逆らって痛い目を見た記憶を振り切って、オルフェーヴルの不安要素を探してみました。
気になるのは「折り合い」と「コース適性」です。
前走は「スローを好位で折り合った」と評価されていますが、レース前半は池添騎手が手綱を必死に引いていましたし、そもそも自分から動いて好位につけたわけではないので、折り合いの不安が解消されたとは思えません。
本番では折り合いに専念して後方の位置取りになる可能性が高いと考えます。そうなれば、差して届かずの可能性が僅かながら出てきます。
コース適正に関しては、成績表をご覧の通り。京都では2戦してどちらも差し損ねています。
「あの時とは馬が違う!」と言われてしまえばそれまでですが、阪神外回りや東京のように自慢の末脚をフルに発揮できるコースと、今回の舞台が違うのは間違いないですから、シンザン記念やきさらぎ賞のように「上がり最速の脚で追い込むも2着まで」となる可能性は否定できません。
よって、私はオルフェーヴルが三冠当確だとは思っていません。
もし、三冠を達成するとしても、前哨戦ほど楽に勝てるとは思いません。
あのディープインパクトに最後の直線で立ちはだかったアドマイヤジャパンのように、能力の壁を超えて三冠を阻もうとする刺客がきっといるはずです。
本命はトーセンラー。
その刺客とやらが三冠馬の血を引く馬だったりしたら、それはそれでドラマティックだと思いませんか?(私だけ?)
もちろん、ディープの仔だからという理由だけで本命にしたわけではありません。
トーセンラーはきさらぎ賞で前述したオルフェーヴルの死角を突いて、実際に勝利しています。
そのレースぶりは「完璧に折り合って」「中盤で自分から動いてポジションを上げて」「長く脚を使って差し切る」という京都外回りへの抜群の適性を示すもの。
そして、きさらぎ賞好走馬はレーヴドリアン、アサクサキングス、ドリームパスポート、ネオユニヴァース、ナリタトップロード、スペシャルウィーク、ロイヤルタッチ、ダンスインザダークと菊花賞好走馬を多数輩出しているレースでもあります。
春の二冠は残念な結果に終わりましたが、震災の影響で調整がうまく行かなかった部分もあったのでしょう。
前走セントライト記念でもスタート直後はおっつけるくらいで、折り合いは万全。上手く立ちまわっての2着に見えますが、本来は長く脚を使いたいタイプで中山は向かなかったはず。コースが変わってパフォーマンスを上げてくる可能性は高いと思います。
最内枠も距離のロス無く走れるのでプラスでしょう。
単騎逃げ濃厚のサンビームを直線の入り口で捉えて早めに抜け出す、それこそ父ディープインパクトをひやりとさせたアドマイヤジャパンのような競馬を期待します。
対抗はオルフェーヴル。
能力では抜けた存在のように思えます。重箱の隅をつついた私の予想をあざ笑うかのような圧勝劇を披露するかも知れません。
死角を突かれたとしても、3着は外さないと思います。
単穴はショウナンマイティ。
鞍上は三冠ジョッキー武豊。こちらはオルフェーヴルよりも後ろから、一発を狙える馬です。
神戸新聞杯では超スローでも折り合いは完璧に見えました。落ち着きすぎて後方からの競馬になり、届かず5着に終わってしまいましたが……
父マンハッタンカフェなので、京都の長距離は向いていそうですし、能力的には古馬相手に1600万下を楽勝しており十分に足りると思います。
オルフェーヴルが勝ちを意識しすぎて前がかりになった時には、この馬が後方から飛んでくるのではと期待しています。
馬券はトーセンラーとショウナンマイティの単とオルフェーヴルからトーセンラー、ショウナンマイティへの馬連流しで。
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