10期 予想歴21年
◎オルフェーヴル
1着/1人気
○アーネストリー10着/5人
▲トーセンジョーダン5着/3人
最強牝馬ブエナビスタと3冠馬オルフェーヴルが最初で最後の聖戦。同じ勝負服の対決に心の底から熱くなれないが、調教師も含め、タイプの異なる2頭の対決は頂上決戦にふさわしい。
頂上決戦を制するのはオルフェーヴルだ。菊花賞は中盤も緩まないラップでそれを3、4角で楽に上がり最後は流す余裕でレコードに0.1秒差。追っていればレコードだっただろう。菊花賞の内容だけならば、ディープインパクトを超えたと言ってもいい。そのディープでさえ敗れたのが有馬。問題は体調と中山適性。体調は坂路で目安となる51秒台を連発しており、少なくとも菊花賞の状態はキープしている。中山は本格化する前に2着に敗れているが、秋になって自ら動ける自在性を身に着けたとなれば問題なし。兄ドリームジャーニー以上に器用さがある。天皇賞のような前半から厳しいペースなら戸惑う可能性もあるが、平均で流れ、後半1000mが一定のラップで続くと思われる今回なら自分の競馬ができる。3冠制覇後、陣営は来年の凱旋門賞を目標に掲げた。国内最強を強く印象付けたい。
オルフェを負かせるとしたら、前に行くタイプ。アーネストリーの天皇賞は不利な大外枠、出遅れ、予想外のハイペースで度外視。59キロでも強さが際立ったオールカマーからも中山向きなのは間違いない。常に番手で運んでいるだけに、ハナを切った際の不安はあるが、前半1000m60秒-後半1000m60秒のようなペースを刻み、タップダンスシチーと同じような戦法なら逆転まである。
全く展開のことなる天皇賞とジャパンカップで1、2着のトーセンジョーダンは完全に本格化。体質強化が大きいが、こちらも本来は平均的な流れを得意にする馬。ただ、夏の札幌から使い出して4戦目で、中間も体調キープに精一杯という印象も受けるが、それでもここに来ての成長力でカバーするか。
ブエナビスタも過去2年の有馬では、3歳時はハイペースを初体験の先行策、4歳時は後半が急激に速くなる展開を差してくる-とどんな展開にも対応できる。一瞬の切れ味はやや鈍っているとも思え、1番枠でオルフェーブルにマークされると厳しいか。
昨年よりは速い流れになりそうで、ヴィクトワールピサは同じ芸当を見せられるか。ドバイを制したマクリもスローだったからこそ。中山で一変の可能性は残しているが、復調に手間取っているように見える。
少し底力が必要な展開になって怖いのがエイシンフラッシュ。東京の2戦はダービーのイメージからすれば案外だが、大阪杯や天皇賞のように上がりがかかる展開の方が今では向いている。体調一歩の昨年の有馬でも7着なら前進があっていい。
同様にヒルノダムールにも警戒。坂上から強烈に伸びて来た皐月賞を見る限り、中山は向いている。
馬券はオルフェからの馬単たが、裏も買いたい。あとは3連単の1着固定を少々。
◎オルフェーヴル
〇アーネストリー
▲トーセンジョーダン
△ブエナビスタ
△ヴィクトワールピサ
△エイシンフラッシュ
△ヒルノダムール
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