天皇賞(秋)2008予想
早いもん勝ち

356
08期 予想歴16年

◎ダイワスカーレット
  2着/2人気

○ウオッカ1着/1人
▲タスカータソルテ17着/5人
×アサクサキングス
×ディープスカイ


もちろん行くのはダイワスカーレット。

これをマークするウォッカは、陣営・鞍上ともに、前目につける方針で一致しているようだ。

ただし、コーナーワークを利してダイワがハナを切るだろう。
ウォッカは番手。

これより後方の馬順については詳細を述べても意味がないので割愛。

これだけ強い馬が前に行き、しかも道中はガクッと落ち着くはず。おまけにきゃつらがそれなりの上がりを使うとすれば、後ろにいるお馬さんには出番はありませんね。

絵面としては、前に行ったメジロマックイーン・プレクラスニー
でそのまま入線した1991のレースのようなイメージ。

あと、妙味があるとすれば前走のインパクトの割に評価の低いタスカータソルテがゴール前で2番手を脅かすくらいか。

アサクサは馬のポテンシャル自体が低すぎる。
ディープは世代レベルを考慮して。
ドリームジャーニーは斤量・枠順・脚質・臨戦過程、何も買う要素なし。

◆関係者コメント◆

「メジャーはズルさがあってほかの馬に合わせるところがあったが、スカーレットはまじめだね。前に行って粘り切るんじゃなくて、追ってからもうひと伸びする」(安藤勝)

「古馬の一線級と走ると、後ろからでは届かないから、こういう競馬も取り入れたい。前めでタメて、はじける競馬ができれば」(角居師)


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天皇賞(秋)2008回顧
“牝馬の時代”まっただなか。

356
08期 予想歴16年

次走狙い:オースミグラスワン
次走狙い:カンパニー
次走危険:アサクサキングス


1:57.2のレコード!
14分に渡る写真判定!
ナンデのレースレベル評価が5.0!!

競馬史に残る名勝負だった。
武の嬉しそうな顔。スタンドに向かっての万歳三唱には驚いた。

ウォッカとダイワスカーレット。チューリップ賞に端を発したライバル関係が4歳秋まで続き、牝馬クラシック戦線を賑わした牝馬2頭が現役最強馬として覇を競い合う。
こういった構図はわが国の競馬史上はじめてである。

歴史にはこう刻まれるに違いない。“かつて、牝馬の時代が、あった。”と。

なんと、ともに来年も現役を続行するというではないか。
私たちは、この時代の目撃者となれたことを幸せに思わなければなるまい。

さて、レースだが、ダスカは予定通り。
ウオッカは思ったほど行かなかったが、下位に敗れた騎手たちは口を揃えて「前が止まらなかった」「あの時計じゃ…」。武の判断は正しかった。

問題の、トーセンキャプテンがダスカに絡んでいったのが角居厩舎のチームワークであるか…という点については、証拠はないが、多分シロとは言い切れないだろう。
ペリエの「ダイワについて行った分、最後で力尽きた」という他人事のようなコメントも、あまり勝つ気がなかったとしか…。

さて、そんなこんながあってのハナ差2着であるから、いちばん強い競馬をしたのはもちろんダイワスカーレット。
前半5Fの58.7も速いが、後半5Fはもっと速い58.5。全力を出し切った。
私はダイワスカーレットはあまり好きではなかったが、そのことを謝りたい。

そういえば、ウオッカとダイワスカーレット、ともに体重が前走と変わらずであった。偶然だとは思うが、さすがリーディング厩舎。馬のコンディションを調整する力の高さの一端を見た思いだ。

ディープについては、向正面で口を割っていたのが気になるところ。馬主がガツガツしてることもあり、JCに向かうようだが、むしろマイルCSのほうがいいんでないか。

次走の狙い馬だが、1・2・3着馬については現時点での評価は避けたい。狙い馬にするのもちょっと違うというか、失礼なような気もするし、激走のあまり揃って屈腱炎…なんてこともないとは言えないので…。

そんな中で、勝ち馬から0.3秒差に踏ん張り、トラックバイアスで軽視されがちな新潟大賞典がフロックでなかったことを証明?したオースミグラスワンを次回の狙い馬に。ただし、「坂で一気に失速した」(蛯名正)ことから、平坦限定で。

あとは、マイルCSでのカンパニー。これがホントに最後のチャンスだろう。

アサクサキングスは、やはり能力が下。たぶん来年はローカル重賞を走ってる気がする。

それにしても、ウオッカもダイワスカーレットも、どちらかでいいから来年の天皇賞(春)に出てほしい…。


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