12期 予想歴3年
◎アパパネ
16着/4人気
現在私が確認しているオッズでは、一番人気が単勝7倍前後である。人気を見る度にに1番人気が変動していて、まさに混戦モード。今のマイルというのは面白いもので、安田記念の前哨戦の、読売マイラーズカップ、京王杯SC、ヴィクトリアマイル、ダービー卿、さらには昨年のマイルCS、これらのすべてのレースに共通することは、単勝1番人気が4倍を超えていて、混戦モードであるという点である。それは今日の日本の競馬界のマイルのレベルが、低いと表している象徴であろう。レベルが低いマイル・・・陣営からしたら、絶対的な王者がいないならどの馬にもチャンスがあると思い、何が何でも完璧に馬を仕上げてくるだろう。
しかし、いくら前哨戦仕上げていなくて、本番で仕上げてくると言っても、前走大敗のしすぎはどうだろうか?自分の馬以外にも仕上げていない馬はたくさんいるわけで、その中で大敗はよろしくない。本番に向けて、コンディションが整っていないといえど、ある程度は走る能力がないと簡単にG1は走れない。このことはデータにもろに出ている。
過去5年で、前走10着以下での巻き返しはない。馬券に絡んだ15頭のうち、12頭が前走3着以内、3頭が10着以内という成績。
前置きはこれくらいにして本命はアパパネ。タイトルに書いた通り、今回がこのオッズで買える最後のチャンスであろう。アパパネは以前から、本番走るが前哨戦は全く走らない馬といわれている。そのことに関する異論はない。ただ勘違いしていないか?と一言申し上げたい。アパパネの今年の目標は、ヴィクトリアマイルじゃなくて、安田記念ですよ?去年はヴィクトリアマイルが本番で、安田は試しにだすだけでしたよ?ということは、今年はヴィクトリアマイルが前哨戦となるわけです。思い返してみると、ヴィクトリアマイルの時は、馬が仕上がっている声も聞きませんでした。そう考えるとヴィクトリアマイルのレースを見てみると、パトロールビデオのほうが分かりやすいですが、蛯名騎手本気出していません(笑)ダービーのフェノーメノ、そして去年のヴィクトリアマイルの時などと比べると、明らかに本気で直線勝負していない。『勝てるなら勝ちたいが、今日のアパパネ仕上がってないな、安田記念に向けて無理に追うのやめておこうと』という蛯名騎手の心の声が聞こえてくるような気がするような直線です。前哨戦の仕上げっていないヴィクトリアマイルであのレースができるなら、本番の安田記念にはもっと仕上げてくるでしょう。実際に今回のアパパネは、いまままでとは何か違うと言われています。その違いの雰囲気がプラスに出れば、今回のメンツならば圧勝も考えられる。陣営も安田記念を何が何でも取りにくるだろう、期待は大いにかけられる。
単勝アパパネ一点。
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