ジャパンカップ2008予想
GⅠ制覇最後のチャンス まだ諦めないポップロック

編集長おくりばんと
08期 予想歴18年

◎アドマイヤモナーク
  12着/16人気

○ネヴァブション7着/15人
▲メイショウサムソン6着/3人


はい。あんなに頑張って予想したポップロックがいなくなってしまって、頭がおかしくなってしまったんです。そうなんです。

でも、京都大賞典でトーホウアランより2キロ重く背負って半馬身差。しかも、開幕週で内を回った馬が得する競馬で、大外一気してきたものなので。
トーホウアラン28倍 アドマイヤモナーク90倍だったら、アドマイヤモナーク勝ってもいいのではないかと思うんですよね。あの時よりは摩擦係数の高い馬場で、アドマイヤモナークに向くと思うし。
実績的にも。天皇賞春で先着を許したメンバーを見れば、一流馬の次のポジションにいることは間違いないと思うので。展開さえ向けば可能性がない馬ではないのでは。
天皇賞春は、ポップロックと同じで、東京2000のコースではアドマイヤモナークには全く力が出せない条件だったと思うので度外視でいいと思うのです。
安藤勝己も魅力。アンカツでは古馬になってからは(5.3.2.3)。高いパフォーマンスをしたときはいつもアンカツで、手が合いまくり!


○ネヴァブション
これもアルゼンチン共和国杯ではスクリーンヒーローより4.5キロ多く背負って4.5馬身差負けなので、今回ちょうどチャラになる計算。
スクリーンヒーロー33倍 ネヴァブション90倍だったら、、、同上。
去年にはなんと中山コースでマツリダゴッホ、アドマイヤモナークも負かしているし。
最近は毎回57.5以上を背負わされていたので、久々に57という軽い斤量で出られるのもプラス。
東京コースは2500を二度走っていますが、ともに苦手な瞬発力勝負に持ち込まれてしまっているので参考外といってもいい。
横山典弘のテン乗りも、何かしてくれそうな期待が。

いずれも算数的な予想なのであれですが、馬券の買い方的には間違いではないかと。。

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◎ポップロック
ここのところの惨敗続きで人気がまったくなくなるのは当然だが、
去年のJC2着馬。ウオッカもメイショウサムソンにもペイパルブルにも先着している。
逆張りの発想で、人気がないからこそ見直したい。

今年一連の惨敗で力が衰えたのだろう、というのは誰しもが思うところで、自分も感じていたこと。
でも今回◎にしたのは、この4つの惨敗を説明できる、衰え説を打ち消すことができるのではないかと思ったからです。

1、基本的には叩き良化タイプの馬であること
ポップロックは、06年4月の500万下圧勝から4連勝し、一気にトップホースに上り詰めた馬。
それまでは500万下でも泣かず飛ばずの平凡な馬でした。
それが、叩いて叩いて鍛練されたことによって強くなった。
それからはほぼ休むことなく走り続け、破竹の快進撃といってもいい大活躍を遂げました。
これは典型的な叩き良化タイプの馬。教科書に載せたいくらいです。

なので、基本的には昨年の有馬記念のあと、ほっと一息ついて3カ月休んでしまったことで、復帰してから8か月もの間ずっと体も気持ちも緩みっぱなしだという。
もちろん仮説のレベルですが。あり得ないことではないと思います。

2、天皇賞の惨敗は理由にならないこと
先日の天皇賞で14着大敗しましたが、これは僕は当然だと思います。
もともと東京2000mはトリッキーコースで短距離馬がよくくるようなコース。
その上不利な外外を回る競馬で。時計も非常に速かった。
ポップロックには一番不利なレースで。大敗は当然。
昨年は4着好走しているじゃないか、という反論に対しては再反論があります。
去年はコスモバルクの大蛇行によりほとんど参考にならないような異常なレースだったこと。
その中で不利を全く受けずに走ってこれたポップロックは相対的に浮上しただけのレース。
やや重馬場で1:59.0で4着できる、ポップロック向きの馬場・展開でもあった。
あとペリエ鞍上というプラス要素もあった。

3、ペリエと手が合うこと
この馬のベストパフォーマンスは、06年有馬記念、07年京都記念・JCだと思っているのですが、
いずれも鞍上はペリエ。
それ以外のペリエが乗った3走も内容は悪くなく、
手が合うことは間違いないと思います。

4、阪神大賞典、天皇賞春、京都大賞典の敗因について
阪神大賞典、天皇賞春での凡走により、ポップロックは一気に信用を失いましたが、
これは自分も含め、メルボルンカップで2着しているような馬なのだから、距離は長ければ長いほうがよいはずで、
走るに違いないという先入観があったことからくる落胆だったように思います。
しかし意外なことに彼にとっては初めての条件の長距離レース。単純に苦手だったかもしれない。
これだけの一流馬にしては珍しく阪神大賞典、天皇賞春を初めて走ったので、みんなで力が衰えたものと騙されてしまっただけなのかもしれません。
京都大賞典は、もちろん休み明けだったことが大きいのだと思いますが、
いつもと違う2番手からの早めの競馬に戸惑ったかもしれない。
そして7着とはいえ0.3差なのだから、大きく悲観することではない。
あと、もしかしたら内田博之と手が合わなかったという可能性も。。

この馬が2200~2500mで残してきた実績はこの中に入っても全くヒケを取らないもの。
東京の芝の馬場は、時計は未だ速いもののだいぶ荒れてきていて、
あと2日間開催が進めばこの馬にはちょうどよい感じになりそう。
今回は展開的にはスローになりそうだが、この馬もためれば切れ味は十分。
京都大賞典でインティライミより1キロ多く背負ってクビまで迫ったときの上がりは33.6。
去年のJCも33.9で素晴らしい伸び。


http://jp.youtube.com/watch?v=OXupP9sJet4
<2007年ジャパンカップ>
(アドマイヤムーンは内がすっぽり空くウイニングチケットのような競馬だったので、
一番強かったのはこの馬ではないかと思う。)


以上、苦しいように思われるかもしれませんが、
穴馬を狙うというのはいつでもそういう苦しい中で頑張る作業だと思います。
なるべく弁護できる要素をかき集めて、自分をも説得していく作業だと思います。
頑張りました。

でもその分穴馬狙いの良いところは、、
人気がない分気楽に買えます!

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メイショウサムソンは石橋騎手に変わったことで、
かなり応援人気するのではないかと思う。
心情的には買いたいが、馬券の妙味は・・・
ということで以上に変更。

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スローペースですよねこれは。。
とりあえずコスモバルクが好きなペースを作れるのだから、もうやけのやんぱちでコスモバルク狙ってしまおうかなと思うくらいです。どうせ無視されるでしょうし。ときと場合によっては・・・ゆっくり考えます。


スローペースで直線だけの勝負なら、普通に考えればウオッカでしょうね。この馬の切れ味に勝る者はいないでしょう。
ただ、今まで何度も書いているように、自分としてはウオッカは人気のときに信頼して買うタイプの馬じゃないと思っていて。今回は断然1番人気だろうから・・。


◎メイショウサムソン
切れ味というイメージのない馬ですが、意外と瞬発力勝負にも対応できる馬だと思います。
去年のJCも33.9の脚でタイム差なしの3着。ペースが緩んだら早めに動いて帳尻を合わすこともできる、本当に崩れにくい万能タイプの馬だと思います。
今年の東京は少しずつ馬場が荒れ始めているのもメイショウサムソンにとってはいいのではないかと。
今回はウオッカが断然人気じゃないかと思っているので、あまり人気にならなそうなこの馬が馬券的にも妙味か。

○ディープスカイ
天皇賞は上位3頭の中では一番そつなく乗られていたと思うので、ここであえて狙いたくもないのですが。
東京2400で瞬発力勝負なら、この馬に向くのではないか。

▲オウケンブルースリ
この馬はどれくらい切れ味あるんでしょうか?


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ジャパンカップ2008回顧
最強の「相手なり」の謎 スクリーンヒーロー

編集長おくりばんと
08期 予想歴18年

次走危険:スクリーンヒーロー


スクリーンヒーローという馬はデビュー以来17回走って、人気を下回る着順になったことは1回しかない。
典型的な人気後行の馬ですね。複勝回収率とか、すごいことになっているんだろうなあ・・

僕は一度だけこの馬で美味しい思いをさせてもらったことがあって。ラジオNIKKEI賞で14番人気2着したときです。そのときの根拠は、


「相手なりに走る馬だから」


たったそれだけ。
JCまで勝ってしまったとなると、もしかしたらロイスアンドロイスやナイスネイチャを超える最強の相手なりホースの誕生、かもしれないと思いました。



そもそも、このレースがコスモバルクが飛ばしたり、外国馬やマツリダゴッホが早仕掛けをしたりでハイペースになっていたら、力の差がわかりやすく出ることになって、ウオッカやオウケンブルースリあたりが台頭していたんではないかと思うのですが。

こういうスローな展開になってしまえば、相手なりに走るタイプであったり、一番ロスのない競馬をした馬や、位置取りのよかった馬が来る可能性は高まって当然。今回の結果はストンと腑に落ちました。


僕はまだ、スクリーンヒーローに関しては、「相手なり」的な側面が強い馬ではないかと思っているので、今回負かした馬を次回も同じように力でねじ伏せる競馬ができるかどうかはわからないと思いますし。
ハイペースのときにどうなるかはわからないし。
そういう意味で、人気になれば馬券的妙味はなくなると見て、危険馬のほうにしました。
弱い馬だと思うとか、フロックだと思うからではありません。


それよりも、競馬によく見られる「相手なり」現象の解明に取り組みたいとの意を強くした一戦でした。


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