スプリンターズS2012予想
大荒れの予感

のび犬
10期 予想歴9年

◎マジンプロスパー
  12着/7人気

○ラッキーナイン5着/8人
▲リトルブリッジ10着/5人
△カレンチャン2着/1人


◎マジンプロスパー
◯ラッキーナイン
▲リトルブリッジ
△カレンチャン


台風17号が接近しています。10/1に関東に最接近の予定が、9/30の夕方から夜にかけてと予報が変わっています。台風のスピードが早くなっているようです。そうなれば、レース直前に一雨あってもおかしくありません。
今日の馬場は時計の出る前残り気味の馬場でしたが、雨が降るなら参考になりません。過去のデータから「雨が降ったらどうなるか?」を考えると「過去10年で不良で行われた2回はともに逃げ馬が勝っている」という結果は無視できません。
天気も馬券も大荒れの予感……


本命はマジンプロスパーにしました。
パドトロワが逃げるというのが大方の予想ですが、最内枠を引いたマジンプロスパーものんびり構えてはいられないはず。一叩きして反応も良くなっているはずで、こちらが逃げる可能性も十分にあると思います。
馬場が悪化すれば逃げ馬がより有利になるのは前述の通りですし、時計勝負にならないほうがこの馬には向くはず。馬場悪化なら外枠の人気馬を抑えての逃げ切りもあると見ました。
前走の競馬は決して悪くなかったと思うのですが、乗り替わりということは前走の競馬に納得していない人が関係者にいるということでしょうか。それがちょっと不安です。最内枠を引いてしまったからには騎手も関係者も腹を括って、積極的な競馬をして欲しいと思います。

対抗はラッキーナイン。
香港スプリントを勝っていて、そこでカレンチャンとリトルブリッジを負かしています。
この馬も高速馬場よりも時計のかかる馬場の方が向くはず。

単穴はリトルブリッジ。
目下3連勝中で、グローバル・スプリント・チャレンジのボーナスもかかった馬ですから、外国馬の中では勢い、本気度は一番でしょう。
「高速決着は不安」と書きましたが、台風が来るならそんな不安も吹っ飛びます。

押さえにカレンチャン。
重たい馬場も苦にしないでしょう。
しかし、外目の枠と前走の+22㎏はやっぱり不安。絶対の信頼は置けないと思います。


パドトロワは消し。
逃げ馬候補ですし、リピーターになる可能性もあります。
ただ、外目の枠は「逃げる」ことを考えれば決してプラスではないと思うので恐いけど消します。

ダッシャーゴーゴーやエピセアロームはポジションが後ろになりそう。切れ味を殺される馬場になれば能力全開とはいかないでしょう。

ロードカナロアは大外枠が嫌ですね。あと、この馬は時計勝負になった方が強いと思います。


馬券は1、5、7、14の馬連ボックスで。

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秋のGⅠ開幕戦!ということで、久しぶりに予想を投稿させてもらいます。


まずは過去10年のデータからこのレースの傾向を調べてみました。
特に目立ったのは以下の2点。

①リピーターが多い
過去10年でビリーヴ、デュランダル、アドマイヤマックス、キンシャサノキセキ、ビービーガルダンがリピート好走しています。
去年の好走馬カレンチャン、パドトロワ、エーシンヴァーゴウと一昨年の好走馬ダッシャーゴーゴー(2着入線も降着)、サンカルロに注目。

②前に行った馬が強い
連対馬の14/20が逃げ・先行でした。特に逃げ馬は4勝しており注目です。前走逃げた馬も好成績。
今回逃げそうなパドトロワ、マジンプロスパーに注目。

あとは4歳馬が強く、高齢馬は不振。牝馬が活躍しているイメージがありますが回収率はいまいち。
上位人気が強く、連対馬の17/20が6番人気以内。
斤量2㎏以上増は3着が1回あるだけ。逆に2㎏以上減は回収率が高く狙い目。
枠の傾向を見ると7枠が4勝。勝ち馬は全て3~7の中枠から出ています。1・2枠は勝ち馬こそ出せていませんが複回収率が高く、穴を狙うなら内枠。
血統にはこれといった傾向は見られません。サンデー孫が不振なくらいでしょうか。サンプルは少ないですがヴァイスリージェント系は2-1-0-1の好成績でクロフネ産駒は2戦2勝。
レース間隔が10週以上開いた馬で好走できたのはその年の高松宮記念で連対していた馬と外国馬と香港マイル以来だったデュランダルだけ。基本的には7週以内のローテーションが望ましいです。


次にステップレースの分析を。

最重要ステップはやはりセントウルS。ですが、敗戦からの巻き返しも多く、ここでの結果が直結しているとは言いがたいですね。
私が注目したのはセントウルSの結果ではなく「どういった競馬をしたか」です。
というのも、過去の傾向を見てみるとセントウルSで逃げて本番に望んだ馬は1-1-0-0で、セントウルSをステップにして本番で好走した馬の5/7が4コーナー2番手以内だったのです。
要するに、積極的に前に行く競馬をステップレースで試していたがどうかが、逃げ・先行馬が有利な本番での結果に結びついているのではと考えました。
今年はマジンプロスパーが逃げ、カレンチャンが2番手を追走しました。どちらも馬券には絡めませんでしたが本番での巻き返しに注目したいです。
もちろん勝ったエピセアロームや2着のロードカナロアも軽視できません。

キーンランドC組も近年好走が目立ちます。このレースは結果が本番に直結していて、ここをステップに好走した馬は全て3着以内かつ0.2差以内でした。
パドトロワとダッシャーゴーゴーに注目。

北九州記念組も好成績なのですが、これといった傾向はなく、今年は9歳馬サンダルフォンだけなので軽視します。


ここからは注目馬について個々に分析していきます。

エピセアロームはセントウルSで実績馬を相手に勝利。ただ、それは武豊騎手の完璧なエスコートがあってのもの。
1200では底を見せていませんが、レースぶりを見ると積極的にポジションを取りに行く競馬はしていません。武豊騎手のスタイルも考慮すると今回は位置取りが悪くなってしまう可能性もあるかと思います。

カレンチャンはスプリントGⅠ2連勝中。香港スプリントでも勝負所で進路を失いながらもしぶとく伸びて5着に健闘。実績では抜けた存在です。
前走は積極的に前に行って最後は失速しましたが、叩き2走目は3-0-0-0、斤量も1㎏減って巻き返しの可能性は高いと思います。
ただ、+22㎏という大幅な体重増は前走が初めてで、本当に絞れるのかという不安はゼロではありません。

ダッシャーゴーゴーはGⅠでは善戦止まりで馬券に絡めていません。
今回のメンバーは今まで勝てなかった相手に加え、エピセアロームや外国馬も加わってきます。
また、積極的に前に行く馬ではないので、他の有力馬よりも位置取りは不利になりそう。あまり積極的に買いたい馬ではありません。

パドトロワは去年の2着と同じようなローテーションでここまで来ました。今年はサマースプリントシリーズのチャンピオンになり、去年以上の結果を残して本番に望みます。
この馬の先行力はこのレースでは大きな武器になります。ただ、前走も去年のスプリンターズSも内枠を利して前に行っており、外枠に入ると自分の競馬ができない可能性も。

マジンプロスパーは前走の大敗で人気を落としそうですが、前述のとおり「積極的に前に行く競馬をステップレースで試した」この馬の巻き返しには注意が必要だと思います。そもそもこの馬は休み明けの成績はいまいちで、叩き2走目は2-0-0-0という叩き良化型です。
CBC賞は外差しが決まる条件で果敢に先行して押し切りました。高松宮記念ではカレンチャンよりも後ろの位置取りになってしまい伸び切れませんでしたが、着差は僅かでした。能力はあります。
中山は初めてですが、中京や阪神の坂を全く苦にしておらず、中山の急坂は相対的にプラスになると思います。
不安なのは1200の持ちタイムが遅いことと、叩きだったはずの前走の敗戦で浜中騎手が下ろされてしまったこと。あまり消極的なレースはしてほしくないのですが……

ロードカナロアはまだ複勝圏を外していない安定感が魅力です。近2走は勝てるレースを落としてしまいましたが、能力の高さはしっかり見せてくれました。
高速馬場も時計のかかる馬場も、ハイペースもスローペースもこなせますし、脚質も自在。
高い評価が必要だと思います。


短距離GⅠに出走してくる外国馬には常に警戒が必要だと思っています。

ラッキーナインは日本の馬場への適性は証明済み。去年の香港スプリントを制したトップスプリンターですから、高い評価が必要でしょう。

リトルブリッジは3連勝中と勢いがありますが、去年の香港スプリントではラッキーナインに完敗しています。
欧州のスプリント路線で結果を残して参戦して好走した馬にはケープオブグッドホープやテイクオーバーターゲットがいますが、どちらも時計がかかる馬場でのものでした。高速馬場には不安があります。

キャプテンオブヴィアスはいろいろ謎。日本馬にも買いたい馬は多いですし、外国馬では香港馬2頭を評価しているので、この馬まで手を広げるのは難しいですね。


台風接近による不安定な天気で馬場が読みづらく、先週の雨中の開催で馬場がどのように変化したのかも見てみないとわからないので、結論は明日の馬場状態を見てから出したいと思います。


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