大和S2009予想
馬名の意味由来「うまく逃げること」

KUROSHIMA
08期 予想歴14年

◎未定 

○イリューシブネス2着/11人


 イリューシブネスは08年に1月京都の500万下で後続に1秒差の圧勝。また、3月阪神の1000万下のでも後続を0.6秒突き放す快勝。常に堅実な結果を残すことはないが、スムーズに前々で競馬ができると前走からガラリ一変が期待できるタイプ。その後、準オープンでは良績を全く残していないが、スムーズさを欠いていたり馬自体がピークを過ぎていた印象もあり、このクラスで頭打ちと決め付けるのはまだ早い。

 一本調子の逃げ馬でもないので、揉まれなければ2、3番手の競馬も大丈夫。内枠の数頭が先行して淡々とした流れで推移しそうなので、スタートがまともなら外目の枠からスムーズに先行できる可能性も高い。昨年の勝ち鞍で見せた一連のパフォーマンスから、休み明けの分を割り引いても通用の余地はある。


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大和S2009回顧
激走の真価は

KUROSHIMA
08期 予想歴14年

次走危険:アウトクラトール


 予想で○評価としたイリューシブネスは佐藤哲三騎手の積極的な騎乗もあり、ほぼこちらが予想した通りの結果を出してくれた。走破時計は平凡で最後は勝ち馬に差されたが、これはおそらく休み明けの分もある。今回で準オープンでも通用するメドは立てたといえる。とはいえ、スタート後は道中絶えず追い通しで、一見速そうに見えた前半3Fも準オープンとしては楽な流れの35秒台、内枠の先行馬もあまり抵抗しなかったこともあり、時計面や展開に恵まれた好走という見方も否定できず、能力で圧倒したとまではさすがに言えない内容。このクラスでも通用する実力を示したとはいえ、人気に関係なくアテにならない部分があり、持ち時計も良くも悪くもまだ未知数。今回の好走もやはり過信はできない状況だ。

 ただ、この馬を今回次走危険としないのは理由がある。一つは今回の走破タイムが遅いためメンバー次第では再度人気にならず厳しいマークを受けないケースも想定されること。もう一つは、次回もうまく先手を取れればひと叩きで良化も見込める分、今回以上に好走する可能性も考えられるからだ。

 次走危険としたいのは、2番人気に支持されて6着に終わったアウトクラトール。絶好の最内枠ながら控える競馬が裏目に出たのか、直線で伸びを欠いて失速。本来はもう少し前で競馬をするタイプで、タメる競馬では単純に味が出なかっただけかもしれない。しかし、内枠を立ち回って緩い流れの展開に加え、致命的な不利も見受けられなかったのにも関わらず伸びを欠いた辺り、本当に底力があればもう少し伸びても良かったはず。このクラスでは決め手が不足している印象を強く受けた。過去の成績からも毎回着順の数字自体はそれほど悪くないのだが、これまでの時計面や相手関係を振り返っても、総じてあまり強調できない内容のレースがほとんど。

 準オープンでも大崩れはしておらず、社台ブランドなら次走も大きく人気を下げることは考えにくい。ただ、今回のレースを見る限りでは現状は人気先行が明白。次走はまず疑ってかかりたい。


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