12期 予想歴14年
◎ジェンティルドンナ
2着/1人気
○エイシンフラッシュ3着/3人
▲トウケイヘイロー10着/2人
△ダノンバラード16着/6人
天皇賞秋の過去5年の馬券対象馬からの傾向になります。
まず、必須条件ともいえるのが、2000m以上のGⅠ、GⅡでの勝利実績で、過去5年の馬券対象馬全てがこの条件に合致していた。
秋天は、毎年好メンバーが揃うGⅠなので、最低限通用するには、これくらいの実績がなければいけない。
次に、前走傾向ですが、まず最低限いえることは、前走GⅠ、GⅡからの参戦ということ。さらにそのレースにおいて連対していることも条件となりそう。実際に馬券対象馬15頭中11頭が連対していた。
前走で連対を外していた4頭（実質3頭）に共通することは、「東京芝2400mのGⅠ、GⅡ勝ち実績を持っていた」こととなる。やはり、東京芝で行われるGⅠだからこそ、東京実績がある馬は見限れないということになる。
また、連を外してたが巻き返したペルーサやエイシンフラッシュは、芝2000m戦に良績があったので、こういう得意距離になって巻き返すというのもマークが必要かも。
最後に、年齢ですが、6歳以上で馬券になったのは、09年1着のカンパニーのみ。この馬は、前走ウォッカを抑えて重賞勝ちしていた。また、過去10年でみても、6歳以上で馬券になったのはカンパニーだけということで、この馬は、高齢になってもある意味成長していた特殊な馬と言えそう。
もし、高齢馬でも重賞(特にGⅡ戦)を勝っているのであれば、見限れないが、近走不振で明らかにピークが過ぎているような馬や、順調度に欠けているようなのは消しでもいいかも。
ここまで、過去5年の馬券対象馬から出した傾向を挙げましたが、まとめますと、
『2000m以上のGⅠ、GⅡ重賞勝ちのある前走重賞2着以内の5歳以下の馬。ただし、前走で連を外していても、東京芝2400mのGⅠ、GⅡで勝利実績がある馬や、前走重賞勝ちがある6歳以上は除く。』
ということになります。
単純に、2000m以上のGⅠ、GⅡ重賞勝ちのある前走重賞2着以内の5歳以下の馬となりますと、
ヴェルデグリーン
トウケイヘイロー
ヒットザターゲット
ただし書き以下の条件も加えますと、
ジェンティルドンナ
エイシンフラッシュ
となります。
以上を踏まえた印と見解になります。
◎ジェンティルドンナ
昨年の年度代表馬だが、今年はちょっとイマイチ成績が伴ってない。
しかし、昨年圧勝したオークス、オルフェーヴルを負かしたJCなど、東京でのパフォーマンスを考えれば、間違いなくベストの舞台といえる。距離もおそらく2000mが最も力を発揮できそうな距離だと思う。
4歳牝馬は過去5年で2勝しているし、間隔が開いていても好走可能というデータがあるので、不安材料はないと思う。
○エイシンフラッシュ
秋天は、過去に好走実績のある馬が再度好走するというリピーター御用達のレースなので、前年の勝ち馬であり、なおかつ芝2000mで馬券圏外は1度だけという得意条件。年齢を重ねたとはいえ、前走GⅡ勝ちをしているので、まだまだ衰えてない印象というのもある。
ただ、過去のリピーターさん達は、総じて着順を落としているので、馬券を買うなら1着ではなく、2，3着付けでという感じとなりそう。
▲トウケイヘイロー
今年最大の上がり馬と言えるし、今回の展開のカギを握る馬。
2000ｍの重賞を逃げ切り3連勝で、メンバー的にもＧⅠ馬相手の逃げ切り有りという非常に内容が濃い勝ち方だと思う。
しかし、ぶっちゃけますと、東京2000ｍを逃げ切るというのは至難の業というか、ほぼ不可能に近いと思うので、さすがにこの馬も頭は無いと思う。
あとは、札幌記念後に疲れが出たのか、調教で時計を出し始めたのが、今月に入ってからというのが気がかり。
あと、データからわずかなところで外れたが、ぜひ買いたい馬が△ダノンバラード。
前々走宝塚記念では、先行してジェンティルドンナを抑えての2着と好走してるし、前走も先行勢には厳しい展開の中で3着と好走しており、トウケイヘイローが残りそうと考えるのであれば、この馬にも流れが向くと言える。
芝2000ｍ戦では、12戦して9回馬券になっているし、東京2000ｍで行われた皐月賞で3着と好走しているので、意外と向きそうな舞台かも。
あとは、馬場が渋るようなら、なおさら絶好の舞台となる。
あと、おまけとして過去5年で8番人気以下の好走もないので、当日の人気にも注意したいところ。
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