10期 予想歴10年
◎サダムパテック
7着/5人気
○ダイワマッジョーレ2着/3人
▲ダノンシャーク3着/1人
△ダークシャドウ16着/9人
×トーセンラー
◎サダムパテック
○ダイワマッジョーレ
▲ダノンシャーク
△ダークシャドウ
△クラレント
△グランプリボス
△ドナウブルー
王道路線で健闘していたトーセンラーが参戦してきました。理由は「京都が得意だから」で「マイル使用の仕上げをしている」そうですが……
京都大賞典からの参戦は過去10年で初めてのことです。2400mからの距離短縮も初。よって、過去の傾向からトーセンラーの走りを予想するのは難しいです。
そこで、間接的なアプローチでトーセンラーの取捨を判断してみました。
1.距離短縮馬の成績
2100m以上からの参戦はないものの、距離短縮馬自体は好成績です。しかし、距離短縮で好走した馬のほとんどがOP以上のクラスの1600m以下のレースで勝利した実績がありました。短距離で通用するスピードを既に示していたわけです。例外のファインモーションも毎日王冠で平均ペースの逃げをしていました。トーセンラーにはこの実績が欠けています。
2.天皇賞(秋)における前走が京都大賞典だった馬の成績
京都大賞典は本来、天皇賞(秋)のステップレースですが、その成績は1-0-1-17といまいちです。その理由として考えられるのが2400mのGⅡと2000mのGⅠのペースの違いです。その根拠として、京都大賞典から天皇賞(秋)に出走した馬のほとんどが中段から後方でのレース運びとなり、12/19は4角で10番手以降という厳しい位置取りになっていました。こう考えるとトーセンラーが1600mのGⅠのペースに対応するのはかなり難しいのではないかと考えます。よって、トーセンラーは消します。
では、何を買うか?
過去10年の傾向から私が注目したのは「リピーターが多い」ことと「4・5歳が好成績」ということです。
特に3・4歳で連対した馬は5歳で再び好走することが多く、好走できなかったエイシンアポロン、マイネルファルケ、ハットトリックは5歳で掲示板にも乗れない惨敗続きで明らかに衰えていたし、ファインモーションは3カ月の休み明けでした。大きなマイナス要素がない限り、前年連対した3・4歳には注目です。
そして、近5年のレース映像を見ると勝ち馬は全て内から差す競馬をしています。続けてレース映像を見ていると「あれ、これさっき見たっけな」と思えるほどに内差しが決まっているのです。よって、馬群を割って差した経験のある馬を狙いたいです。
本命はサダムパテック。
去年の競馬をそのまま再現してくれることを期待します。それが可能な枠に入ってくれましたし、前走は58㎏を背負って上がり最速の3着と見どころのある内容でした。前走上がり最速馬が近10年で6勝しているというデータもあります。
対抗はダイワマッジョーレ。
堅実な末脚と、4歳馬の更なる成長に期待します。東京新聞杯で内をこじ開けて差す競馬を経験しているのも好材料です。
単穴はダノンシャーク。
5歳になって本格化した感があり、内から差す競馬の経験も豊富です。問題はこの枠・この騎手で内を捌けるかどうかですが……無難な競馬をしても上位に来れる力はあるでしょうが、外を回ってしまっては内から差してくる馬に足元を掬われる可能性が高いと思います。
押さえはダークシャドウ、クラレント、グランプリボス、ドナウブルー。
長文を垂れ流してトーセンラーを消しておいて、ダークシャドウを買うとは……と思われるかもしれませんが、ダークシャドウは好走実績のある毎日王冠からの出走という点がトーセンラーとは大きく異なります。それに、本来ならこのレースと相性が良い天皇賞(秋)を使っていたはずで、ローテーション的には大いに買える馬なのです。2年前にはなりますが天皇賞(秋)2着の実績はこのメンバーなら大いばりできる実績です。
クラレントは4歳になって成績が安定しましたが、兄のリディル同様、本来は難しいところがある馬で、自分のペースを守れるかどうかが鍵になりそうです。近2走のようなスローペースで先行できるようなペースにはならないので、その点が不安要素です。
グランプリボスとドナウブルーはリピーター枠での押さえ。どちらも昨年よりも成績に陰りが見え隠れしていますが衰えたとまでは言い切れず、人気薄のサダムパテックから流すので無理に絞らず手広く行きます。
買い目
馬連2-4・10・12・13・15・16
ワイド4-2・13
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