13期 予想歴22年
◎トーセンラー
2着/2人気
○ジェンティルドンナ6着/1人
▲デスペラード1着/6人
△トゥザグローリー8着/7人
東京開催の中止が早々に決まり、否応なしにも注目が集まる京都記念。しかし、馬券的な妙味は非常に薄く、GⅠ5勝のジェンティルドンナと、前走のマイルチャンピオンS(GⅠ)で悲願のGⅠ制覇を遂げた⑩トーセンラーによる一騎打ちの様相を呈している。
上位に取ったのは⑩トーセンラー。
京都の外回りに良績が多いのは周知の事実だが、それを差し置いても前走は圧巻の一言。じっくり構えて直線勝負に懸けると、1頭だけ別次元の脚で13頭をごぼう抜き。レースの上がり34秒1はマイルチャンピオンシップ史上最速のもので、これを余力を残しながら差し切っている。初のマイル戦だったが、実力の差は誰の目にも明らかだった。この中間も順調に来ており、脚抜きが良かったとはいえ、1週前に栗CWで78秒6-12秒6(一杯)の自己ベストを出すなど目下絶好調。12日も6ハロンからしっかりと追い切りを消化しており、調整に余念はない。ジェンティルを目標に出来る強味もあり、連覇はそう難しくないはずだ。
今季緒戦になる③ジェンティルドンナは、実績と格では一枚も二枚も上の存在。東京コースで見せるパフォーマンスを発揮できるかがポイントになるだろうが、直線の平坦なこの舞台なら競馬はしやすいはず。ここはドバイへの叩き台のレースという事もあり、追い切りの時計も詰まってこないが、8分程度でもトーセンラー以外に負けるイメージが沸かない。
次位は⑪デスペラード。先週は栗Pコースで馬なりで1000m61秒台の好時計をマーク。今週の最終追い切りでも無理せず好時計を記録しており、調子が良いのは間違いない。距離不足の感はあるものの、上手く捌けていれば有馬記念(GⅠ)でも掲示板はあったはずで、ここに来て一皮むけた印象がある。
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