10期 予想歴17年
◎ミッキーアイル
1着/1人気
○タガノブルグ4着/5人
開幕週は走ってみないとわからないけど、基本的にこの時期の阪神は時計が掛かりやすい馬場になるので、標準想定としておく。
展開はゲートに波が有るミッキーアイルが外枠を引いたので、出に関わらずこれがハナを切ることになるだろう。これを見ながら目標にするのがエイシンブルズアイ。この2頭が中心でレースを作るのであればペースが上がる要素はあまりない。ミッキーアイルが抑えたところで他の馬からすればそれなりのペースにはなるのだが、ややスローぐらいで落ち着く可能性が最も高いだろう。ペースアップに対応し、トップスピード勝負になると考えるべきだろう。
鉄ミッキーアイルはここはまだ総合力で２枚抜けている。この馬としては抑えたつもりでもある程度のペースは作ってしまう基礎スピードの高さが現時点でスロー専用のエイシンブルズアイとは違うところで、ペースがある程度上がっても、むしろ好都合なぐらい。ペースを落ち着けても全く問題ないのはシンザン記念でも良いしひいらぎ賞でも良いが、ペースをスッと引き上げて出し抜ける脚を見せつけていることから明らか。唯一の不安は内枠を引いてゲート後手から２列目以降での競馬を強いられた時だったが、それも無いので、今回もまず安定して勝ち負けに加わってくるだろう。ただし、トップスピードの持続力タイプの馬のパフォーマンス次第でＬ１のバテ差を食らう可能性はあるが、それでも３着を外すことは今のところ不可抗力以外では想像できない。このコースならペースアップの競馬になるのは確実なので、要所で動ける、基礎スピードは抜きんでているとどんなペースでも対応できるはず。
〇タガノブルグ
前走で見せたトップスピードの質、持続力はかなり非凡。ヨハネスブルグの仔なので高速馬場向きのような気はするし、ここは距離延長も含めて試金石の一戦ではあるが、前走はややスローから12.1-11.5-11.3-11.7とペースアップの展開になって最後方列から外に出し、そこからのトップスピードの速さ、Ｌ１での食い込みの脚は目立っていた。阪神1600でスローからトップスピードの質が問われつつ、Ｌ１の坂でのバテ差を狙えるという点では面白い存在で、ミッキーアイルの牙城を阪神外1600で崩せるとしたらこの馬かなと。
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