08期 予想歴16年
◎ホウライアキコ
5着/1人気
○ベルカント1着/2人
▲リアルヴィーナス15着/8人
△ホッコーサラスター9着/4人
★傾向分析★
2009年 タイム 1'22"4 (良) 1FAve=11.77 3FAve=35.31
テン34.3-12.0-上がり36.1 『前傾』
1着ワンカラット・・・Falbrav×Pistolet Bleu=ノーザンダンサー×マイナー 〔1-n〕 3-2
2着アイアムカミノマゴ・・・アグネスタキオン×Danzig Connection=サンデーサイレンス×ダンチヒ 〔14-a〕 5-5
3着レディルージュ・・・ブライアンズタイム×Kingmambo=ロベルト×キングマンボ 〔2-p〕 3-2
2010年 タイム 1'22"8 (良) 1FAve=11.83 3FAve=35.49
テン35.0-12.1-上がり35.7 『前傾』
1着サウンドバリアー・・・アグネスデジタル×Seattle Slew=ミスプロ×ボールドルーラー 〔22-d〕 13-12
2着ラナンキュラス・・・スペシャルウィーク×ブライアンズタイム=サンデーサイレンス×ロベルト 〔13-a〕 6-4
3着レディアルバローザ・・・キングカメハメハ×Tejano Run=キングマンボ×グレイソヴリン 〔12-d〕 3-4
2011年 タイム 1’22”3 (稍重) 1FAve=11.76 3FAve=35.27
テン34.1-11.8-上がり36.4 『前傾』
1着フレンチカクタス・・・タイキシャトル×Broad Brush=ヘイロー×マイナー 〔4-g〕 11-11
2着スピードリッパー・・・ファルブラヴ×サンデーサイレンス=ノーザンダンサー×サンデーサイレンス 〔7-c〕 10-8
3着エーシンハーバー・・・Cozzene×Boston Harbor=グレイソヴリン×ボールドルーラー 〔16-g〕 12-11
2012年 タイム 1’22”8 (良) 1FAve=11.83 3FAve=35.49
テン34.3-11.8-上がり36.7 『前傾』
1着アイムユアーズ・・・ファルブラヴ×エルコンドルパサー=ノーザンダンサー×キングマンボ 〔8-f〕 3-3
2着ビウイッチアス・・・ダイワメジャー×Gulch=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔3-d〕 8-8
3着プレノタート・・・ジャングルポケット×ダンスインザダーク=グレイソヴリン×サンデーサイレンス 〔4-r〕 16-13
2013年 タイム 1’22”1 (良) 1FAve=11.73 3FAve=35.19
テン34.9-11.8-上がり35.4 『前傾』
1着メイショウマンボ・・・スズカマンボ×グラスワンダー=サンデーサイレンス×ロベルト 〔9-c〕 11-11
2着ナンシーシャイン・・・ブラックタキシード×トウショウボーイ=サンデーサイレンス×プリンスリーギフト 〔14-c〕 5-4
3着ティズトレメンダス・・・Tiz Wonderful×Editor’s Note=マッチェム×フォーティナイナー 〔19-b〕 1-1
流れは『前傾』が基本形。
『前傾』・・・逃げ× 先行△ 差し○ 追込◎
逃げには厳しく、先行・差しが好走多く、追込はやや届かないというような傾向あり。
4コーナー5番手以内の先行馬と10番手前後の差し馬というような組み合わせが多い。
血統の傾向は、サンデーサイレンス系の好走が多く(母父サンデーサイレンス含む)、スピード持続型血統(=ダンチヒ系、ノーザンテースト系、プリンスリーギフト系など)との配合が好走している傾向。
また『前傾』のダート型の流れに近いことから、ミスプロ系も好走多し。ダート実績馬も好走が多いです。
牝系の傾向は、No.〔1〕〔2〕〔4〕〔9〕が複数好走馬を出しています。
その中でもNo.〔1〕や〔2〕の牝系は完成度が高く、この時期では成長力でアドバンテージがあるため好走しやすいのではないか?と考えます。
ステップの傾向は、ミスプロ系が父か母父の阪神JF好走馬(=03年2着ヤマカツリリー、05年3着ラインクラフト、07年2着アストンマーチャン、12年1着アイムユアーズなど)は崩れず、好走の中心。軸には最適と考えます。
前走ダートの若菜賞(=京都D1400m)勝ち馬が好走(=07年2着アマノチェリーラン、08年2着ベストオブミー)。ダート実績が重要な証明と考えます。ただし近年は、前走ダート組は好走馬は少ないです。
またエルフィンS組は、好走馬も大敗馬も好走していますが、特にサンデーサイレンス系なら要注意と考えます(=05年2着デアリングハート・3着エアメサイア、06年3着エイシンアモーレ、07年3着ハギノルチェーレ、08年1着マイネレーツェル・3着レジネッタ、09年2着アイアムカミノマゴなど。非サンデーサイレンス系の好走は、04年2着マルターズヒート、10年1着サウンドバリアー)。
★予想★
フィリーズRのポイントは、
①『前傾』が基本の流れ。展開的に追込みが有利なのだが、追込はやや届かずが多いので、ヒモ扱いにすべし。
②4コーナー5番手以内の先行馬と10番手前後の差し馬の組み合わせが多い。
③ダート好走実績のある馬もよく好走するので、注意が必要。
④前走エルフィンS組が好走しやすく、特にサンデーサイレンス系が好走しやすい。
⑤ミスプロ系を父か母父に持つ阪神JF好走馬は特注。先週のチューリップ賞で阪神JF好走馬が好走していれば、信頼性は高く軸にすべし。
⑥ファンタジーS好走馬も好走しやすく、オープン実績(=芝1400m)も評価すべし。
◎ホウライアキコ・・・ヨハネスブルグ×サンデーサイレンス=ストームバード×サンデーサイレンス 〔4-d〕
前走阪神JF7着(=阪神芝1600m:0.4秒差)。阪神芝コースは(0-0-0-1)、芝1400m戦は初。13年小倉2歳S1着(=小倉芝1200m)→13年デイリー杯2歳S1着(=京都芝1600m)と牡馬相手にも重賞好走した馬で、しかも13年デイリー杯2歳Sではレコードで好走している快速馬でもある。スピードの持続能力は高い馬だが、前走阪神JFでは終始イレ込んだ影響か、先行して踏ん張りきれず7着の結果に。それでも0.4秒差の僅差に踏みとどまった内容を評価し、また今回3ヶ月半の休み明けだが、1600m→1400mの距離短縮はプラス要因と考えて、好走必至と考えて堅軸と評価する。
ヨハネスブルグ産駒はストームバード系で、短距離~マイルを得意とし、溜めて差す競馬よりもハイペースを先行させる強気な競馬が合う。仕上がりは早く、若いうちは芝の上級条件でも勝ち負けするが、年を経るとともにダートに傾倒する。ただ年齢に関係なく芝→ダート変りには注意。母父サンデーサイレンスは、前走の勢いをそのまま活かして好走することの多い特性がある。瞬発力を武器に上がり特化のレースで強く、勢いのあるときには重賞挑戦はプラス要因。
No.〔4〕の牝系は、2歳時にも好走可能だが、3歳春から力をつけてクラシックでも好走することの多い牝系。成長能力に優れ、スタミナも豊富。2歳時はもともとの素質で走る感じだが、3歳春シーズンになると実が入り始める。分枝記号dは、精神的にタフなタイプが多く、遠征や重馬場は苦にしない。また前走好走だと次走でも好走しやすい特性も持つ。
○ベルカント・・・サクラバクシンオー×ボストンハーバー=プリンスリーギフト×ボールドルーラー 〔3-c〕
前走朝日杯FS10着(=中山芝1600m:0.7秒差)。阪神芝コースは初で、芝1400m戦は(1-0-0-0)。13年ファンタジーS1着(=京都芝1400m)好走歴がある馬で、ファンタジーS好走馬はこのレースでの好走も多く、芝1400m好走実績があるということで適性が嵌りやすいのだと思われ、好走に期待して評価する。また前走は牡馬相手にサクラバクシンオー産駒が苦手としている中山芝コースで、0.7秒差に踏みとどまった内容なら、1600m→1400mの距離短縮はホウライアキコ同様にプラス要因になると考え、また13年小倉2歳Sではホウライアキコ1着・本馬が2着と一緒に好走していることからも、適性は似た馬では?と考えて、「テイエムオペラオーの法則」(=適性の似た馬は何度も一緒に好走する)に期待する。
サクラバクシンオー産駒はプリンスリーギフト系で、テンのダッシュ力に優れ、スピードという意味合いではピカイチの種牡馬。休み明けから好走可能で、使い詰めるとパフォーマンスが低下する鮮度重視の特性がある。持ち時計には限界があり、各馬の能力を示す指標にもなる。中4週~8週のローテーションが良く、それより短くても長くても成績が落ちる。レース間隔1~2ヶ月がホットスポット。母父ボストンハーバーはボールドルーラー系で、早熟のスプリンター血統で、2歳夏の早い時期から好走は多いのだが、成長力やスタミナに乏しい。高速決着には強いが、スタミナは劣るので、骨っぽい相手や距離が延びると苦戦し、降級や再び短距離戦など元の距離に戻って好走する傾向がある。もまれ弱いため、外枠での好走が多く、前走内枠でもまれて惨敗した馬が、外枠に入った時は穴の狙い目。また休み明けや叩き2戦目の好走が多く、仕上がり安い血統でもあり、使い詰めのローテーションは下降線を描く。
No.〔3〕の牝系は、2歳戦から走れる仕上がりの早さとクラシックでも好走する成長能力を有した牝系。古馬での成長力も豊富で、東京コースなど広いコースでの好走が多い牝系でもある。スタミナは豊富。
▲リアルヴィーナス・・・ネオユニヴァース×Rock of Gibraltar=サンデーサイレンス×ダンチヒ 〔22-b〕
前走エルフィンS7着(=京都芝1600m:1.0秒差)。阪神芝コースは(1-0-0-0)、芝1400m戦は(2-0-1-1)。前走エルフィンSからのステップ馬は、好走馬も大敗馬も好走していて相性はよく、特にサンデーサイレンス系なら要注目。芝1400mでの好走も多い馬にて、前走よりも1600m→1400mと距離短縮になることはプラス要因と思うので、好走に期待して評価する。13年ファンタジーS5着(=京都芝1400m:0.3秒差)とベルカントとも僅差に好走している馬だし、好走は十分可能と考える。
ネオユニヴァース産駒はスタミナ型サンデーサイレンス系で、中山芝コースなど小回りコースでの好走が多く、短い直線をぐいっと抜けてくる器用さが武器。また内枠で我慢できるのも、ネオユニヴァース産駒の強み。上がりの速いキレ味勝負より、平均ペースに乗って短い直線でぐいっと出る競馬に抜群の適性を有す。また鋭い瞬発力を繰り出すタイプには能力の高い馬が多い(=アンライバルド、ミクロコスモス、ヴィクトワールピサなど)。また産駒はパワータイプの馬も多く、ダート中距離で好走も多い。芝馬は最初から能力の高さを見せるが、旬は短く、ゆっくりクラスを上がって強くなるのはダート中距離型。母父Rock of Gibraltarはダンチヒ系で、溜めて差す競馬よりも強気に前々で勝負した方が結果が出る先行堅実型。展開も、スローより淀みのない流れが向くが、スピード一辺倒ではなく、中距離をこなせるスタミナも備えている。早い時期から走る馬もいる一方、使われながらじりじり力をつける馬もいて、充実期は3~4歳。
No.〔22〕の牝系は、タフでスピードとスタミナに優れた牝系。スローの瞬発力勝負は苦手だが、急坂コースの持久力勝負に向く。消耗戦を前々にて踏ん張るタイプが多く、ペースが上がる締まった流れは得意。分枝記号bは、基本的に晩成傾向で使い減りしないタイプが多く、鮮度と勢いが好走に重要なポイント。重賞初挑戦など鮮度の高い時は好走率高し。決め手には欠けるが自在性があり、格上げ戦に強い。
△ホッコーサラスター・・・ヨハネスブルグ×ダンシングブレーヴ=ストームバード×リファール 〔16-h〕
前走500万条件戦1着(=京都芝1400m)。阪神芝コースは(1-0-0-0)、芝1400m戦は(2-2-1-0)。前走500万条件戦では、2着に下したラブリープラネットは、13年小倉2歳S3着(=小倉芝1200m:0.2秒差)→京王杯2歳3着(=東京芝1400m:0.1秒差)と重賞好走している馬にて、本馬も重賞好走は可能な能力がある馬と考えて、また芝1400m戦で崩れずに好走している馬でもあり、好走に期待して評価する。
ヨハネスブルグ産駒はストームバード系で、短距離~マイルを得意とし、溜めて差す競馬よりもハイペースを先行させる強気な競馬が合う。仕上がりは早く、若いうちは芝の上級条件でも勝ち負けするが、年を経るとともにダートに傾倒する。ただ年齢に関係なく芝→ダート変りには注意。母父ダンシングブレーヴはリファール系で、瞬発力勝負や緩急のある競馬を苦手とするが、淀みなく流れる展開になると距離や格に関係なく、先行しても追い込んでも無類の強さを発揮する。母父としてもここ一番で凄味を見せる血統。
No.〔16〕の牝系は、早い時期から走るのだが3歳秋以降に本格化する成長力があり、また叩き良化型のステイヤー特性がある。そのため距離延長で本領発揮のタイプが多い牝系。分枝記号hは、揉まれ弱く、基本的には広いコースがベストで、器用さには欠けるが、広いコースでの持久戦は得意。小回りコースの場合は外枠か先行策が必須。
tipmonaとは?