12期 予想歴25年
◎未定
○ストレイトガール3着/1人
今週のメインレースは、春のスプリント王決定戦の第44回高松宮記念である。
第44回高松宮記念は、ロードカナロアが引退後、混戦しているスプリント戦線の今後を占う意味でも注目を集める。
そこで競馬理論の競馬予想では、第44回高松宮記念に出走する有力各馬の能力をステップレースごとに分析する。
オーシャンステークス組からは、1着のスマートオリオン(横山典弘)、2着のスノードラゴン(大野拓弥)、3着のレッドスパーダ(北村宏司)、4着のインプレスウィナー(丸田恭介)、5着のアフォード(中舘英二)、6着のスギノエンデバー(吉田豊)、8着のリアルインパクト(戸崎圭太)、10着のアースソニック(三浦皇成)、13着のハクサンムーン(酒井学)、14着のハノハノ(蛯名正義)及び16着のアンバルブライベン(田中健)が第44回高松宮記念に出走する。
スマートオリオンのオーシャンステークスの勝利という結果は、インが有利という馬場ではなかったにせよ、1枠1番からコースロスのない競馬をさせた横山典弘騎手の好騎乗に恵まれたものであり、レース内容としての評価は微妙である。
よって第44回高松宮記念の競馬予想においては、相手なりに走って崩れないスマートオリオンにそれなりの高い評価を与えるべきだが、過大評価は禁物である。
一方、スノードラゴンのオーシャンステークスの2着という結果は、終始外を回って追い込んだものであり、コース取りの差を考えると、スマートオリオンと着差ほどの能力差はない。
よって第44回高松宮記念の競馬予想においては、展開次第でスノードラゴンがスマートオリオンを逆転可能と判断すべきである。
一方レッドスパーダ、インプレスウィナー、アフォード、スギノエンデバー、リアルインパクト、アースソニック、ハクサンムーン、ハノハノ及びアンバルブライベンは、オーシャンステークスの見所のないレース内容を見る限り、第44回高松宮記念の競馬予想において高い評価は不要である。
なおこの中で唯一注意を払うとすれば、去年のスプリントG1で3着、2着に好走したハクサンムーンである。
ただしハクサンムーンは、去年の高松宮記念はテンの3ハロン34秒3のスロー逃げ、去年のスプリンターズステークスはイン有利の馬場での単騎逃げに恵まれたので、G1実績だけで人気になるようであれば、第44回高松宮記念の競馬予想において人気ほどの高い評価は不要である。
そしてシルクロードステークス組からは、1着のストレイトガール(岩田康誠)、2着のレディオブオペラ(藤田伸二)及び4着のマジンプロスパー(デムーロ)が第44回高松宮記念に出走する。
ストレイトガールのシルクロードステークスの勝利という結果は、1回京都ほどではないものの若干イン有利な馬場において1枠からロスのない競馬をしてのものではあるが、短距離で2馬身半もの差をつけたことは立派である。
またストレイトガールは、2013年以降パーフェクト連対と崩れなく走っており、充実した今ならばG1でも通用するはずである。
よって、第44回高松宮記念の競馬予想においては、充実著しいストレイトガールに本命級の高い評価を与えて当然である。
一方でレディオブオペラのシルクロードステークスの2着という結果は、楽に逃げを打ちながらも3着のリトルゲルダにハナ差まで迫られており、残念な内容であった。
そのことから第44回高松宮記念の競馬予想においては、ハクサンムーンに逃げを打たれて自分の競馬ができないレディオブオペラを軽視すべきと判断している。
一方マジンプロスパーのシルクロードステークスの4着という結果も、スローペースを2番手で追走する展開に恵まれたものであり、第44回高松宮記念の競馬予想において高い評価は不要である。
そして阪急杯組からは、1着のコパノリチャード(浜中俊)、2着のサンカルロ(吉田豊)3着のレッドオーヴァル(川田将雅)、4着のガルボ(石橋脩)、5着のエピセアローム(松山弘平)及び8着のマヤノリュウジン(丸田恭介)が第44回高松宮記念に出走する。
コパノリチャードの阪急杯の勝利という結果は、開幕週のイン有利の馬場を生かして逃げ切ったものでおり、4馬身の着差ほどの絶対的な能力差があるわけではない。
よって第44回高松宮記念の競馬予想においては、距離短縮でスピードを生かせる点は評価しつつも、ハクサンムーンに逃げを打たれて自分の競馬ができないと能力を発揮できない可能性があるコパノリチャードを絶対視は禁物と判断している。
一方、サンカルロの阪急杯の2着という結果は、馬群をさばくのに苦労して脚を余していたのは確かだが、開幕週のイン有利の馬場を内で脚をためていたことによる好走とみることもでき、評価は微妙である。
よって第44回高松宮記念の競馬予想においては、前崩れの展開になるようであれば、サンカルロにも注意が必要である。
一方、レッドオーヴァル、ガルボ及びエピセアロームの阪急杯におけるサンカルロとの差はイン有利な馬場におけるコース取りの差と見ることもできるので、第44回高松宮記念の競馬予想においては、展開次第でこの3頭がサンカルロに先着可能と判断すべきである。
以上のように、競馬理論の競馬予想では、第44回高松宮記念に出走する有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、展開、調教、枠順及び馬場状態などを加味して、第44回高松宮記念の最終的な予想を決断する。
競馬理論のファンの方は、第44回高松宮記念の予想をお楽しみに。
以下のURLから2013年以前の高松宮記念の関連記事がご覧いただけます。
http://www.keibariron.com/database/takamatumiyakinen
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