日経賞2014予想
"軌道に乗った⑭アドマイヤフライトが大物食いでGⅠへ"

ベストアン馬サダー
13期 予想歴22年

◎アドマイヤフライト
  12着/5人気

○ウインバリアシオン1着/1人
▲フェノーメノ5着/2人
△ラストインパクト3着/3人


ノド鳴りによる一時の不調から完全に立ち直った⑭アドマイヤフライトを本命に推す。大外を強襲してクビ差の2着だった前走の日経新春杯(GⅡ)では、グリーンベルトの恩恵を最大限に受けた勝ち馬に対して、仕掛けの遅れやコース取りの差が痛かった。それでも内容は勝ちに等しく、改めてこの馬の強さを浮き彫りにしたと言えるだろう。2走前のオリオンS(1600万下)では、手術明けに加えて、+18キロの馬体増。さらにトップハンデと三重苦だったものの、軽く気合をつけた程度で突き抜ける圧巻の競馬。前走から少し間隔は開いたが、この中間も出来の良さが際立っており、坂路で行った19日の1週前追いは52秒1-11秒8の出色の好時計。輸送のある今週も意欲的に乗られているように元気一杯だ。昨年の当レースは6着に敗れているが、今年はひと回りパワーアップしての出走で、調整過程もまるで違う。外枠はマイナスになるが、折り合いには不安がなく、このメンバーなら外からでもスンナリ先行できるはず。強力な相手が揃ったが、ここを越えた先にGⅠが見えてくる。

再三の好調教で完全復調を印象付ける⑩ウインバリアシオンが逆転候補。1年5ヶ月にも及ぶ長期休養を克服した昨秋は金鯱賞(GⅡ)3着-有馬記念(GⅠ)2着。これは並みの馬ではできない芸当だ。この中間は絶好調といえ、3週前に坂路で4F52秒9-12秒7の速い時計を出すと、先週、今週は栗CWで6F80秒台前後の好時計をマーク。時計も良かったが、それ以上に長めからキッチリ追い切られてる事に好感が持てる。同じ休み明けでも金鯱賞の時とは雲泥の差。力を要する馬場もまったく苦にせず、前走から1キロ減となる斤量も有利に思える。まともなら当然勝ち負けが望める。

昨年の覇者⑧フェノーメノは、宝塚記念(GⅠ)以来の実戦になる。脚部不安からの長期休養明けとなる今回は、ひと追いごとに良化傾向にあるものの、まだ本来の迫力は戻ってない。それでも、常に現役トップクラスの強豪と戦ってきた実力馬で、好位追走から長くいい脚を使って抜け出すレースぶりは安定感抜群。完調手前で他馬より重い58キロとはいえ、ある程度の評価は必要になる。

次位はここにきて本格化した感がある②ラストインパクト。小倉大賞典(GⅢ)は自分から動いて後続を寄せ付けなかった。気性の勝ったタイプだけに距離延長はプラスになるとは思えないが、立ち回りに自在性がある器用なタイプ。好枠を利してロスなく立ち回ればここでもやれるはず。

以下
△⑬オーシャンブルー
△⑮ダービーフィズ

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