ラジオnikkei賞2014予想

カタストロフィ
10期 予想歴17年

◎ショウナンワダチ
  11着/4人気

○クラリティシチー2着/1人


 馬場は土曜でも早かったので確実に高速馬場だろう。展開は読みにくい面もあるが、カウニスクッカ、トシザキミの2頭が内枠を利して主張してくる。この外からハドソンヤードも絡んできてこの3頭が下り坂でペースを引き上げ2角過ぎぐらいまでは競り合う可能性が高いかなと。序盤は34秒台に突入するぐらいの速い流れになる可能性が高い。これを見ながら内でオウケンブラックやクラリティーシチーが好位勢、外からピオネロが中団と言った所だろう。縦長になりつつも向こう正面で少し息が入る形を想定。



◎ショウナンワダチはニュージーランドTを好走しちゃったから正直良くわからない馬になっていたけど、結果的にNHKマイルでNZT上位がダメだったことを考えるとレースレベルが微妙だったのかなと。この馬のベストバウトは個人的にはベゴニア賞だと思っていて後方集団の中で迎えて12.7-11.7-11.3-11.6の流れで上手く捌いて伸びてきて、L1でしっかり抜け出す。ロサギガンティアがスムーズさを欠いたのもあるにせよ、この馬のトップスピードの持続力は非凡だったと言える。ここからもマイルでは少なくともハッキリとペースアップした方が良いという印象で、同時に序盤はあまり無理をしない方が良いというのもある。ただし、NZTやNHKマイル、朝日杯でも決して追走に脚を使わされて伸びが足りないという訳でなく、ポジション取りで見劣っている感じだったし、実際中団外目からしっかりと追走できていたNZTでは要所での脚色はショウナンアチーヴより上。トップスピードの質、持続力高く、マイルの厳しい流れにも一定以上の目途を立てている。1800では共同通信杯での敗戦が気がかりだとは思うが、ドスローから12.5 - 10.9 - 10.9 - 11.6と10秒台を2連発するレースで究極のトップスピード勝負、L3最速戦を大外から押し上げての競馬では甘くなっても仕方ない。前半は速くても恐らく中弛みで中盤で無理なく詰められることと、この枠なら内内を選択肢として取れるというのも良い。仕掛け所がカギだが、道中緩むという想定なら向こう正面で好位勢が先頭列に取り付く競馬ができそうで、これがスイッチでコーナーでペースが上がる可能性も高くなる。完全にフラットな平均ペースを刻まれれば厄介だが、恐らく今回の逃げ馬、騎手を見てもそれは難しいだろうと。昨年のケイアイチョウサンほど上手く嵌れ、とまでは言わないけど、前中盤で減速が有って押し上げるポイントが有り、余力を残せた状態なら。消耗戦でも一定の対応は可能で、軸としては狙いやすい。56㎏で嫌われている感じはあるけど、パフォーマンス的に見たら1枚上だと思っているので。


〇クラリティシチーはまあここは無難にと言うか、枠も良いし総合力高くそれなりに厳しいペースのホープフルS、スプリングSでも一線級相手にやれている。皐月賞でも平均ぺs-ウを中団追走、12.1 - 12.0 - 11.6 - 11.7 - 12.0と言うラップ推移で最内ロスなく、最後もジリジリで外から伸びてきたワンアンドオンリーらと比べると見劣ったが足は使えていた。トップスピードの質は高いのは確かで、前走でもスローから12.3-11.1-11.2-11.5とL3最速の流れを逃げて作って出し抜いてL1も寄せ付けない完勝。ポジションありきの馬までは無く、ペースに応じて対応させたいタイプなので、内田がこの辺りのバランスをどう取るか。後方からでもスプリングSのように要所で動いていける馬なので、小回りで外を回されたとしても対応はしてくれそう。もちろん馬場がこんな状態なのでロスなく進めたいし、内枠で逃げ馬が進んでいくわけだからスペースも広がる。この相手なら実力最上位は間違いないので、この枠なら素直に対抗にしたい。ペース次第で無理せず中団と言う選択肢も取ってほしいしその辺が不安ではある。持ち味は後半のトップスピードにあるので。


最終結論はこちら↓


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