12期 予想歴25年
◎未定
○ダノンシャーク2着/1人
今週のメインレースは、第49回関屋記念である。
第49回関屋記念は、秋のマイルチャンピオンシップを占う意味でも注目を集めるレースといえる。
そこで、競馬理論の競馬予想では、第49回関屋記念に出走する有力各馬の能力をステップレースごとに分析する。
中京記念組からは、2着のミッキードリーム(太宰啓介)、3着のマジェスティハーツ(森一)、4着のブレイズアトレイル(藤岡康太)、5着のオリービン(石橋脩)、6着のティアップゴールド(国分優作)、7着のサトノギャラント(北村宏司)および8着のクラレント(田辺裕信)が第49回関屋記念に出走する。
中京記念におけるミッキードリームの2着という結果は、外差しの馬場状態と中京競馬場のコース適性に恵まれたものであると判断できる。
そのことから、第49回関屋記念の競馬予想においては、去年11着に惨敗した新潟競馬場におけるコース適性を考えると、ミッキードリームに高い評価は不要である。
一方で、中京記念におけるマジェスティハーツの3着という結果は、外が伸びる馬場状態の分だけ外2頭に差されてしまったが、相手なりに確実に追い込む脚を見せていた。
このことから、第49回関屋記念の競馬予想においては、マジェスティハーツがミッキードリームを逆転する可能性は高いと判断すべきである。
その一方で、ブレイズアトレイル、オリービン、ティアップゴールド、サトノギャラントおよびクラレントは、中京記念の敗戦だけをみれば、第49回関屋記念の競馬予想において高い評価は不要である。
ただし、中京記念ではハンデ戦の上に8着まで0秒6差であったことから、第49回関屋記念では、中京記念組の着順が大きく入れ替わることも想定しておく必要がある。
特に、第49回関屋記念は、ハイペースの中京記念とは一転してスローの瞬発力勝負になる可能性があるため、好位を追走しそうなクラレントおよび新潟競馬場において瞬発力を活かせるサトノギャラントの一変には注意すべきであるといえる。
そして、安田記念組からは、4着のダノンシャーク(内田博幸)および12着のエキストラエンド(横山典弘)が第49回関屋記念に出走する。
安田記念におけるダノンシャークおよびエキストラエンドの敗戦は、極悪馬場によるものであったため、度外視が可能である。
そのため、ダノンシャークは、去年の安田記念およびマイルチャンピオンシップで3着に好走した実績が浮かび上がる。
このことから、第49回関屋記念の競馬予想においては、実績を考慮して、能力があるダノンシャークに高い評価を与えて当然である。
一方で、エキストラエンドは、今年に入って京都金杯で1着、東京新聞杯で2着、読売マイラーズカップで3着と重賞レースにおいて上位争いを繰り返している。
ただし、いずれのレースも、内で脚をためるロスのない競馬をした結果であるため、レース内容としては着順ほどの価値はないといえる。
つまり、第49回関屋記念の競馬予想においては、エキストラエンドに相応の評価を与えるべきではあるが、人気になりすぎるような場合、押さえ程度の評価にとどめるべきである。
そして、ヴィクトリアマイル組からは、10着のエクセラントカーヴ(戸崎圭太)が第49回関屋記念に出走する。
ヴィクトリアマイルにおけるエクセラントカーヴの10着という結果は、前残りの展開で終始外を回らされてしまったことも原因の一つだが、それを加味しても見所のないレース内容であった。
よって、第49回関屋記念の競馬予想においては、エクセラントカーヴが去年の夏場のような内容で走れば通用することは可能であるため、どこまで復調するかが見極めのポイントと判断している。
そして、多摩川ステークスからは、1着のシャイニープリンス(蛯名正義)が第49回関屋記念に出走する。
多摩川ステークスにおけるシャイニープリンスの勝利は、重賞レースにおいても好走歴のある他の出走馬を58キロの斤量ハンデを背負って差しきったため、準オープン特別といえども相当強いレース内容であった。
これを考慮して、第49回関屋記念の競馬予想において、3走前に準オープン特別を楽勝したシャイニープリンスにも高い評価を与えるべきである。
そして、NHKマイルカップ組からは、2着のタガノブルク(岩田康誠)および6着のショウナンアチーヴ(柴田善臣)が第49回関屋記念に出走する。
NHKマイルカップにおけるタガノブルクおよびショウナンアチーヴの敗戦は、いずれもイン有利の馬場状態においてコースロスのない競馬をしたため、着順ほどレース内容としての価値はない。
また、NHKマイルカップを制したミッキーアイルが次走に行なわれた安田記念で16着と惨敗している。
この第49回関屋記念の競馬予想においては、タガノブルクおよびショウナンアチーヴに押さえ程度の評価を与えれば十分である。
そして、米子ステークス組からは、3着のサンレイレーザー(菱田裕二)および5着のサクラクローバーが第49回関屋記念に出走する。
サンレイレーザーおよびサクラクローバーの米子ステークスの敗戦は、後の中京記念4着馬であるブレイズアトレイルに見劣るレース内容であった。
つまり、第49回関屋記念の競馬予想においては、サンレイレーザーおよびサクラクローバーに中京記念上位組より下の評価が妥当であるいえる。
以上のように、競馬理論の競馬予想では第49回関屋記念に出走する有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、展開、枠順、調教及び馬場状態などを加味して、第49回関屋記念の最終的な予想を決断する。
競馬理論のファンの方は、第49回関屋記念の予想をお楽しみに。
以下のURLから2014年以前の関屋記念の関連記事がご覧いただけます。
http://www.keibariron.com/database/sekiyakinen
関屋記念のコースやレースの特性が知りたい方には大変好評をもらっています。
予想屋マスターTwitter https://twitter.com/yosoyamaster
予想屋マスター http://www.keibariron.com/
tipmonaとは?