関屋記念2014予想
ダノンシャークが格の違いを見せつけるか?

予想屋マスター
12期 予想歴25年

◎未定 

○ダノンシャーク2着/1人


今週のメインレースは、第49回関屋記念である。

第49回関屋記念は、秋のマイルチャンピオンシップを占う意味でも注目を集めるレースといえる。

そこで、競馬理論の競馬予想では、第49回関屋記念に出走する有力各馬の能力をステップレースごとに分析する。

中京記念組からは、2着のミッキードリーム(太宰啓介)、3着のマジェスティハーツ(森一)、4着のブレイズアトレイル(藤岡康太)、5着のオリービン(石橋脩)、6着のティアップゴールド(国分優作)、7着のサトノギャラント(北村宏司)および8着のクラレント(田辺裕信)が第49回関屋記念に出走する。

中京記念におけるミッキードリームの2着という結果は、外差しの馬場状態と中京競馬場のコース適性に恵まれたものであると判断できる。

そのことから、第49回関屋記念の競馬予想においては、去年11着に惨敗した新潟競馬場におけるコース適性を考えると、ミッキードリームに高い評価は不要である。

一方で、中京記念におけるマジェスティハーツの3着という結果は、外が伸びる馬場状態の分だけ外2頭に差されてしまったが、相手なりに確実に追い込む脚を見せていた。

このことから、第49回関屋記念の競馬予想においては、マジェスティハーツがミッキードリームを逆転する可能性は高いと判断すべきである。

その一方で、ブレイズアトレイル、オリービン、ティアップゴールド、サトノギャラントおよびクラレントは、中京記念の敗戦だけをみれば、第49回関屋記念の競馬予想において高い評価は不要である。

ただし、中京記念ではハンデ戦の上に8着まで0秒6差であったことから、第49回関屋記念では、中京記念組の着順が大きく入れ替わることも想定しておく必要がある。

特に、第49回関屋記念は、ハイペースの中京記念とは一転してスローの瞬発力勝負になる可能性があるため、好位を追走しそうなクラレントおよび新潟競馬場において瞬発力を活かせるサトノギャラントの一変には注意すべきであるといえる。

そして、安田記念組からは、4着のダノンシャーク(内田博幸)および12着のエキストラエンド(横山典弘)が第49回関屋記念に出走する。

安田記念におけるダノンシャークおよびエキストラエンドの敗戦は、極悪馬場によるものであったため、度外視が可能である。

そのため、ダノンシャークは、去年の安田記念およびマイルチャンピオンシップで3着に好走した実績が浮かび上がる。

このことから、第49回関屋記念の競馬予想においては、実績を考慮して、能力があるダノンシャークに高い評価を与えて当然である。

一方で、エキストラエンドは、今年に入って京都金杯で1着、東京新聞杯で2着、読売マイラーズカップで3着と重賞レースにおいて上位争いを繰り返している。

ただし、いずれのレースも、内で脚をためるロスのない競馬をした結果であるため、レース内容としては着順ほどの価値はないといえる。

つまり、第49回関屋記念の競馬予想においては、エキストラエンドに相応の評価を与えるべきではあるが、人気になりすぎるような場合、押さえ程度の評価にとどめるべきである。

そして、ヴィクトリアマイル組からは、10着のエクセラントカーヴ(戸崎圭太)が第49回関屋記念に出走する。

ヴィクトリアマイルにおけるエクセラントカーヴの10着という結果は、前残りの展開で終始外を回らされてしまったことも原因の一つだが、それを加味しても見所のないレース内容であった。

よって、第49回関屋記念の競馬予想においては、エクセラントカーヴが去年の夏場のような内容で走れば通用することは可能であるため、どこまで復調するかが見極めのポイントと判断している。

そして、多摩川ステークスからは、1着のシャイニープリンス(蛯名正義)が第49回関屋記念に出走する。

多摩川ステークスにおけるシャイニープリンスの勝利は、重賞レースにおいても好走歴のある他の出走馬を58キロの斤量ハンデを背負って差しきったため、準オープン特別といえども相当強いレース内容であった。

これを考慮して、第49回関屋記念の競馬予想において、3走前に準オープン特別を楽勝したシャイニープリンスにも高い評価を与えるべきである。

そして、NHKマイルカップ組からは、2着のタガノブルク(岩田康誠)および6着のショウナンアチーヴ(柴田善臣)が第49回関屋記念に出走する。

NHKマイルカップにおけるタガノブルクおよびショウナンアチーヴの敗戦は、いずれもイン有利の馬場状態においてコースロスのない競馬をしたため、着順ほどレース内容としての価値はない。

また、NHKマイルカップを制したミッキーアイルが次走に行なわれた安田記念で16着と惨敗している。

この第49回関屋記念の競馬予想においては、タガノブルクおよびショウナンアチーヴに押さえ程度の評価を与えれば十分である。

そして、米子ステークス組からは、3着のサンレイレーザー(菱田裕二)および5着のサクラクローバーが第49回関屋記念に出走する。

サンレイレーザーおよびサクラクローバーの米子ステークスの敗戦は、後の中京記念4着馬であるブレイズアトレイルに見劣るレース内容であった。

つまり、第49回関屋記念の競馬予想においては、サンレイレーザーおよびサクラクローバーに中京記念上位組より下の評価が妥当であるいえる。

以上のように、競馬理論の競馬予想では第49回関屋記念に出走する有力各馬の能力を分析した。

この分析結果に、展開、枠順、調教及び馬場状態などを加味して、第49回関屋記念の最終的な予想を決断する。

競馬理論のファンの方は、第49回関屋記念の予想をお楽しみに。

以下のURLから2014年以前の関屋記念の関連記事がご覧いただけます。

http://www.keibariron.com/database/sekiyakinen
関屋記念のコースやレースの特性が知りたい方には大変好評をもらっています。

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関屋記念2014回顧
クラレントが5つ目の重賞制覇

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次走狙い:クラレント


第49回関屋記念は、4番人気であったクラレント(田辺裕信)が1番人気のダノンシャーク(内田博幸)を差し切って、勝利を収めた。

競馬理論の競馬予想では、クラレントの近2走での敗戦は、度外視が可能であると判断し、過去の重賞レースにおいて4勝している実績を評価した。
また先行馬不在のメンバー構成で、かつ器用な先行力を持っているクラレントを本命に予想した。

レース中、クラレントは好位の外目を進み、抜群の手応えのまま直線に入ると、先に抜け出していたダノンシャークをゴール前で一気に差し切って、第49回関屋記念を制覇した。

第49回関屋記念におけるクラレントの勝利という結果は、一線級のメンバーが不在であったこと、また夏場のG3レースならば、他の出走馬と比べても能力が上であることを改めて示した。

すなわち、第49回関屋記念以降の重賞レース戦線の競馬予想においても、先行馬有利の展開になるならば、クラレントには高い評価を与えて当然であるといえる。

一方で、第49回関屋記念で1番人気に推されていたダノンシャークは2着に敗れてしまった。

競馬理論の競馬予想では、G1レースにおいて何度も好走歴があるダノンシャークにも高い評価を与えていた。

レース中、ダノンシャークは、すんなりと先行し、3番手を確保した。

そして、残り2ハロン程度で先頭に立って粘り込みを狙ったが、クラレントに差されてしまった結果、2着止まりであった。

第49回関屋記念におけるダノンシャークの2着という結果は、58キロの斤量を背負って早めに先頭に立っていく横綱競馬ではあったが、他の出走馬に目標にされた分だけ差されてしまった。

しかし、今後、ダノンシャークがG1レースを目指すのであれば、勝たなければいけないレースであったともいえる。

今後、ダノンシャークはマイルチャンピオンシップへの出走が予定されているが、一線級メンバーが揃う中で、ダノンシャークが勝ちきるためには展開も含めた他の助けが必要と判断すべきであるともいえる。

そして、第49回関屋記念では6番人気のサトノギャラント(北村宏司)が3着に追い込んだ。

サトノギャラントは、いつものようにスタートが悪かったため、後方2番手からレースを進めていた。
この展開の中、サトノギャラントは、直線で前がバラけると馬群を縫うように脚を伸ばして、3着に追い込んだ。

第49回関屋記念におけるサトノギャラントの3着という結果は、ロスの少ない競馬をさせた北村宏司騎手の好騎乗に恵まれたとも判断できるが、堅実にいい脚を使うことを改めて示したレース内容でもあった。

このことから、第49回関屋記念以降の重賞レース戦線においては、差しが届きやすい馬場や展開の時においては、サトノギャラントに高い評価を与えるべきであると判断している。

以上のように、第49回関屋記念は、クラレントの勝利で幕を閉じた。

ただし、第49回関屋記念組は、一線級メンバーの中に入ると能力的に一枚落ちることも否めないので、秋の重賞レース戦線で好走するためには展開も含めた他の助けも必要と判断すべきである。

以下のURLから2014年以前の関屋記念組の関連記事がご覧いただけます。

http://www.keibariron.com/database/sekiyakinen

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