08期 予想歴14年
次走狙い:ドリームノクターン
次走危険:エーシンダードマン
スタート後100M過ぎからの3Fが33.5、そして上がり3Fが38.4。時計がかかり力の要る馬場だったとはいえ、道中引っ張ったムーンレスナイトが4角手前で失速、早めに動いたドリームノクターンも直線ではお釣りがなくなった。全体のラップを眺めても、どちらかといえば例外的な展開になってしまったことは確かだろう。
ただ、勝ったゼンノグッドウッドはマグレだけで話は終わらない。2週目3角過ぎで中団から徐々に進出。他馬が力の要る馬場に苦しむのを横目に、メンバー断突の上がり35秒台で直線しっかりと突き抜けた。そして、最も注目すべきは、終い2Fの12秒台を勝ち馬自らが加速して演出している点。上がりを要して他馬がバテただけで突き抜けた訳ではないという証拠だろう。2着シャイニーブラウンもよく追い上げて勝ち馬に迫っていたが、こちらは最後で完全に脚が上がっていた。同じ差し馬でも、対照的な2頭の違いはレースを見ればよく分かること。
昇級初戦だったが、スタミナとパワーだけは少なくともこのクラスでも十分通用するモノを持っていたのだろう。今後はまだ未知数の時計勝負が課題だが、比較的速い走破タイムを要求されにくい長距離戦は、この馬にはよりふさわしい条件かもしれない。個人的には今年のダイヤモンドS1着馬2着馬辺りより、適性と能力がありそうに思えるのだが。
次走狙いはドリームノクターン。中長距離で機動力を売りにしているが、その割にどういう訳か右回り、というよりも小回りコースの成績がよろしくない。広いコースでゆったりした競馬が一番合っているようだ。東京か新潟に照準を絞ってきたら要注意。
次走危険はエーシンダードマン。菊花賞4着馬だが、速い上がりが使えない割に、上がりがかかっても今回のような極度に力を要する馬場でもダメ。いつも終いは堅実だが、馬券対象となるには要求される条件があれやこれやと、どうしても多くなってしまう印象が強い。1000万を勝った時の2着シャイニーブラウンにもすっかり水をあけられた感じ。現状は人気先行タイプか。
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