新潟記念2014予想

カタストロフィ
10期 予想歴17年

◎ラストインパクト
  3着/3人気

○アドマイヤタイシ15着/9人


【予想】
 また天気が読みにくくて困るんだが、恐らくパラパラと降る程度で大きな影響はなさそう。馬場は高速想定でしておく。展開はメイショウナルトが内枠なのではっきりと主張しないと外から来られても困るしペースを引き上げないことにはトップスピード勝負では苦しいからペースを作っていくのは間違いない。それを見ながら外からアドマイヤタイシやクランモンタナといったあたり、内からは一応マデイラが江田照でもあるしそこそこ主張してくる。ペース自体はメイショウがそこそこ引き上げるだろうし58~59秒前後の想定で、平均ペースからの総合力勝負を想定したい。


【予想】
◎15ラストインパクト
〇07アドマイヤタイシ
▲人気ブログランキングへ(00:00更新予定、30位前後、プロフィール欄にあります。)
△06カルドブレッサ
△16クランモンタナ
×01ダコール18アスカクリチャン
3連複◎軸〇▲△BOX
3連単F◎〇▲→◎〇▲△→◎〇▲△×


◎ラストインパクトはもう一度信じようと。まあ川田の乗り方次第だとは思うんだけど。まずこの枠で3角までの距離が非常に長いコース。前走みたいに前半3Fが34.7のところで出負けして強引にリカバーする必要はないし、さすがにそこまで無謀な競馬はしないだろう。前走小倉記念は速い地点でごりっと押し上げて、12.5 - 11.9 - 12.1 - 12.0 - 11.4 - 12.4とゆるみに合わせざるを得なくなって苦しい競馬になった。今回はかなりナルトがいくら頑張ってもなかなか淡々としたラップは刻めないだろうしどこかで緩む可能性が高いので、中盤の仕掛けどころまではじわっとリカバーするような感じでまず無理のない競馬をしてもらいたい。ペースアップからのトップスピード勝負なら後半の総合力で一枚上だと思っているし、小倉大賞典でもドスローからのまくりで12.2 - 11.3 - 11.3 - 11.4 - 11.4 - 11.8と超ロンスパ。これを押し切ってラブイズブーシェやアロマティコあたりを全然問題にしない競馬。トップスピードの質は高いし、持続力も高い。この枠ならポジションもじわっと好位~中団まで持って行けると思うので、無理のない範囲でポジションをとって直線を迎えられれば。


〇アドマイヤタイシは前半の総合力を持った実力馬。この馬もわかりやすく極端な競馬に弱く、前走の函館記念はタフな洋芝で59.6-60.5のハイペース気味の厳しい流れ。基礎スピードはそこそこあるが一貫ペースの消耗戦になると良さが出ない。エプソムCのように番手以降は実質超スローからのトップスピード特化戦でもL1甘くなったようにTS持続力もそんなにない。なのである程度ペースを引き上げつつ、要所の反応の良さや一瞬のトップスピードの質を引き出したい。その点ではメイショウナルトがオーバーペースには持ち込みたくないぐらいのレースメイク、ほかの同型先行勢が割と貧弱で、後続にリードを作った状態で進められそうなのは非常にいい材料。新潟大賞典は不満だったがこの馬はあまりタフな馬場が得意ではない印象だし、実際新潟大賞典2着時は高速馬場で56秒台での決着、平均ペースで11.9 - 11.9 - 11.9 - 11.1 - 12.1と仕掛けも遅れる競馬。こういう流れでポジションをとったうえで動ける前半の総合力の高さを引き出したい。前走の敗因ははっきりしていると思うし、高速馬場なら鳴尾記念でやれている。期待したい。


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【注目馬】
 2000m路線で開眼してきたのがステラウインド。昨年は欧州遠征の影響もあったのか、なかなか安定感を欠く競馬が続いていたが、ここ2走は2000mで安定してきた。この距離で面白いパフォーマンスを見せてきている馬だけに、今回は持ち味を引き出しやすいコーナー2つの新潟外2000mの舞台で飛躍の重賞制覇を期待したい。


 正直日経新春杯の段階で2400mは長いんだろうなあと思っていた。日経新春杯はサトノノブレスとるメールが刻む絶妙のペースで、1000通過60.2と平均ペース、少し息を入れてから12.5 - 12.2 - 12.0 - 11.9 - 11.0 - 11.8とL2で急加速する競馬になっているのだが、この流れに2列目外から前を向いて進めながらも反応できずに沈んでしまった。ここからもやはり距離に問題があったと考える方が妥当かなと感じる。この馬はもともと2000mで強い競馬をしてきた馬であり、1000万下戦だが稲村ケ崎特別では東京2000mの舞台で1000通過63.3のスローから11.9 - 11.5 - 11.2 - 11.2 - 11.5と早めの仕掛けでトップスピード持続力勝負になっている。この流れで2列目の中目からしっかりとついて行って直線でも楽な手ごたえで進める。そしてL1で逃げ馬を捕え、追い込んでくるシャドウバンガードを問題なく封じ込める完勝だった。この馬の場合はトップスピードの持続力が高いという認識だった。


 2走前で久々の勝利をもぎ取ったのも東京2000の舞台、ジューンSだった。ここでは稲村ケ崎特別とは違い1000通過が58.3とハイペース。と言っても大逃げ馬の刻んだものではあるのだが、離れた2番手のクイーンオリーブでも目視で59秒前半ぐらいだったことを考えると少なくとも平均ペースぐらいではあった。その流れで更に少し離れた中団の一番前で進める。11.8 - 12.3 - 11.6 - 12.0 - 12.2のラップ推移で3角から中目を追走しつつ徐々に好位集団に取り付いて直線。序盤でそこかグンと伸びて2列目に並びかけてくる。そこから最後までしっかりと伸び切っての完勝だった。走破時計から見ても高いパフォーマンスといえる内容だった。L3の段階で詰めてきていることからも、また最後まで脚を維持できたことからも、トップスピードの質、持続力を高いレベルで引き出せたとみていい。函館記念3着は個人的には意外で、59.6-60.5とハイ気味の平均ペース。11.7 - 12.0 - 11.8 - 12.3 - 12.7と消耗戦気味の競馬で中団、3~4角で中目を追走しながら直線序盤も少し窮屈な感じになったが進路ができてから最後までしぶとく伸びて3着を確保した。ポテンシャル面の高さも2000mだと見せてきたといえるし、これまでにないトップスピードを要求されない競馬での一定以上のパフォーマンス。やっぱり2000がいい。


 新潟2000mはまず距離はベスト、そしてある程度のペースから早めの仕掛けでかつトップスピードの質も問われるという競馬。もちろん最重要なのはL1まで踏ん張れるTS持続力に間違いないので、この馬としてはこれまで見せてきた高いパフォーマンスを発揮するには絶好の舞台といえる。スローロンスパ気味となった稲村ケ崎特別、平均ペースからの早い仕掛けとなったジューンSともに強い競馬だったし、今回の新潟2000の舞台でも問題なく力を発揮できるとみていいだろう。あとは相手関係一つだが、幸い夏のローカル戦ということもあってこれといった強敵は出てこない。2000ならまだポテンシャル面で底を見せていないわけで、ここは期待の方が大きい一頭といえるだろう。適性的不安はないのであとは相手関係だけ。


新潟記念その他の出走予定馬の展望は「敗因分析のバイブル~競馬をやって何が悪い。」でよろしくお願いします。


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