オールカマー2014予想
逃げ・先行馬がかなり有利なコース形状

あみー
14期 予想歴6年

◎マイネルラクリマ
  1着/2人気

○カレンブラックヒル7着/5人
▲フェイムゲーム6着/4人
△アロマティコ5着/6人
×サトノノブレス
×クランモンタナ


(1)逃げ・先行馬がかなり有利
 新潟芝2200m・内は「平坦」「極端な小回り×2」という要素を持ち、起伏による消耗が小さく、1・2角のペースダウン+3・4角のマクリ難さから、逃げ・先行馬が有利になりやすいコース形状です。
 過去の準OPやハイペースだった先週のセントライト記念の結果を見ても、逃げ・先行有利の傾向が出ていて他場の中距離より先行力の評価が重要です。

※ 新潟芝2200m・準OP相当(2007~2014.セントライト記念、計9レース)の3着内馬の位置取り
 1角5番手以内 =8-7-3
 1角6番手以降&上がり3位以内 =1-2-5



(2)中距離馬が有利、中長距離馬は不利
 テン早く→1・2角の進入で緩み、(内回りの短い直線を意識してか)向正面から早めに仕掛け始める…という緩急の大きい流れになりやすいため、ギアチェンジで見劣りやすい中長距離馬は苦戦しやすく、ギアチェンジで有利な中距離馬が好走しやすい傾向があります。

 先週のセントライト記念はハイペースの影響でこの傾向がさらに強く出ていたと思われ、実力上位の1・2着馬はともかく、マイル以下の好走歴が多いタガノグランパや、3着内が1800m以下に限られるステファノスが好走~善戦し、中長距離で実績のあるワールドインパクトやショウナンラグーンが苦戦していました。
 タガノグランパとステファノスは1角6番手以降から上位の上がりを使っていて、差し・追い込み馬を狙う場合の指針にもなりそうです。



各馬の印
 ◎ マイネルラクリマ
 ○ カレンブラックヒル
 ▲ フェイムゲーム
 △ アロマティコ

買い目はなるべくシンプルに。
馬連・3連複:◎○▲△



~ 各馬の短評 ~

◎ マイネルラクリマ(56.0kg・前走比-2.0kg)
短評:
 底力・持続力に優れる千八巧者。
 高めの先行力を持ち、キレもある程度兼備し(+近2走からの斤量減)、ロングスパートに耐えられる底力・持続力を持つ…という、新潟芝2200mで要求されやすい能力適性・レベルをほぼ全て満たしているといっていい馬(新潟芝2200mのコース形状と能力適性の関連はオールカマー2014 傾向と対策(データ)(http://ameblo.jp/ami-keiba/entry-11927922208.html)にて)。
 荒れ馬場に強く、馬場の傷みは問題なし。ペース不問で近走通りの位置取りを再現しようとする鞍上もプラスだと思われ、軸馬として狙いたいです。


○ カレンブラックヒル
短評:
 先行力を中心とした能力バランスに優れる千八巧者。
 マイルでの好走は中弛みラップが多いこと、3歳時には毎日王冠や天皇賞(秋)で優勝~善戦するなど、中距離+キレを問われる条件での走りには未知数のプラスが見込め、緩急の大きい流れになりやすく+逃げ・先行有利である新潟芝2200m・内は近走より条件が良い可能性があります。
 また、少し非力な面から平坦・良馬場替わりも大きなプラス(影響を平坦>荒れ馬場と判断)で、妙味ある相手候補として積極的に狙いたいです。


▲ フェイムゲーム
短評:
 持続力に優れる千八巧者?
 父の産駒傾向通り持続力に優れ、ロングスパート勝負になりやすい非根幹距離の重賞は能力を発揮しやすい条件。ややキレを欠くところがありますが、新潟芝2200mなら距離適性の短さを生かしてフォローが効きそうです。
 心配は先行力で劣る(≒緩い流れでしか先行できていない)ために、前後の不利が発生しそうなこと。軸馬として狙うのは避け、相手候補の上位として扱いたいです。


△ アロマティコ
短評:
 持続力に優れる中距離馬。
 父・母父からはイメージしにくいですが、好走したレースは長くいい脚・持続力を生かせる中距離が多く、新潟芝2200mは比較的相性の良い条件。(新潟芝2200mのコース形状と能力適性の関連はオールカマー2014 傾向と対策(データ)(http://ameblo.jp/ami-keiba/entry-11927922208.html)にて)
 ただ、外回りと異なり勝負どころに下り坂がないため急加速力で見劣る可能性があること、コース形状から不利な追い込み馬であることなどから、軸馬としては狙いにくいです。相手候補として狙うのが良いのでは。



~ 評価を控えめにしたい人気馬 ~

× サトノノブレス(57.0kg)
短評:
 底力・持続力に優れる平坦巧者の中長距離馬。
 ここでの不安は緩急への対応力≒キレ(=トップスピードと急加速力。特に後者)不足。新潟芝2200mは正面の直線→極端な小回りなどのコース形状から緩急の大きい流れになりやすく、中長距離ベストのこの馬にとってはキレ不足を見せる可能性が高い条件です。
 この状況で他馬より重い斤量を背負って急加速力が相対的に下がるのはさらにマイナスで、少なくとも人気に見合う期待値は望めないと考えます。キレで見劣りにくい中距離馬を探した方が良いのでは?


× クランモンタナ(56.0kg・前走比+2.0kg)
短評:
 底力・持続力に特化した中距離馬。
 ここでの不安は先行力とキレの不足。前走は他馬より軽い斤量で両者を補うことができましたが、今回は+2.0kgの斤量増と他馬に対して有利な斤量差ではなく、斤量差によるプラスが望めません。
 また、新潟芝2200・内は緩急の大きい展開(=道中でのキレの要求度が外回りより高い展開)になりやすく、キレ(≒主に急加速力)で劣るこの馬には不向きな条件替わりだと思われます。
 少なくとも人気に見合う走りを期待するのは難しそうで、人気なら消しに近い評価から。


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