08期 予想歴16年
◎ロサギガンティア
7着/3人気
○ディサイファ4着/7人
▲エアソミュール1着/8人
△ワールドエース13着/1人
★傾向分析★
2009年 タイム 1'45"3 (良) 1FAve=11.70 3FAve=35.10
テン35.8-中盤35.9-上がり33.6 『加速・中弛み』
1着カンパニー・・・ミラクルアドマイヤ×ノーザンテースト=グレイソヴリン×ノーザンテースト 〔9-a〕 5-5
2着ウオッカ・・・タニノギムレット×ルション=ロベルト×ネヴァーベンド 〔3-l〕 1-1
3着ハイアーゲーム・・・サンデーサイレンス×Law Society=サンデーサイレンス×リボー 〔12-e〕 8-8
2010年 タイム 1'46"4 (稍重) 1FAve=11.82 3FAve=35.47
テン35.5-中盤35.4-上がり35.5 『一貫』
1着アリゼオ・・・シンボリクリスエス×フジキセキ=ロベルト×サンデーサイレンス 〔19〕 6-6
2着エイシンアポロン・・・Giant's Causeway×Sadler's Wells=ストームバード×サドラーズウェルズ 〔1-l〕 4-3
3着ネヴァブション・・・マーベラスサンデー×Mill Reef=サンデーサイレンス×ネヴァーベンド 〔14-f〕 8-8
2011年 タイム 1’46”7 (良) 1FAve=11.86 3FAve=35.57
テン36.1-中盤37.0-上がり33.6 『加速・中弛み』
1着ダークシャドウ・・・ダンスインザダーク×Private Account=サンデーサイレンス×ダマスカス 〔A4〕 9-9
2着リアルインパクト・・・ディープインパクト×Meadowlake=サンデーサイレンス×セントサイモン 〔5-h〕 3-3
3着ミッキードリーム・・・キングカメハメハ×サンデーサイレンス=ミスプロ×サンデーサイレンス 〔4-m〕 7-7
2012年 タイム 1’45”0 (良) 1FAve=11.67 3FAve=35.00
テン34.5-中盤35.1-上がり35.4 『前傾』
1着カレンブラックヒル・・・ダイワメジャー×Grindstone=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔25〕 3-3
2着ジャスタウェイ・・・ハーツクライ×Wild Again=サンデーサイレンス×ニアークティック 〔2-n〕 8-9
3着タッチミーノット・・・ダンスインザダーク×Mr. Prospector=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔2-n〕 8-9
2013年 タイム 1’46”7 (良) 1FAve=11.86 3FAve=35.57
テン35.5-中盤37.9-上がり33.3 『加速・中弛み』
1着エイシンフラッシュ・・・King’s Best×Platini=キングマンボ×ハンプトン 〔8-a〕 4-4
2着ジャスタウェイ・・・ハーツクライ×Wild Again=サンデーサイレンス×ニアークティック 〔2-n〕 5-5
3着クラレント・・・ダンスインザダーク×ダンシングブレーヴ=サンデーサイレンス×リファール 〔9-f〕 1-1
基本は『加速』の流れで、徐々にスピードがあがり、残り4Fからの持続勝負。09年・11年・13年は『加速・中弛み』の流れで、3Fの上がり勝負になり、その流れを得意とするサンデーサイレンス系向きの流れに。対して07年・10年の『一貫』や12年の『前傾』の年は、ロングスパートの傾向と考える。
展開は開幕週ということもあり、逃げ・先行馬が有利。ただ東京芝1800mということなので、逃げ残りが難しいようで、好走の可能性が高いのは先行馬。
だが過去の連対馬は差し・追込もいて、馬番は内枠が多いので内枠の差し馬はまだ狙えると思います。
血統の傾向は、スタミナ型サンデーサイレンス系の好走が多く、ダンスインザダーク、ディープインパクト、ハーツクライ、マーベラスサンデーなどが好走しています。
またトニービン系も好走が多く、アドマイヤベガやタニノギムレットやハーツクライなどトニービン系の特徴を内包するタイプも好走が多く、欧州型スタミナ血統向きの傾向。欧州型スタミナタイプは持続型に強い特性があり、向いていると考えます。
欧州型スタミナ血統という点では、大系統ノーザンダンサー系(=サドラーズウェルズ系、ノーザンテースト系、ニジンスキー系など)も相性良し。
牝系の傾向は、No.〔4〕の牝系が好走馬が多いです。No.〔4〕の牝系は、古馬にて本格化するタイプが多く、前走で好走している馬ならなお良し。
No.〔1〕や〔5〕や〔8〕も複数好走馬がいます。
分枝記号は、d・f・h・lが複数好走馬がいます。
また過去に連対した馬は、着順を下げる傾向があります(=エイシンプレストン:01年1着→03年3着、バランスオブゲーム:03年1着→05年4着、テレグノシス:04年1着→05年2着→06年6着、ローエングリン:04年2着→06年3着、ウオッカ:08年2着→09年2着、エイシンアポロン:10年2着→11着4着、12年2着→13年2着ジャスタウェイなど)。そのため老馬の法則は活きると思います。
逆に以前に毎日王冠で負けた馬が、本格化で巻き返すことはありますが、好走した翌年は着順は下げています(ダイワメジャー:05年5着→06年1着→07年3着)。
それから近年はマイルGⅠ好走馬の好走が多く、安田記念やマイルCSや朝日杯FSや桜花賞などいろいろなマイルGⅠ好走歴のある馬が好走しやすい傾向。このレースは中距離型の馬も好走しますが、ややマイラー寄りの適性があるとなお良いと思われます。
ステップの傾向としては、前走安田記念からの休み明けでの好走が多い。特に上位好走馬でマイルGⅠ好走歴があるような馬なら要注意。
前走宝塚記念からのステップ馬なら、5着前後からの好走が多いようです。
近年は3歳馬の好走も多く、NHKマイルCやダービーで負けた馬でも好走しています。好走馬の共通点は、NHKマイルCやダービーまでに芝1600mや芝1800mの重賞で好走していること(=10年1着アリゼオ:スプリングS1着、10年2着エイシンアポロン:朝日杯FS2着、11年2着リアルインパクト:朝日杯FS2着、12年1着カレンブラックヒル:NZT1着、12年2着ジャスタウェイ:アーリントンC1着、など)。
★予想★
毎日王冠のポイントは、
①開幕週の馬場にて、前に位置する馬の好走が多い。しかし直線の長い東京芝コースなので、逃げ馬は厳しい傾向。中心は内枠の先行馬。
②スタミナ型サンデーサイレンス系の好走が多い。
③欧州スタミナ型血統もポイント。トニービン系や大系統ノーザンダンサー系にも注目。
④芝1600mや芝1800m重賞好走歴のある3歳馬は特注。特にマイルGⅠ好走馬なら信頼性が高い。
⑤古馬もマイルGⅠ好走歴のある馬に注目。
⑥安田記念からのステップ馬は好走が多い。
⑦宝塚記念からのステップ馬は5着前後の馬の好走が多い。
⑧新潟記念好走馬にも注目。
⑨エプソムC好走馬にも注目。東京芝コース巧者なら期待大。
⑩老馬の法則が活きる。前年好走馬は着順を下げることが多い。
◎ロサギガンティア・・・フジキセキ×Big Shuffle=サンデーサイレンス×ボールドルーラー 〔8-b〕
前走NHKマイルC4着(=東京芝1600m:0.1秒差)。東京芝コースは(2-1-0-1)、芝1800m戦は(2-0-0-1)。今回約5ヶ月の休み明けとなるが、休み明けは(1-0-0-0)でそれほど苦にしない馬と思われる。前走NHKマイルC4着は、スタートで出遅れて後方から上がり最速33秒2で追込むも僅差届かずの内容で、スタートが普通だったらと思うと能力は評価できると考える。NHKマイルC出走に至るステップも、皐月賞10着を経ての臨戦過程では、やはり疲れもあったと考えるので、最速上がりで4着は能力を評価すべきと考える。また14年スプリングS1着(=中山芝1800m)好走歴もあり、過去に毎日王冠で好走した3歳馬と共通する重賞好走歴はある馬にて、好走できる下地は備えていると思われる。好走の可能性は高いと考えて、評価する。
フジキセキ産駒はスピード型サンデーサイレンス系で、内枠を活かして好位から抜け出す“イン突き”のレースが得意。すっと好位を取って折り合い、一瞬のタイミングで馬群を抜けられる器用な脚を持っていて、サンデーサイレンス系の中でも屈指の能力。この器用さは2~3歳の早い時期では大きな武器となる。この器用さと一瞬の脚の速さは、特に牝馬戦でも発揮され、大物食いもしばしば。2歳から走る早熟性を有しながら、高齢でも侮れないしぶとさがあり、セカンドステージも存在する。休み明け(=4ヶ月以内)での穴も多い。母父Big Shuffleはボールドルーラー系で、短距離~マイル向きの芝・ダート兼用血統。アメリカ色の強い血統配合だがドイツの首位種牡馬になったこともあるのだが、ドイツ血統のようなスタミナや底力は少なく、大一番に強いとはいえず、軽いレース質が合う。
No.〔8〕の牝系は、2歳~3歳春シーズンも好走は可能だが人気の時には詰めが甘い特性があり、本領発揮は3歳秋以降で、古馬で真価を発揮するタイプが多い。叩き良化型で、高速時計にも強い。分枝記号bは、基本的に晩成傾向で使い減りしないタイプが多く、鮮度と勢いが好走に重要なポイント。重賞初挑戦など鮮度の高い時は好走率高し。決め手には欠けるが自在性があり、格上げ戦に強い。
○ディサイファ・・・ディープインパクト×Dubai Millennium=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔12-c〕
前走エプソムC1着(=東京芝1800m)。東京芝コースは(4-0-0-2)、芝1800m戦は(4-2-0-1)。今回約4ヶ月の休み明けとなるが、休み明けは(0-0-0-1)でやや割引は必要かも。前走エプソムC1着に好走していて、東京芝1800mは(3-0-0-1)と得意コースと思われ、エプソムC好走で東京芝コース巧者は毎日王冠では期待値は高い馬と考える。速い上りも繰り出せるし、前走好走した時と同じように最内枠というのもプラス要因と思われ、好走に期待して評価する。
ディープインパクト産駒はサンデーサイレンス系で、広いコースで加速をつけながら全開になる末脚が武器で、スローで脚を溜めてキレキレの瞬発力を繰り出す。一瞬でトップスピードに乗れるタイプと点火に時間がかかるタイプがいて、前者は馬体重が軽い馬、後者は馬体重の重い馬が多い。それから母系がスピード型だと一瞬の反応が速く、母系がスタミナ型だとトップスピードに乗るまで時間を要する。また道中が速いペースだと脚をなし崩しに使わされて末脚が鈍るので、距離短縮の速い流れの時には過信禁物。逆に距離延長で緩い流れとなるときには狙い目。スローでしか好走歴のない馬の距離短縮時は、疑って掛かる方が良い。ゆったりローテーションに強く、間隔が詰まるのも良くない。母父Dubai Millenniumはミスプロ系で、Seeking the Goldの良い特性を受け継ぎ、仕上がりの早さと軽快なスピードを持つ短距離~マイル血統で、時計勝負に強く、芝の良馬場や湿ったダートを得意としている。
No.〔12〕の牝系は、早い時期から走る馬もいるが、3歳秋から古馬にかけて本格化する馬が多い牝系。また高齢でも衰えが少なくタフな馬が多い。分枝記号cは、開幕週・最終週や重馬場での持久力勝負に強い傾向。欧州的な瞬発力を秘めるがゴチャつく展開は苦手。
▲エアソミュール・・・ジャングルポケット×サンデーサイレンス=グレイソヴリン×サンデーサイレンス 〔4-r〕
前走札幌記念5着(=札幌芝2000m:1.0秒差)。東京芝コースは(1-0-0-1)、芝1800m戦は(4-0-2-3)。前走札幌記念5着は、上位2頭(=ハープスター、ゴールドシップ)が強い競馬をしたが、3着馬とは0.1秒差で評価を下げる必要はなく、前々走鳴尾記念1着(=阪神芝2000m)と重賞好走もしている馬にて、能力的にも好走できる下地はあると考える。トニービン系の好走も多い重賞だし、また内枠で好走の多い馬でもあり今回はプラス要因が多いと考えて、好走に期待して評価する。
ジャングルポケット産駒はグレイソヴリン系で、小回りコースが得意なタイプと広いコースで末脚を繰り出すタイプとがいる。本馬は京都芝コースで好走が多いが、阪神芝コースや函館芝コースでも好走していて、本質は小回りの持続型タイプと思うが、速い上がりも繰り出せるので広いコースで末脚を活かすことも可能なタイプ。緩い流れで瞬発力勝負より、持続した流れでスタミナを活かす方が強さを発揮しやすい。ジャングルポケット産駒は菊花賞でも好走しているし、スタミナの豊富な馬が多くステイヤータイプも輩出する。母父サンデーサイレンスは、前走の勢いをそのまま活かして好走することの多い特性がある。瞬発力を武器に上がり特化のレースで強く、勢いのあるときには重賞挑戦はプラス要因。
No.〔4〕の牝系は、3歳春から力をつけてクラシックで好走するような成長力もあるが、さらに3歳秋から古馬にかけて成長力が著しい。またスタミナを活かしての好走が得意。分枝記号rは、あらゆる条件を平均的にこなすタイプ。様々な経験が活きやすいタイプでもある。
△ワールドエース・・・ディープインパクト×Actenango=サンデーサイレンス×ハンプトン 〔3-d〕
前走安田記念5着(=東京芝1600m:0.6秒差)。東京芝コースは(0-0-0-3)、芝1800m戦は(2-0-0-0)。今回約4ヶ月の休み明けとなるが、休み明けは(1-0-0-1)だが、そのうちの1回は1年8ヶ月の長期休み明けでの凡走で、約3ヶ月の休み明けではマイラーズC1着(=京都芝1600m)と重賞好走もしていて、それほど苦にしない馬と考えて好走に期待する。東京芝コースでの好走がない本馬にて、やや割引は必要と考えるが、速い上りも繰り出せるし適性は合うと考えて、好走に期待して評価する。
ディープインパクト産駒はサンデーサイレンス系で、広いコースで加速をつけながら全開になる末脚が武器で、スローで脚を溜めてキレキレの瞬発力を繰り出す。一瞬でトップスピードに乗れるタイプと点火に時間がかかるタイプがいて、前者は馬体重が軽い馬、後者は馬体重の重い馬が多い。それから母系がスピード型だと一瞬の反応が速く、母系がスタミナ型だとトップスピードに乗るまで時間を要する。また道中が速いペースだと脚をなし崩しに使わされて末脚が鈍るので、距離短縮の速い流れの時には過信禁物。逆に距離延長で緩い流れとなるときには狙い目。スローでしか好走歴のない馬の距離短縮時は、疑って掛かる方が良い。ゆったりローテーションに強く、間隔が詰まるのも良くない。母父Acatenangoはハンプトン系で、重厚でありながら優れたスピードも持つドイツ血統。ノーザンダンサーやミプタープロスペクターやサンデーサイレンスなど、主流の血統を内包せず完全な異系血統。そのため本血統との配合で、肉体的にも精神的にも健全さが増す。持久力や底力もより備わる。
No.〔3〕の牝系は、2歳戦から走れる仕上がりの早さとクラシックでも好走する成長能力を有した牝系。古馬での成長力も豊富。直線の長いコースでの末脚勝負にも強く、東京や京都芝コースでの好走も多い。分枝記号dは、精神的にタフなタイプが多く、遠征や重馬場は苦にしない。また前走好走だと次走でも好走しやすい特性も持つ。
tipmonaとは?