08期 予想歴12年
◎メイショウダグザ
3着/6人気
○ファインビスティー
▲メトロノース4着/8人
昨冬に全日本2歳優駿を圧勝し、この世代のダート界暫定チャンピオンになったスーニ。ダート戦は4戦4勝で、どのレースでも圧倒的な強さを見せ付けている。GⅠ1勝、GⅡ1勝。正直、オープン戦に出てくるような馬ではないのだが、他に適当なレースがなく、ここを使わざるを得ない。しかも59キロを背負っての出走なのだから尚のこと不憫である。
JRAのダート路線への不満はこれまでも何度か取り上げてきましたが、これほどの馬がここに出走しなくてはいけないというのは改めて如何なものか。
芝の2歳GⅠ馬ならばレースの選択肢は山ほどある。その馬の適性に合わせて、マイル路線でそのままいくのか、距離を少しずつ伸ばしてクラシック戦線に乗せていくのか…。毎週のように3歳芝重賞はあるだけに、選択肢も幅広い。しかし、ダートの2歳GⅠ馬の選択肢は限りなく狭い。そもそも3歳ダートオープン以上のレースは芝に比べると極端に少ないし、重賞クラスのレースになると、中央だとユニコーンSが最初。1月から換算すると実に6ヶ月も後のレースになる。だから、ダート2歳GⅠ馬や、ダート重賞級クラスの3歳馬達は、芝レースに出走したり、たまにあるオープン戦で重いハンデを背負って出走しなくてないけないのだ。
これって、どう考えてもおかしいですよね?
相変わらず芝路線ばかりが優遇されている日本競馬界。欧州に合わせているからなのかは知らないが、これじゃあんまりだと思いませんか?芝のGⅠを増やすだ、重賞を増やすのは別にいいんですが、それよりもダート路線を抜本から変えるべきではないでしょうか。
たとえば地方競馬。厳しい環境におかれながらも、必死に盛り上げようと様々なイベントを催して頑張っています。常に新しいことを考え、お客様に還元し、面白いレースを提供していく…。結果として、前期は黒字になった競馬場も出てきたようでして、少しずつ努力の成果、改革の成果が見えてきているようです。
しかし、JRAは現状にあぐらをかいているようにしか見えません。競馬番組の改革と題して昨年スタートした「みんなのケイバ」は大不評、各競馬場の改修も基本的には改悪状態。各重賞の開催時期や距離なんかもちょくちょく変更する…。JRAの意味の分からない改革に嫌気がさしています。
ちょっと話がそれましたが、とにかく今の3歳ダート路線の現状は酷すぎます。この時期の3歳馬に59キロを背負わすってどういうことでしょうか?将来有望な馬がここで怪我でもしたらどうするのですか?あまりにも選択肢が少なすぎます。これじゃあパートⅠ国が聞いて呆れますわ。
ダート路線の改革は急務だと思っております。サマーチャレンジとかやるのもいいですが、正直昨年のチャンピオンとか全然覚えてませんし、むしろやってたの?ってぐらいの勢いです。そんなところにお金使うぐらいなら、もっとダート路線に投資してください。
JRAはダート馬を下に見すぎ!
…と思われても仕方がないと思いますよ。
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