08期 予想歴14年
次走危険:タガノエルシコ
次走危険:メイショウクオリア
道中がスローに流れたことで追走が楽になったことは確かだが、ゼンノグッドウッドの上がり3Fはメンバー唯一の33秒台、他馬との比較でもダントツの数字だ。しかも、後方一気とはいえ直線では早めに抜け出しての完勝。前走の内容からも、単純にスローだから終い伸びてきた訳ではない。大型馬で相変わらず瞬時の反応は良くなく、時計勝負も対応?で課題はまだ山積しているが、今後の芝オープン・長距離戦線の台風の目になれる魅力が出て来た。個人的には今年のダイヤモンドS勝ち馬よりも評価がひとつ上の馬だが、目黒記念辺りなら何とかなるだろうか。
タガノエルシコは最後伸びを欠いた辺り、レース間隔が開いたことと馬体減の影響は少なからずあったようだった。加えて、2400という距離も守備範囲だがベストでもなかった印象。これなら4着という結果も止むを得まい。次走は多少の上積みが期待できる。ただ、昨年の500万勝ち以降、コンスタントに使われ大崩れせずに昇級してきたが、1000万、準オープンを勝った時の内容と相手関係は特に強調できる部分がなかった。馬体維持にも課題がある。クラスが上がって自慢の切れ味だけではそろそろどうにもならなくなってきた雰囲気だ。次走も軽視はできないが、評価できる要素以上にリスキーな要素を結構持っている馬であることは留意しておきたい。
メイショウクオリアは速い上がりの競馬が向かなかっただけなのかもしれないが、殿負けでは弁解の余地なし。京都新聞杯の勝ち馬だが、対戦相手といいレース内容といいGⅡレベルには程遠いものだったことを自身が時を越えて証明する格好になってきたようだ。今回の敗戦然り、次走手薄なオープンに再度登場でも信頼はできないだろう。
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