14期 予想歴32年
◎タケルラムセス
1着/6人気
○デバイスドライバー4着/5人
▲グランカマラード3着/2人
△ニシノオタケビ6着/3人
この時期の若駒のこの距離。おまけに少頭数ときている。
無駄にダラダラと流れるレースは想像出来るが、流石に今の中山の馬場を考えると、最後の直線たけで"よーいドン"は考え難い。
3-4コーナーで早めに動ける馬に旨味がありそうだ。
タケルラムセスは力がありかなり長い末脚が使える馬、ニシノオタケビはスパッと斬れる瞬発力が魅力でこちらも能力が高そう。暫く追ってみたい2頭だ。
しかしながら今回はゆったりとした流れになりそうで、素直に能力が反映されるとは思えない。
特にニシノオタケビは瞬発力系なので、今回のレース特性とは無関係な要素がこの馬の長所であり、このレースでこの馬の長所が生かされるとは考え難い。
ここは早めに動ける前向きさと機動力、末脚の持続力に注目して予想をしてみたい。
◎⑩タケルラムセス
能力の高い馬もタフなレースに向くタイプ。
長い末脚が自慢も、それを生かし切るには消耗戦という環境が欲しい。
レース特性からちょっとポイントがズレているような気もするが、そこは能力でカバーしてくれる事を願う。
○④デバイスドライバー
前走は1000㍍過ぎからのタイミングから捲り気味に進出し、押し切って人気に応えた。
今回問われそうな物理特性をそのまんま持ち合わせた馬だと思われるので注目してみたい。
▲②グランカマラード
このレースに必要な精神的な前向きさがあり、今回は『前走先行出来なかった先行馬』。
スタートの巧い鞍上を迎え、先行出来そうな環境が整った。
今回は大いなる精神的アドバンテージを得そうだ。
△⑤ニシノオタケビ
かなりの瞬発力をみせるタイプでちょっとレースが合わなさそうも、能力はなかなかのものでこの面子でも上位と見ている。
府中コースの重賞で注目してみたい。
馬券
単勝
⑩ 2000円
ワイド
④-⑩ 1500円
②-⑩ 1500円
tipmonaとは?
14期 予想歴32年
次走狙い:タケルラムセス
次走狙い:ニシノオタケビ
たかだか若駒の500万下のレースではあるが、春のクラッシック戦線に大きく関わりそうな感じなので、きちんと回顧しておこう。
このレースは本命に推したタケルラムセスが直線入口で馬群を割って突き抜けジャズファンクとの叩き合いを振り切った。
予想の時点で再三に渡り『能力が高い』と強調した通り、見事その事を証明してみせてくれた。
前走のデビュー戦では勝ち時計が目立ったものではなく、今回のレースでは大きな支持は得られず6番人気の低評価。
時計は目立たなかったものの、実は競馬の内容そのものはずば抜けていた。
1000㍍通過が1.02.2のゆったりしたペースの流れ。
オケアノスのマイペースによる大逃げが成立してしまい、差し馬には完全に不利なレースだった。、直線入口の地点で10馬身以上の差があり、前半のペースから明らかなセーフティリード。
それをあっさりと交わし2馬身半千切ってみせたのだ。
34.6の上がりタイムで当然最速だった訳だが、上がり2位サンタフェチーフとの差は0.7秒差と圧倒的な差をつけている。
しかも楽に逃がした相手との2秒以上の差をひっくり返しての圧勝劇だ。
ちなみに、オケアノスは次走の未勝利戦でも逃げ粘って2着に入っており、決して弱い相手では無かったのだ。
阪神JFのロカと同様、上部だけの数字とインパクトだけでは『真の強さ』は語れない。
圧勝する馬も確かに強いのだが、不利を克服して勝ち負けに持ち込んでくる馬もまた強いのである。
本レースは予想通り、前半はスローで3コーナー残り800㍍地点からマイネルポルトゥスが仕掛け始めると一気にペースが上がった。
残1000㍍地点からのラップは12.0-11.4-11.5-12.1-12.2
残り800㍍からのラップが11.4-11.5とかなり速い流れになり、後続馬が追走に苦しむラップとなっているのたが、インを突いたとはいえ、この流れに遅れるどころか、しっかり差を詰め馬群を割って突き抜けて来た。残り800㍍地点からの3ハロンを全て11秒台のラップでまとめた事になる。
当然今回も上がりタイムは最速の34.8。上がり2位のジャズファンクとの差は0.5秒とまたもや圧倒した。
『レース特性からちょっとポイントがズレているが…』というのは正に残り800㍍からの急激なペースアップに対する適性であり、それを能力の高さで乗り切った形。
2着のジャズファンクは前走マイル戦からの距離延長馬、3着のグランカマラードは『前走差し→今回逃げ』の位置取りショックをかまして来た馬。
どちらも緩い流れを好む馬であり、これら2頭に有利に働いたレースだった。
グランカマラートのように、オープンで良いレースが出来る馬を相手にこの内容。
おそらく、レースのレベルが上がりタフさが増せば更にパフォーマンスを上げてくるタイプなので、今後とも注目してみたい。
今の時点で、『皐月賞の最有力候補』とまで言い切っておく。
非常に素晴らしい馬だ。
1番人気ブライトバローズは全くの無印にした通り5着と凡走。
敗因というよりは、私的には何故この馬が人気になったのかが不可解。
鞍上で人気になったのか? はたまた、前走の時計で人気になったのか???
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