フィリーズレビュー2015予想

カタストロフィ
10期 予想歴18年

◎ラッフォルツァート
  5着/4人気

○ムーンエクスプレス3着/2人
▲スマートプラネット4着/8人


 馬場は土曜のうずしおSがハイペースで22秒台だからそれ以上出るようなメンバー構成ではないかなと。


 展開は恐らくスマートグレイス武幸四郎がハナを主張する。これを外から見ながらスマートプラネットが突きながら番手というところまではほぼ確定的だろう。内にそれなりにスペースができると思うが、ここを突いてラッフォルツァート、武豊のレオパルディナが積極策を取るかどうかにも注目だが一応ラッフォルツァートよりは後ろになるとみる。クールホタルビなんかも2列目勢の中には入り込みそうで、ペースはやはりそれなりには上がるだろうと。馬場が重いことは意識していると思うので、その辺りをバランスとっていくとしても前半35秒想定でも恐らくハイペースになる馬場状態。22秒半ばを想定しても35-11.5-36ぐらいのイメージになる。実際はそれより遅い流れは作りにくいしコース的にも前半ゆったりは難しいので34秒台には突入しないだろうと。変にスマートグレイスが探りながらで逆にスマートプラネットあたりにハナを切られるのも嫌だし、ラホーヤビーチ辺りも行くしかないので前が半端に進めれば大外から主導権ということもある。スマートグレイス自身もハイペースしか実績がないのでハイペースの消耗戦~緩くてもややハイぐらいを想定。タフな馬場適性、基礎スピード、ポテンシャルを高いバランスで持っている馬を狙うべきだろう。



◎ラッフォルツァートは高いバランスで今回必要な要素を兼ね揃えている。まずタフな馬場では中京1400のつわぶき賞。好位で進めながら直線抜け出したところにティーエスクライに差し込まれたがラップ推移が前半ハイペースからの11.7 - 12.5 - 12.4 - 12.3 - 11.9と緩んでの再加速戦で、これに付き合う形になって直線では加速する余力を残していたが、フラットに進めて直線勝負に賭けたティーエスクライに差されたという形。基礎スピードをコントロールしながらも要所で再加速ができている。ここから現時点ではまだ1400が良いとは思うがマイルも恐らくこなせる。紅梅Sではスローからの12.1 - 11.6 - 11.3 - 11.5で後方馬群で徐々にポジション下げながら前を向くタイミングも遅れたし仕方ないし、そもそもこのレースとは問われる適性が真逆で良くも悪くも参考外。前走が最大限に評価したいレースで、まず走破時計的に同日1000万下と互角。ペースはハイ、ラップ推移的には11.2 - 11.5 - 11.7 - 11.6 - 12.5とコーナーではまだ11秒台を保っていて直線で大きく減速する形。ここで2列目外から積極的にコーナー立ち回ってロスを作りながらも先頭列に並びかけながら直線で楽に抜け出すという競馬。基礎スピードの高さは言うまでもないし、最後までしぶとくポテンシャル面でも不満はない。阪神1400は馬場適性がカギになる馬が多いが、つわぶき賞ではむしろペース的に遅かった感じだし、前がある程度飛ばす流れを内枠からポケットで進めながらロスなく競馬ができれば好勝負だろうとみている。


〇ムーンエクスプレスはちょっと悩んだけど順当にJFを評価した。自分の中ではJFの結果は重きを置くべきだと思っていて、47.2-47.2の綺麗な平均ペース、一応再加速戦だが極端なトップスピードが問われたわけでもない総合力勝負。どんなタイプでも勝負になる可能性があった高いレベルでの総合力勝負になっていたし、そこで基礎スピードを活かして少し離れた2列目から12.0 - 11.4 - 11.5 - 12.3のラップで直線序盤一旦は先頭に立ったのには驚かされた人も多かったはず。上位3頭のパフォーマンスと比較しても基礎スピード面では明らかに優位に立てていた。2走前京都1400の高速馬場、ロスなくとはいえハイペースの流れに対応していたし、前走で馬場も不安はない。対抗には素直に据えたいかな。


▲スマートプラネット
まあこの馬はちょっとまだ読みにくいところはあるけど、大枠として基礎スピードを活かしたいタイプというのとトップスピードの持続力は並、というのは確定的。後は単調な基礎スピード戦の方が良いのかってのとある程度のペースを作ってから仕掛けを遅らせて出し抜く方が良いのかってのはまだちょっと決めかねる。その理由は新潟1400巧者というところ。特に4走前はハイペース気味から11.5 - 12.2 - 12.1 - 11.6 - 11.8とコーナーで緩めてL2で再加速で出し抜いての圧勝をしているし、この時がスプリンターズと同日でこの時計は個人的にはかなり評価しているがこれでも緩めている。この感じからマイルの方が良いかなと思っていたんだが、仕掛けが遅かった3走前はともかく、ここ2走は明確に甘くなってしまって仕掛けが早い競馬になったのが響いた感じ。まあそういう馬なので、どちらが良いかはわからないが少なくとも基礎スピードを要求された方が良いのは間違いない。新潟未勝利勝ちはよりハイペースだったしそこで強い競馬でねじ伏せていて十分適性はあるはず。タフな馬場は4走前の新潟は野芝でも最終週で時計がかかっていた状況。2,3走前も少し時計がかかっていたし、馬場よりも展開の方が大きい気がする。もうちょっと内枠が欲しかった感はあるけど、番手でハイペースを追走しながらしぶとく粘りこめれば怖い。思ったより人気を落としている感じだけど、基礎スピード戦なら普通に最上位の1頭だと思うけどな。


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