08期 予想歴19年
◎レジネッタ
16着/5人気
○ジョリーダンス5着/6人
▲チェレブリタ12着/9人
×カワカミプリンセス
×リトルアマポーラ
×リトルオードリー
瞬発力を測るには前走は非常によい参考になった。
伸びにくい内を回る不利があったとはいえ、伸びあぐねていた内容を見ると、
やはり想像通り瞬発力タイプではない印象を受けた。
やはりエリザベス女王杯のような総合的能力の勝負になったときのほうがいいと思うので、
今回は人気なら嫌いたい。
×カワカミプリンセス
なんとか33秒台の脚を使うこともできるが、
瞬発力勝負ではどうにももたつく印象のある馬。
1昨年のVマイルの惨敗や、昨年の府中牝馬Sでブルーメンブラッドに差された内容から、
出てくる印象だが。
ここも人気で信頼できるとは思えない。
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下に述べたことと、予想とは、
直接的に関係するわけではないが、
その意味では、距離適性としてマイルは良いであろうと思うレジネッタに◎
展開的に今回はスローの可能性が高いと思っているので、瞬発力を備えているほうが安心だと思う。
距離適性長めの馬が揃ったせいか、
マイルで33秒台のピリっとした脚を使えそうな馬が少ない中、
2歳時から33秒台の切れる脚を使えているのは貴重。
マイルGⅠ桜花賞を制して以降、敗戦続きだが、
クイーンSは展開のあや、ローズSは道悪、秋華賞はトラックバイアスと敗因明確。
だらしない競馬をしたなと思うのはエリザベス女王杯だけだが、
このときも2歳時から使い続けられたことによる疲れと見ることも可能か。
前走の内容が良かったことで、早熟不安説は自分の中で払しょくされた。
外伸び馬場で内を回って、2キロ余計に背負って5着は休み明けとしては十分。
信頼する。
+ショウナンラノビア
逃げイチだろう。
展開的に考えてこれ以上怖い馬はない。
ただ、フットワークを見ると東京1600で良いというものは感じない。
去年のヤマニンメルベイユのように、展開的に恵まれても足りない可能性はあるので、
全幅の信頼はもちろんできないが。
人気次第でぜひ狙いたいと思わせる。
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有力古馬牝馬が勢ぞろいした。豪華絢爛である。
というのは皮肉のつもりだ。
有力古馬牝馬なら何でも揃えばいい、
というものなのだろうか?
近代競馬においては馬の競走能力、調教技術においてもスペシャリスト化が進み、
距離適性という要素は、だんだんと重みを増してきているのではないかと思っているのだが。。
今年のヴィクトリアマイルのメンバーを見渡すと、距離適性を無視して、
やや無理矢理に使ってきたと思われる馬が多い。
距離適性ということを考えれば、
レッドアゲート→目黒記念
カワカミプリンセス・セラフィックロンプ・リトルアマポーラ・ムードインディゴ・ブラボーデイジー・ヤマニンメルベイユ・アルコセニョーラ→金鯱賞
というのが自然ではないだろうか。
例えば昨年は、ベッラレイアが挑戦してきて、本来の末脚を発揮できていなかったところは、見るに堪えなかったし。
一昨年はカワカミプリンセスが人気を裏切って大波乱を呼んだ。
これらの一因が距離適性にあるのではないかと私は見ていたのだが、どうだろうか。
ヴィクトリアマイルにこれほど無理やり使ってくるというのは、
距離適性という重要要素を犠牲にしてまでも、
やはり牝馬限定戦というのは使いたい、極めて魅力的な条件なのだろうか。
距離適性を無視するということは、各馬にとって適当と思われる調教方法を変えてしまうことでもあり、
折り合いや戦法や筋肉の質や、あらゆるところに悪影響を与えかねない危険性まで秘めていると思うのだが。。
思うに、
3歳時においては、クラシックという、何にも増して、伝統と名誉と重みを培ったものがあるがゆえ、
距離適性を無視した出走が目立つのは当然だが、
牝馬に関しては、そのような状況が古馬になってまで続いてしまうというのはいかがなものだろうか?
例えば私はスマイルジャックのような馬がクラシックの重石から解放されて、短距離でのびのびと走っている姿を見ると、心からおめでとうと言いたくなってしまうのだが、
牝馬は古馬になっても重石から解放されないようである。
これはつまり、
適性距離の牡馬混合重賞よりも、適性距離でない牝馬限定重賞のほうがまだよい、
という認識によるレース選択が行われているということである。
結局、
牡馬混合重賞ってそんなにいやですか?
という話であり、
1、牝馬というのは男馬と一緒に走ると萎縮してそこまで大きく競走能力を減退するものなのだろうか?
2、牡馬牝馬間には2キロのハンデ差があるが、これは完全に両者の能力差を埋めうるものではなく、なお牝馬にとって不利な斤量なのだろうか?
といった疑問点に帰着するのだが。これらを深く分析するのはまた後日として。
実際に昨今では、ウオッカやダイワスカーレットが昨年の混合GⅠを席捲した。
海外でもザルカヴァやマカイビーディーヴァなどなど多くの牝馬が混合GⅠで大いに活躍しているのが目につく。
また、仮に牡馬相手では全く通用しないという馬なのであれば、そういった馬たちを寄せ集めたGⅠというのはそんなに面白いレースであるとは思えない。
上記の馬がVマイルに出ていなかったとしたら、かなりお粗末なメンバーだが、
それならそれで、そんなGⅠならば要らないのではないか。
もともと同じ週に同じような距離の京王杯SCがあるのであって、
Vマイルを作ることで、完全に馬を取り合う関係となって、牡馬と牝馬で完全に隔離させてしまうのは、
両方のレースの魅力を少しずつ削り合う関係にあるような気がしてならない。
もちろん、Vマイルが金鯱賞や目黒記念といった重賞からも牝馬たちを拝借することで、
それらのレベルを低下させていることも忘れてはならない。
暴論覚悟だが、
これもひとつレース体系に関する問題提起をしてみた。
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