12期 予想歴16年
◎サトノクラウン
6着/1人気
○ドゥラメンテ1着/3人
▲ベルーフ12着/7人
△リアルスティール2着/2人
過去５年の皐月賞での馬券対象馬からみた傾向になります。皐月賞では、「前走」が重要なポイントになります。
馬券対象馬から見たデータ傾向を挙げますと、
○馬券対象馬15頭全てにおいて、前走、皐月賞TR（弥生賞、スプリングS、若葉S）か共同通信杯に出走していた。それ以外のレースに出走している馬は消し。
○馬券対象馬15頭中13頭が、前走で1番人気であり、残る2頭においても2番人気であった。
○連対馬10頭中8頭が、前走1着であり、残る2頭は勝ち馬から0.1秒差以内の僅差の敗退。前走勝っていることが理想で、負けていても接戦が条件。
なお、過去5年の勝ち馬はいずれも前走勝利していた馬でした。
○皐月賞3着馬の5頭のうち4頭も前走0.2秒差以内と接戦で、残る1頭は前走1番人気だったが9着で勝ち馬から0.7秒差であった。また、この馬は前々走に重賞勝ちの実績があったので、そういう馬は見限れないと思う（ちなみにこの馬は、11年のダノンバラードだが、この年は震災の関係で例外とも言えそう）
つまり、前走1秒以上負けている馬の巻き返しは、厳しいと見る。
○馬券対象馬15頭中全てが、芝1800m以上のレースにおいて連対実績があった。レース体制が整備されたことからも距離実績はある程度必要。
○血統的にみると、ディープインパクト産駒がやや苦戦傾向。とはいえ、馬券対象馬15頭のうち14頭もが、父もしくは母父がサンデー系の馬と、血統にサンデー系が無い馬はよほどの能力でないと無理。
以上が、皐月賞におけるデータ傾向から見たポイントになります。
前走のレース、人気、着順などから見た傾向が重視されると思いますし、あとは近年キャリア4～6戦の馬の好走が多いので、キャリア面も少し重視したほうがいいと思います。
ちなみに、今年のメンバーから、これらデータをすべてクリアしている馬は、実は0頭であり、意外と混戦模様とも言えます。つまり、データ減点が少ないを重視したいとも思います。
まず、皐月賞TRと共同通信杯以外のレースに出走している馬と芝1800m以上の連対実績がない馬は消し。
次に、前走勝ってない馬は、勝ち馬条件から外れる。
そして、前走0.2秒以上負けてる馬については、3着候補までとします。
ちなみに、前走の人気まで入れると、相当絞り切った予想になりますが、そもそも前走1，2番人気だった馬がほとんどいないので、今回はこの条件は無いことにします。
以上を踏まえて、まずはデータ傾向から買える馬を整理しますと、実は勝利条件に当てはまる馬というのは、サトノクラウンただ1頭になります。
そして、2、3着候補となりますと、ドゥラメンテ、リアルスティール。3着候補は、ブライトエンブレム、ベルーフということになりました。
以上を踏まえ、データ傾向から見た印と見解を挙げます。
◎サトノクラウン
実績的、能力的にはメンバー随一だと思う。特に、前走の勝ち方は、皐月賞を勝つうえで、非常に良い勝ち方だった。
ただ、血統的に底力があるかどうかは疑問ではあるが、ぶっちゃけよくわからない血統なので、GⅠの底力勝負になると通用できる血統なのかはやってみないとわからない。
ただ、これまでのレースで出した能力からすると、ここも勝っても不思議ではないとは思う。
が、弥生賞から皐月賞を勝つとなると、歴史的名馬ばかりなので、サトノの馬が歴史的名馬になると考えられるのであれば、さらに評価を上げてもいいかもしれない。
○ドゥラメンテ
前走は正直鞍上のミスで、非常にもったいない負け方だが、逆にこの馬の能力を再確認できた内容だと思う。
初の中山にはなるが、先行できる脚質だし、デビューから全て上り最速を出しているように、決めてもある。
ここ5年のうち、共同通信杯からの直行馬が2勝3着1回と好走している傾向を見れば、トライアルよりは好走が望めそうともいえる。
また、一時期賞金ボーダーの高さにより、出られるか微妙だったが、結果的に出られたように、運も持ち合わせているように感じる。
あとは、とにかくこの枠からどういう競馬をするかにかかっているが、中山が得意なミルコなので、そこは鞍上の手腕に期待する。
▲ベルーフ
この馬は、あくまでも3着まで候補として挙げる。
前走は、これまでと異なる競馬で一瞬突き抜けそうな勢いもあったが、最後はソラを使った感じで失速。
今回はブリンカーをつけるので、この面については、変わってきそうな予感はする。
あとは、前走では距離も短かった感じもした。これまで走ってきた2000mになるのも、この馬にとってはプラスだし、何より、他のメンバーにはない「多頭数での中山2000mでの競馬を経験して勝っている」ことが、いいほうに働きそう。
△リアルスティール
前走は緩い作りに見えたように、あくまでもトライアル仕様で戦った中で僅差の2着。今回は明らかに、上積みがあると思う。でも、前走の競馬内容としては、この馬が持っている先行力を全消ししたような競馬であり、そのあたりが、皐月賞を勝つうえでは、良くない競馬内容だった。
また、この馬はやはり直線が長い競馬場が良く、中山となると脚の使いどころが少し難しいと思うので、差し遅れがありそう。
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