08期 予想歴17年
◎フィエロ
3着/1人気
○フルーキー5着/2人
▲ディアデラマドレ7着/3人
△エキストラエンド4着/6人
★傾向分析★
2012年 タイム 1’33”2 (稍重) 1FAve=11.65 3FAve=34.95
テン34.3-中盤23.2(3F換算34.80)-上がり35.7 『前傾』
1着シルポート・・・ホワイトマズル×サンデーサイレンス=リファール×サンデーサイレンス 〔3-n〕 1-1
2着ダノンシャーク・・・ディープインパクト×Caerleon=サンデーサイレンス×ニジンスキー 〔1-u〕 12-8
3着コスモセンサー・・・キングカメハメハ×リヴリア=キングマンボ×ネヴァーベンド 〔16-f〕 4-3
2013年 タイム 1’32”6 (良) 1FAve=11.58 3FAve=34.73
テン34.1-中盤23.2(3F換算23.2)-上がり35.3 『前傾』
1着グランプリボス・・・サクラバクシンオー×サンデーサイレンス=プリンスリーギフト×サンデーサイレンス 〔8-c〕 9-8
2着サンレイレーザー・・・ラスカルスズカ×Cozzene=リファール×グレイソヴリン 〔3-h〕 13-11
3着ダノンシャーク・・・ディープインパクト×Caerleon=サンデーサイレンス×ニジンスキー 〔1-u〕 6-7
2014年 タイム 1’31”4 (良) 1FAve=11.43 3FAve=34.28
テン34.9-中盤22.9(3F換算34.35)-上がり33.6 『加速』
1着ワールドエース・・・ディープインパクト×Acatenango=サンデーサイレンス×ハンプトン 〔3-d〕 4-4
2着フィエロ・・・ディープインパクト×Danehill=サンデーサイレンス×ダンチヒ 〔10-a〕 6-5
3着エキストラエンド・・・ディープインパクト×Garde Royale=サンデーサイレンス×ネヴァーベンド 〔4-p〕 8-7
12年より、阪神芝1600m→京都芝1600mへとコース変更になってのマイラーズC。過去3年の結果から、推察できる傾向とコース傾向から予想したいと思います。
まず京都芝1600m重賞といえば、マイルCS、京都金杯、京都牝馬S、シンザン記念、デイリー杯2歳S。
コース形態も相まって、比較的流れは『前傾』の厳しいペースになりやすく、中盤の2Fで『中弛み』『一貫』のオプションがつく感じ。位置取りは、先行馬の好走が多く、特にマイラーズCの場合は開幕週ということもあり、前は止まりにくいと考えます。そのため厳しいペースを先行して押し切れるタイプの好走も可能。
差し馬については、外を回しての好走よりも内差しで好走出来るタイプの好走が多く、内枠の馬で前走上がり上位馬なら要注目。
血統の傾向は、スタミナ型サンデーサイレンス系の好走が多いこと。ディープインパクト、アグネスタキオン、マンハッタンカフェなどの好走が多い。14年はディープインパクト産駒が上位を独占し、特注の血統と考えます。
ホワイトマズル産駒やロベルト系などの好走も多く、スタミナ型血統という点はプラス要因となる。
ステップの傾向は、昨年の結果と過去の傾向からは、間隔が開いても東京新聞杯からのステップ馬は好走可能。特に上がり上位馬には注目。
中山記念からのステップ馬は、中山記念を先行して好走している馬は適性が合う。
★予想★
マイラーズCのポイントは、
①流れはコース形態も相まって、『前傾』になりやすい。開幕週の馬場なので、比較的前は止まりにくく、内枠の先行馬を狙うべし。
②スタミナ型サンデーサイレンス系に向く。特にディープインパクト産駒は要注目。
③欧州スタミナ型血統もポイントになる。
④京都芝コース実績と芝1600mの戦績も重要。
⑤休み明けでも好走可能。12月や1月頃のマイル重賞好走馬には注意。特に京都金杯、東京新聞杯好走馬には注目。
⑥前走中山記念を先行して好走している馬にも注目。
◎フィエロ・・・ディープインパクト×Danehill=サンデーサイレンス×ダンチヒ 〔10-a〕
前走香港M6着(=香港芝1600m:0.9秒差)。京都芝コースは(1-3-1-0)、芝1600m戦は(4-2-0-2)。14年マイラーズC2着馬で、京都芝1600mでは(0-2-0-0)と好相性で、14年マイルCS2着とGⅠでも好走実績がある馬。今回は約4ヶ月半の休み明けとなるが、休み明けは(1-1-2-1)と好走が多く苦にしない馬と考えて、また香港Cからのステップ馬も好走馬がいるし(=13年1着グランプリボス)、リピーターとしての好走に期待して評価する。
ディープインパクト産駒はサンデーサイレンス系で、広いコースで加速をつけながら全開になる末脚が武器で、スローで脚を溜めてキレキレの瞬発力を繰り出す。一瞬でトップスピードに乗れるタイプと点火に時間がかかるタイプがいて、前者は馬体重が軽い馬、後者は馬体重の重い馬が多い。それから母系がスピード型だと一瞬の反応が速く、母系がスタミナ型だとトップスピードに乗るまで時間を要する。また道中が速いペースだと脚をなし崩しに使わされて末脚が鈍るので、距離短縮の速い流れの時には過信禁物。逆に距離延長で緩い流れとなるときには狙い目。スローでしか好走歴のない馬の距離短縮時は、疑って掛かる方が良い。ゆったりローテーションに強く、間隔が詰まるのも良くない。母父Danehillはダンチヒ系で、優れたスピードに加え、中長距離でも勝負できるスタミナと底力を備えている。本格化すると連勝街道を走り、一気に登り詰める爆発力と勢いを持つ。ハイペースでもバテないスピード能力が売りで、マイラーは下手に溜めるよりも突っ走らせたほうが強い内容を見せ、高速決着にも強い。弱点は揉まれた時の脆さと、勢いが止まるとしぼんでしまうこと。不調期に入った馬は嫌う方が良い。
No.〔10〕の牝系は、スピードの持続性能に優れた牝系。短距離だとペースの弛まない淡々としたペースに向く。または長距離と距離適性は幅広いが極端。分枝記号aは、気性的に素直なタイプが多く、また父親よりもスケールが小さくなる傾向。
○フルーキー・・・Redoute’s Choice×Sunday Silence=ダンチヒ×サンデーサイレンス 〔1-x〕
前走東京新聞杯3着(=東京芝1600m:0.1秒差)。京都芝コースは(1-0-0-2)、芝1600m戦は(3-1-2-2)。これまで大崩れがない馬で、近走は重賞でも僅差に好走している馬で、本格化モード。33秒台の速い上りも繰り出せるし、好走の可能性は高いと考えて期待して評価する。
Redoute’s Choice産駒はダンチヒ系で、産駒によっては距離をこなすが、あくまでも短距離~マイルに向き中距離はギリギリ。スピードを活かせる平坦ならさらに良く、サマースプリントシリーズ向きの血統。案外と叩き良化型で、3歳になっての勝ち上がりも多い。 母父Sunday Silenceはサンデーサイレンス系で、前走の勢いをそのまま活かして好走することの多い特性がある。瞬発力を武器に上がり特化のレースで強く、勢いのあるときには重賞挑戦はプラス要因。
No.〔1〕の牝系は、クラシックで好走が多く3歳春にはある程度完成する、完成度が高く仕上がりの早い牝系。3歳秋以降は緩やかに成長する。分枝記号xは、地味にこつこつと力をつけて重賞で好走するタイプ。
▲ディアデラマドレ・・・キングカメハメハ×サンデーサイレンス=キングマンボ×サンデーサイレンス 〔2-u〕
前走愛知杯1着(=中京芝2000m)。京都芝コースは(1-1-1-1)、芝1600m戦は初。今回約4ヶ月の休み明けとなるが、休み明けは(0-1-0-2)とやや苦戦気味にて、割り引いて評価する。近走は14年エリザベス女王杯3着(=京都芝2200m:0.2秒差)とGⅠでも好走しているし、斤量的にも牡馬に比べて軽い点はプラス要因と考えて期待する。ただしマイル戦の経験がない、未知数な点は割り引きました。
キングカメハメハ産駒はキングマンボ系で、格の高いレースで究極のスピード競馬(=レコード決着)になるほど凄味をきかす血統。厳しい展開ほど持ち前の底力が活き、2歳から走れる完成度の高さと成長力がある。本格化前は詰め甘な点があることには注意が必要だが、ダービーの時期からは実が入り、成長力も豊富。また馬場悪化時にも好走が多く、これはキングマンボ系特有の道悪の上手さに起因するものと考える。母父サンデーサイレンスは、前走の勢いをそのまま活かして好走することの多い特性がある。瞬発力を武器に上がり特化のレースで強く、勢いのあるときには重賞挑戦はプラス要因。
No.〔2〕の牝系は、2歳戦から走れる仕上がりの早さとクラシックでも好走する成長能力を有した牝系。古馬での成長力も豊富。直線の長いコースでの末脚勝負に強い。分枝記号uは、時計の掛かる馬場でのみ力を発揮することが多く、また早熟傾向。
△エキストラエンド・・・ディープインパクト×Garde Royale=サンデーサイレンス×ネヴァーベンド 〔4-p〕
前走ダービー卿CT4着(=中山芝1600m:0.7秒差)。京都芝コースは(2-1-2-3)、芝1600m戦は(2-1-2-3)、芝1600m戦は(1-2-1-7)。14年マイラーズC3着馬で、京都芝1600mでは京都金杯でも14年1着→15年2着と好走していてコース巧者。リピーターとして好走に期待するが、「老馬の法則」があるので連下候補と考えて評価する。展開的にも差し・追込に位置しそうな分、届かずを想定s手評価しました。
ディープインパクト産駒はサンデーサイレンス系で、広いコースで加速をつけながら全開になる末脚が武器で、スローで脚を溜めてキレキレの瞬発力を繰り出す。一瞬でトップスピードに乗れるタイプと点火に時間がかかるタイプがいて、前者は馬体重が軽い馬、後者は馬体重の重い馬が多い。それから母系がスピード型だと一瞬の反応が速く、母系がスタミナ型だとトップスピードに乗るまで時間を要する。また道中が速いペースだと脚をなし崩しに使わされて末脚が鈍るので、距離短縮の速い流れの時には過信禁物。逆に距離延長で緩い流れとなるときには狙い目。スローでしか好走歴のない馬の距離短縮時は、疑って掛かる方が良い。ゆったりローテーションに強く、間隔が詰まるのも良くない。母父Garde Royaleはネヴァーベンド系で、スタミナと持久力に優れたミルリーフ系。スローペースより消耗戦に強く、前走が不振でも展開が厳しくなると突っ込んでくる。強気な競馬をしてこそ持ち味が活きる。成長力があり、高齢になって甦る馬もいる。
No.〔4〕の牝系は、3歳春から力をつけてクラシックで好走するような成長力もあるが、さらに3歳秋から古馬にかけて成長力が著しい。またスタミナを活かしての好走が得意。分枝記号pは、時計のかかる馬場に強く、急坂も苦にせず安定性はある。ただしここ一番の大舞台に弱いところがあり、伏兵の立場だと好走しやすく狙いたい。断然人気では過信禁物。またスローの上がり勝負には強いが、時計の速い決着は苦手な傾向。
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