10期 予想歴18年
◎サクラゴスペル
1着/5人気
○サトノルパン6着/3人
▲エールブリーズ7着/8人
何もかもが読みにくい。まず天気が凄く微妙。降るのか降らんのか、アメダス見てもなかなか読みにくい。今日~明日にかけてどんよりと微妙な空気が漂っているというぐらい。まあ大降りはなさそうで、ちょっと渋るぐらいかなと。Bコース替わりの初日になるしこれまでの傾向からみれば馬場は高速化するとみて良いと思うんだが、雨が絡んでくれば読めない。
展開もさっぱりだ。何が逃げるのかすら読めない。ウインマーレライは溜めるというコメント、オメガヴェンデッタもここではちょっと逃げの手は流石に…でも乗っているノリなので読めない。 オーロCで逃げて沈んだサクラゴスペルはハナもあり得る、とりあえず出していくだろうという感じ。プリンセスメモリー内田の逃げも十分選択肢としてある。誰も行かずにどうぞどうぞ、あ~かかっちゃったんで行きますのヴァンセンヌのケースもある。そしてこれら全部がスロー想定でハナを主張して実はそこそこ流れますという展開も大いにありうるぐらいこれと言っていく馬がいない。もうどうしたらいいかわからないぐらい展開の幅が決められないので対応できる馬を中心に後は各々の展開で嵌りそうな馬を狙うのが理想かなと。こんなの展開決め打ちしきるのは至難の業。諦めてどんな展開でも対応できそうな馬を狙おう。
◎サクラゴスペルは実力、枠と展開への対応力の幅、そして距離適性という点で全てにおいてバランスが良い。 この馬は1400以上だと少し緩んだ方が良いぐらいで平均ペースまでの馬。安田記念5着時には45.3-46.2とハイペースから11.4 - 11.7 - 11.5 - 11.3 - 11.7と再加速の流れの中で中団最内でロスなく立ち回って最内からスッと伸びて離されたとはいえ4着争い僅差の5着に入っている。また1400では結構前だが3年前の奥多摩Sで35.4-33.3、ドスローから11.7 - 11.2 - 10.7 - 11.5と出し抜く逃げ切りで完勝していて、緩い流れで無理せず、そこからの総合力を引き出してくるタイプとみて良い。オーシャンSでも2年前に勝った時が消耗戦で基礎スピードでねじ伏せる形だったが、今年は34.0-34.7と中山1200にしては上がり切らなかった中中団で進めつつL1で突き抜け自身走破で見ると後傾ラップで差し切っている。宮記念は進路どりで上手くいかなかったところもあるし前が出し抜く競馬でポジション差も響いた。逃げなくても良いが逃げられる立場にいるし、外目の枠でプリンセスメモリー以外で逃げそうな馬は全部内。ある程度様子を見ながら対応できるというのも良い。トップスピードの質も持っている、要所で動けるギアチェンジ面も持っていて、ある程度のペースである程度の位置から総合力で出し抜く形なら好勝負、ある程度流れても序盤無理をしなければ対応できるのは安田で証明済み。高速馬場適性も多少渋った馬場適性も高いので、今回のようなややこしいレースならこれが一番信頼できるかなと。
〇サトノルパンは折り合いをどう意識するかというのがポイントで、スローになってしまったときにそこばかり気を取られなければいいがというところ。ただこういうタイプの馬はルメールとの相性はいいと思うし、折り合わせつつ、まあ折り合わなくても直線までにしっかりと進路どりを意識してくれれば問題ない。この馬はダンスディレクターとの比較でみるとギアチェンジ面で高いレベルのものを持っているという点で展開への対応力の高さで上位に取った。500万下勝ちがウエスタンメルシー相手に12.2 - 11.3 - 11.2 - 11.6と緩い流れからのギアチェンジ伴うトップスピード戦で反応良く最速地点でもしっかりと伸びて突き抜けた。オーロCはハイペース気味の流れで10.9 - 11.3 - 11.4 - 11.5 - 11.8と緩まずコーナーでも速いラップの中で外々追走から直線半ばまでは良い脚を使えていたが、L1は流石に甘くなった。タンザナイトSでは35.4-34.6とややスローから11.7 - 11.4 - 11.3 - 11.9と4角徐々に加速していく中で外から押し上げながら直線入りの最速地点で一気に取り付いてきたようにトップスピードの質は高い。前走は最内を突こうとして逃げたテイエムタイホーに進路をふさがれて下げる不利は痛すぎた。東京1400向きの器用さを持っているが折り合い難で隠れているという感じ。ルメールでどういう競馬をしてくるかだが、前走でそれなりに先行して結果を出してきたしこれを踏襲してくるとみて。TS持続力はそこまで高くないのである程度ポジションを取りたいところだが、今回は一応団子スローになる可能性が一番高いと思うし、仮に前がやりあったとしてもオーロCの内容から強い競馬はできているのでこのメンバー構成なら圏内には絡んでくれるという期待もある。出来ればポジションを取って持ち味のトップスピードの質で突き抜けてほしいところ。
▲エールブリーズ
この馬は毎回毎回評価が低い。今回は賞金的に出られるラインが際どかったので触れなかったが、普通に展開さえ嵌れば東京1400では強い。まず時計勝負に関しては持ち時計1:20.1が示している通りある程度の対応は狩野。3着に敗れたレースだし着差はそこそこあるのだが、ハイペースの流れを少し離れた好位の内内で立ち回りながら10.6 - 11.0 - 11.3 - 11.4 - 12.3のラップ推移でしぶとく伸びて3着を確保した。少し緩い展開でも強い競馬ができていて、昨年の白秋Sでは東京1400でドスローから12.4 - 11.0 - 11.0 - 11.4とかなりのギアチェンジ戦の中、好位外で立ち回りながら直線序盤で外から反応してジリッと伸びてくる、L2では先頭に立とうかという勢い、L1にカオスモスにスルッと抜け出されたが、最後までばてずこのラップに近い形で走破した。高いレベルのトップスピードも秘めているし、このギアチェンジでも置かれない総合力の高さも魅力。相手関係的に見て今回は有力馬は適性面で不安が多いし、実力馬そのものは最上位を除けばそんなに強敵はいない。ここに入って大きく見劣る馬ではない上に、どういう展開にもある程度対応できる。スローでポジションとって2~3列目からしっかりと加速にも対応でき、TS質、持続力もそれなりに持っている馬という点ではこの馬だろうと。地味に5走前も強敵相手にやれているし、序盤無理せず総合力を活かせる展開なら、馬場がタフになり切らない1400でのスピード勝負までなら幅広い範囲に対応できるはず。少し渋ってもダービー卿で善戦経験あるし多少は問題ない。
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