12期 予想歴16年
◎リアルインパクト
12着/6人気
○ダノンシャーク10着/5人
▲ヴァンセンヌ2着/3人
△サクラゴスペル17着/13人
毎年毎年難しい安田記念ですが、実際のところデータ傾向から好走馬の条件というのが見えてきます。
過去10年の馬券対象馬から見た傾向になります。
まず消去データを挙げますと、
×前走GⅢ戦に出走している
×前走芝1200m戦で敗退している
×連勝馬、GⅠ馬を除く前走OP特別戦に出走している
×前走海外出走馬を除く、前走で10着以下に敗退
×前走海外出走馬を除く、前走で1秒以上敗退
×前走10番人気以下
×前走GⅠ出走馬を除く、前走6番人気以下で4着以下
×GⅠ連対実績がない7歳以上の馬
×東京芝重賞で3着以内の実績がない重賞未勝利馬
×前走京都芝のレースを勝っている馬
となります。
前走で格の低いレースや大きく負けている馬、人気がなかった馬はさすがに好走例がないうえ、馬場傾向が大きく異なる京都で好走した馬も、東京に代わって好走するというのがありません。
結構厳しくハードルを見積もった結果、残った馬は、
リアルインパクト、ヴァンセンヌだけになりました。
あと、個人的に今のマイル戦線で重要なのが、「マイルに強い世代」が挙げられると思います。
今のマイル戦線は、中心となる馬がいません。ただ、過去3年の古馬マイルGⅠの好走馬を見ると、安田記念では、現7歳世代が毎年連対しており、マイルCSに至っては、3年連続で勝っております。つまり、中心馬がいないマイル戦線ですが、現状からいうと現7歳世代が中心と言えます。
ちなみに、現7歳世代において、安田記念に限って言えば、過去4年連続で連対しております。
更に4年前は、競馬史上の3歳馬による安田記念制覇もこの世代だし、一昨年は1~5着と上位独占、昨年は2~4着に人気薄で好走と、とにかく7歳世代においては、マイルGⅠで好走しております。
つまり、高齢馬とはいえ、まだまだ7歳世代は注目するべきではないかと思います。
消去データで消えたとはいえ、7歳馬で過去の安田記念でも好走例があるダノンシャーク、今年重賞2勝で一昨年5着の実績があるサクラゴスペルは見限れないということになりそうです。
次に、強調データとして過去10年の連対馬の傾向を挙げますと、
○連対馬20頭のうち12頭がGⅠ馬、4頭が前走GⅠで3着、4頭が前走1着馬
となります。
この条件に当てはまってないヴァンセンヌは3着候補ということになります。
以上を踏まえた印です。
◎リアルインパクト
データをすべてクリアしている唯一の馬。
安田記念は過去の好走馬が再度好走するリピーターレースだし、今年は海外GⅠを勝つなど復活傾向にある。
○ダノンシャーク
消去データに該当はしているとはいえ、やはり世代レベルと過去の安田記念好走から注目。
去年も阪急杯からぶっつけで4着好走しており、ローテ的には不安がないかも。枠的にもロスなく運べる内枠はプラス。
▲ヴァンセンヌ
データ的にクリアだが、連対馬の条件から外れたので3番手。
前走の敗因は、さすがに後ろ過ぎた。でも、内を通った馬が有利だった中、外から追い込んでの2着は負けて強しの内容。
東京新聞杯のようなレース運びができれば、好走は可能だと見る。
△サクラゴスペル
この年齢になり重賞2勝と勢いはあるかも。
あとは、過去の安田記念でも5着に好走した実績があるので、スムーズなレース運びができれば、一発は狙えると思う。
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