10期 予想歴18年
◎エポワス
9着/3人気
○トーホウアマポーラ2着/9人
▲サクラアドニス8着/11人
土曜を見るとそれなりには出ているかなという感じ。7秒台まで入ってくるかは微妙だけど34-34の8秒前後ってところをイメージしておくべきかなと。
展開が非常に読みにくく、確たる逃げ馬は不在。行く気がありそうなのがネオウィズダムだがこの条件だと出足はさほどない。枠的にサクラアドニスもチャンスはあるし、オメガヴェンデッタも行ければ行きたいかもしれないが前走の出脚から判断すると微妙。まあ函館は上り坂スタートなのでフラットな札幌だともうちょっと違うかもしれないが、函館でイマイチ行けなかった2頭がレースのカギを握る感じにはなりそう。ただ、馬場もさほど高速化していない、3角までの距離が短い、行きたい馬はそれなりにいるが前半3Fで純粋に33秒前半を刻んできそうな馬もいないので基本的にはややハイ~平均までで考えておくのが理想だろう。ややスローまで考えたが、流石にここまで誰も行く馬がいない、わからないとなると逆に前の意識もそれなりに上がってくると思うので。ただ3~4角も緩いし早い段階で外からプレッシャーをかけに来る馬も少ないと思うので、結局は平均ペースから一脚を使える馬を狙うのが良いかな。
◎エポワスはルチャドル回避からは割と楽に決まったかな。ひとまずスローペース~ハイペースまで広い範囲で安定的に脚を使ってくるという点では理想的。この馬の場合はエンジンの掛かりが若干遅いというのが不安材料で、安定していた中でも函館1200の2走は3~4角で緩んでの再加速という展開になっていて、ここで少し伸び始めが遅く、その間に外から勢いをつけてきたウキヨノカゼや2列目からギアチェンジを持っているオメガヴェンデッタといったところに負けてきたという感じ。前走の様に33.4-34.1とややハイ、10.9-11.2-11.3-11.6と完全な前掛かりなら好位外からロスを作りながらきっちりと抜け出してレッドも寄せ付けなかった。今となってはある程度流れた方が力を発揮しやすいかなというのもあるし、それでいてエンジンがかかってからの良さはこれまでもしっかりと見せてきているのでひとまず軸としては一番信頼しやすかったかなというのがある。そのうえで、淀屋橋Sでのビッグアーサー、マイネルエテルネルとの比較、フリーウェイSでも中団から11.7 - 11.2 - 10.8 - 11.4とトップスピード勝負でL1まで手応え以上にジリジリと喰らいついていたという点、今回はある程度ポジションを取れそうな枠の並びということ、流れに乗ってしっかりと動かしてくれるモレイラという点もひっくるめて期待したい。理想はややハイぐらい、スローに振れた時にポジション取りで苦労して下げさえしなければ。まあその辺は香港でパートンを問題とせずぶっちぎりのリーディングジョッキーの腕を見せてもらいたい。
〇トーホウアマポーラは基本的には平均~ややスローぐらいが合う近年流行りの総合力型スプリンターではあり、そのうえである程度タフな馬場までこなせるけど渋るとダメ、というタイプ。超高速淀で強烈な競馬をしているけど、一応昨年のCBC賞の覇者なわけで、34.2-34.4と平均ペースから11.1 - 11.3 - 11.4 - 11.7のラップ推移で好位外からきっちり突き抜けての完勝。まだ覚醒前とはいえフラットペースでコントロールしたベルカントを問題としていない強い競馬だった。近走のパフォーマンスは確かにちょっと不満はあるんだが、スプリンターズSは少し渋っていたし、開催後半で馬場も悪かったのもある。阪神C、セントウルSはハイペース、宮記念も時計は出ていたが渋っていた、前走も重馬場。特に前走は悪くない内容で、完全なハイペースの中で3列目で立ち回って脚を使いながら直線半ばでは一瞬のびるかなという感はあった。オーバーペースが大敵な中で今回はルチャドル除外になってテンに飛ばしていくようなスピードタイプがいない。普通に34秒の入りになる可能性も十分にある中で、外枠ではあるがポジションはとって行ける馬。最序盤のポジショニングがカギで、何が逃げるかに依るが番手~2列目外を確保できれば面白い。札幌の形態上どうしても仕掛けの意識は遅くなりがちなので前で受ける立場になれば理想的。トップスピードの持続力は高いレベルにある馬だし、今の札幌はそこまで時計も掛かっていない。この馬としては色々な追い風が吹いてきて相手関係も混戦模様、強い馬は展開面で不安があるとなれば復活しても驚けないかなと。展望では触れなかったけど、一気に浮上させる。
▲サクラアドニス
こちらは逆に展望の段階からある程度狙う予定ではあったが、鞍上も枠も個人的には良いと思う。前走はちょっとポジション的に消極的になってしまったきらいもあって、35.0-34.1とスローから11.4 - 11.3 - 11.0 - 11.8のラップ推移でジリジリとなってしまった。この馬は前々でコントロールしてから一足を引き出してくるタイプで、好走例のペースバランスで見ても圧倒的に平均ペースが多い。直近のオープン勝ちも1400m戦で34.6-34.6の平均ペース、11.4 - 11.6 - 11.7 - 11.0 - 11.9とそこからの一足という競馬で2列目ポケットから置かれずにしっかりと反応してL1で伸びる。その前の勝利も1400mだが35.1-33.9とスローからの11.4 - 11.3 - 11.2 - 10.8 - 11.9とL2最速戦で番手から抜け出し勝ち切る。そこまで長く脚を使えるわけではないので前々で受ける形が基本だし、そこそこの基礎スピードをどう使っていくかがポイントになる馬。そこで今回は1200m戦でも快足逃げ馬不在で34秒台ぐらいの入りになる可能性が高い。この馬自身逃げる可能性もあるが、それでも34-34に近い形で走れれば平均ペースで抑え込めるし、実際持ち時計1:07.6の走破バランスも33.6-34.0なので平均ペースで走ってきている。その点も含めて序盤無理せずともそこそこいい位置を確保できる、しかもコーナーが長いレースで2列目ポケットでロスなく立ち回って仕掛けのタイミングも遅らせることができると、条件的には気持ち悪いぐらい揃っているかなと。相手関係も抜きん出た馬はいないわけで、嵌れば怖いこの馬の先行出し抜きが嵌れば頭まで。
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