15期 予想歴21年
◎アクティブミノル
9着/8人気
○ティーハーフ10着/7人
▲ウリウリ5着/3人
△ミッキーアイル4着/4人
秋のG1の第一弾、スプリンターズS。
ぜひ当てていい感じで秋のスタートを切りたいところだが、なかなか難解そうなメンバーが揃った印象。
直近の1200mのG1は、中山改修工事のため新潟で行われた去年は人気薄のスノードラゴンが勝ち、今年の高松宮記念は香港のエアロヴェロシティが勝ち、今回はその2頭ともが不在。
絶対王者ロードカナロアが引退してから次世代のスプリンター路線で引っ張る馬がなかなかでてこなかったが、それを象徴するかのようなオッズ模様。
1人気がオッズを確認するたびに変わってしまうほどの混戦で、5倍付近でウリウリ・ベルカントさらにはストレイトガールの牝馬3頭が人気をしており、「抜けた馬がおらず横一戦で、うまく乗ったものが勝つのでは・・」と戸崎騎手がインタビューで答えていたように、騎手目線からみても展開や枠順などで結果が変わってしまいそうなほど混戦とみているようだ。
個人的にもどの馬にも不安部分があるように思えて、「これだ!」という確信がもてない印象。
予想をする上では勝ち馬を本命にしたいので、過去20年でのデータを元にして1着はないだろうと思われる要素を探ってみる。
(ソフトTargetによる一括戦績で検索しているので、多少データが足らない部分や間違いなどがあるかもしれないが、あくまで参考に)
適性をみるために、新潟開催の2014・2002年は除いて中山での開催のみで考える。
まずは年齢。
7,8歳馬は外国馬以外は本命にはできない。
●8歳馬(1-0-0-11/12)
唯一の勝ち馬は香港の騙馬ウルトラファンタジー。
●7歳馬(1-1-1-34/37)
内訳をみると、1着はオーストラリアの騙馬テイクオーバーターゲット。2着はキンシャサノキセキの3着入線の繰り上がり、3着は前年のスプリンターズSの覇者ダイタクヤマトとともにG1馬。
血統的に相性が良くない種牡馬をみてみると、今回人気になる馬たちが該当してくる。
まず、フジキセキ産駒は(0-0-0-13)と13頭出走して連対なし(2002・2014年の新潟開催を除く)
その中にはアルティマトゥーレ(1人気5着)やファイングレイン(3人気10着)などもあり中山1200は相性が良いとはいえない。さらに牝馬の6歳でのG1制覇は過去には今年のヴィクトリアMを勝ったストレイトガールしかいないことからも牡馬混合で勝ちきるほどの勢いがあるとは思えないのでストレイトガールは評価を落とす。
さらにサクラバクシンオー産駒も22頭出走してカノヤザクラの3着が一度だけ。(0-0-1-21)
その中には人気もあり実績もあったシーイズトウショウ(2人気8着)・ダッシャーゴーゴー(2人気11着)・グランプリボス(3人気7着)もいたが、掲示板すら載れなかった。
唯一、3歳時のダッシャーゴーゴーが2着入選の6着降着があるが、1着はないのでベルカントも評価を落とす。
まだスプリンターズSへの出走歴がない(中山のみ)ディープインパクト産駒だが、1200mの重賞レベルにおいて今までの傾向を見ていると馬場が渋った時にしか好走できないのではないかという懸念がある。
ディープインパクト産駒の1200重賞成績は(2-3-7-18)と2勝のみ。それもCBC賞のウリウリ(重)と函館2歳Sのブランボヌール(稍重)で、印象に残っている今年の高松宮記念のミッキーアイルの3着も稍重で、新潟での2014年のスプリンターズSのレッドオーヴァルの3着も良馬場発表だが朝からの雨の影響もあった馬場ということからもその傾向がうかがえる。
今後条件さえあえばそのうち勝つ時が来るだろうが、今回はではないとみてウリウリも少し評価をさげたい。
必然的にミッキーアイルも同様。
あくまで1着ということについて考察で、3着あたりならどの馬もアリなのかもしれないが、1~4人気になっている馬にそれぞれ不安部分があり、それらが自分にとっても本命にできない要素と感じられてしまい、考えていくうちにじゃあ勝つのはどの馬?という感じになってしまった。
となると3着以内に来そうな馬を選ぶということもできるが、やはりそれでは予想としては弱い。晴れの舞台であるG1だからこそ、そこは1着馬を当てることにこだわりたい。
で、本命は2頭で悩んだが、どちらが上か決めきれなかったので、このサイトでは印の順位をつけるが気持ち的には2頭とも本命で。
まずは、3歳馬◎アクティブミノル。
セントウルSの勝ち馬で展開に恵まれての逃げ切りとフロック視されているが、前走を勝ってこの人気ならもう一度狙っていいと思う。今週は雨の影響も少なく、開催が進むにつれて馬場が踏みしめられた影響で固くなり先行が有利になってきたのなら、前に行けるこの馬には十分チャンスはある。「叩いてでもハナへいきたい!」とハクサンムーン陣営が言っているが、基本最初のダッシュが早くないハクサンムーンにとってはアクティブミノルの前に行くことはできないだろうし、そもそも絶対に逃げたいといって出遅れて終わってしまった2014年の高松宮記念の時を思い出し、年齢的にも能力が落ちてきたと思われるこの馬が復活する場面は想像できないので、結果的には単騎逃げになると予想する。
先行有利でペースが早くなるのでは・・と思っても蓋を開けてみたら平均ペースくらいで落ち着くなんてこともあるので、年齢的な伸びしろも期待しての本命。
もう一頭は、〇ティーハーフ。
後方からまくっていって突き放した函館SSのインパクトは強烈で、もしハイペースになった場合を想定して枠順からも後方から行くであろうこの馬を狙う。近走の充実には目を見張るものがあり、この馬ももっと人気するかと思っていたが、前走の負け(3着)と枠順と騎手のせいもあってか意外と人気が上がらないようなので、ここは狙いたい。国分優作騎手にはG1初制覇のチャンスだが、変に先行などせずに腹をくくって後ろから行ってほしい。
この2頭からの馬券を買って、たとえどんなペースになったとしても大丈夫という気持ちでレースを迎えたい。
▲にはいろいろ不安要素がある人気馬の中からウリウリを。
このレースは阪神C・阪急杯・阪神牝馬Sなど阪神1400を好走している馬は相性がいい(キンシャサノキセキ・サンカルロ・カレンチャン・ローレルゲレイロ・ビービーガルダン)ので。
△には同様の理由でミッキーアイル。
香港馬のリッチタペストリーも馬券的には押さえたい。
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