菊花賞2015予想
菊花賞で良さそうな馬は

下彦
15期 予想歴29年

◎サトノラーゼン
  5着/3人気

○レッドソロモン17着/14人
▲ジュンツバサ10着/12人
△ミュゼエイリアン8着/11人
×リアファル
×リアルスティール


逃げ有力とみられていたスピリッツミノル、リアファルがなかなか厳しい枠に行きましたね。サトノラーゼン、キタサンブラックは理想的なところに行きました。先行馬も結構そろっていてスタート直後のポジション取りで少し早くなるのかというところと、ミノルが行くのか・・というより行けるのか、すんなりリアファルが行ってしまうのか、あるいはミュゼエイリアンが出していくのか・・・序盤どんな隊列が組まれるのか想像がつきませんね。リアファルやミュゼエイリアンはコントロールが効きそうだし逃げなくても大丈夫だと思いますが2頭とも2走続けて逃げているので、控えるとかかってしまうということもあるかもしれません。
あとはあまりスローになると捲る馬が出てくるかもしれません。スティーグリッツ、マッサビエル、ブライトエンブレム等はペースがタイトにならない限り直線勝負では勝ち目がないので早めに仕掛けてペースアップさせて、なるべく上りのかかるロンスパ戦にしたいはずですから。そうなって怖いのは前が総崩れですね。でも有力馬でないかぎりはあまりやらないでしょうか。大人の事情や今後のこともありますからね。

<父・母父>菊花賞といえば長距離、長距離といえばスタミナ、持続力。じゃあ長距離向きのスタミナ血統を買えばいいのかといえば一部当たりで大部分で間違いということになります。まず大事なのは大前提としてスピードが無ければ話にならないというのが今の競馬で、血を追いかけてても当たりは引けません。・・・ですが結果を振り返り、確認しておけば、あ~なるほど・・ということになり将来の参考にはなります。
列記しなくてもこの時期になると血の話題がバンバン入ってきますが、一応有効血統といえば、
ダンスインザダーク、スペシャルウィーク等のサンデー系。
ロベルト系、ノーザンダンサー系のニジンスキーやサドラーズウェルズ、ノーザンテースト。
ナスルーラ系のネヴァーベンドやグレイソブリンの血を継いでる系統。

過去10年馬券になった実数でいうと・・・
     サンデー系(父19頭 母父 6頭)
 ノーザンダンサー系(父 2頭 母父10頭)
     ロベルト系(父 5頭 母父 3頭)
    ナスルーラ系(父 2頭 母父 4頭)
    パーソロン系(父 0頭 母父 3頭)
     ミスプロ系(父 2頭 母父 3頭)
     アリダー系(父 0頭 母父 1頭)

ということになり、父はサンデー系、母父はノーザンダンサー系が多く、ザックリいうと父からスピード、母父から持久力、持続力を補填してもらう構図がわかると思います。ただサンデーにもタイプが色々で一口では言えませんが。

<血統から見る穴馬の傾向>
過去10年間で馬券になっている30頭の内、21頭は1~6番人気です。年に1回くらいの割合で7番人気以下が入ってくる感覚です。人気薄で馬券になった馬と血統背景は・・・

15番人気 フローテーション              父サンデー系 母父ロベルト系。父はスペシャルウィークで父母父がマルゼンスキー(ニジンスキー産駒)、ヘイルトゥリーズンのクロス(4×4)。母母父にセントクレスピン。

13番人気 ビートブラック
父サンデー系 母父ロベルト系。父はミスキャストで父母父がトニービン。母母父に凱旋門賞馬レインボークエスト(ナスルーラ・レッドゴッド系)、ヘイルトゥリーズンのクロス(4×4)。

9番人気  ナムラクレセント
父サンデー系 母父パーソロン系。父はヤマニンセラフィム。グレイソブリンのクロス(5×5)。

8番人気  スリーロールス
父サンデー系 母父ロベルト系。父はダンスインザダークで、父母父がニジンスキー。母方にネヴァーベンド有。
ヘイルトゥリーズンのクロス(4×4)。リボー直仔のグロースタークのクロス(5×4)。

8番人気  ソングオブウィンド
父ミスプロ系 母父サンデー系。父はエルコンドルパサーで、父母父がサドラーズウェルズ、母母父がトニービン。ノーザンダンサーのクロス(5×4)。

7番人気  ゴールドアクター
父ロベルト系 母父アリダー系。父はスクリーンヒーローで、父父グラスワンダー、父母父がサンデーサイレンス、父母母ダイナアクトレス。ヘイルトゥリーズンのクロス(5×5)、ノーザンダンサーのクロス(5×5×4)。

7番人気  ユウキソルジャー
父サンデー系 母父ノーザンダンサー系。父はトーセンダンスで父母父はニジンスキー、母方5代にリボー、ミルリーフ(ネヴァーベンド)、父方5代にリボー。

7番人気  ビッグウイーク
父ナスルーラ系 母父サンデーサイレンス。父は凱旋門賞馬のバゴ。ヘイローのクロス(5×3)、ノーザンダンサーのクロス(4×4)。

7番人気  フォゲッタブル
父サンデー系 母父ナスルーラ系。父はダンスインザダークで父母父ニジンスキー、母父はトニービン。父母方にグロースターク。ノーザンダンサーのクロス(4×4)。

この9頭の共通点はというと、
父サンデー系・母父ロベルト系が3頭、逆パターンが一頭。あとは、9頭中5頭がターントゥ系(ヘイルトゥリーズン、ヘイロー)のクロスを持ってますね。あとは全馬長距離走ってもおかしくない血統ですね。

<好走傾向の血を持つ馬>
今年のメンバーでは・・・

・リアファル
母父エルコンドルパサー、母父母サドラーズギャル(サドラーズウェルズ産駒)、母母父リヴァーマン(ネヴァーベンド)、母方4代にリボー。ミスプロのクロス(4×4)。

・サトノラーゼン
母父インティカブはロベルト系、母母父がカーリアン(ニジンスキー)、5代にドン(←グレイソブリン←ナスルーラ)。ヘイルトゥリーズンのクロス(4×5)。

・ミュゼエイリアン
父ロベルト系、母父エルコンドルパサーはリアファルに同じ。母方5代にリヴァーマン(ネヴァーベンド)。ヘイルトゥリーズンのクロス(5×5)。

・マサハヤドリーム
父父オペラハウス(サドラーズウェルズ産駒)、ノーザンダンサーのクロス(4×5×4×5)。

・タンタアレグリア
母父母がカーリアン(ニジンスキー)、母母父がサドラーズウェルズ、ミスプロのクロス(4×4)。

・レッドソロモン
父父オペラハウスはサドラーズウェルズ産駒、父母父ダンシングブレーブ、母方4代にニジンスキー、5代にキートゥーザミント(←グロースターク←リボー)、ノーザンダンサーのクロス(4×5×5)。

・スピリッツミノル
母父は凱旋門賞馬ラムタラ(ニジンスキー産駒)、ノーザンダンサーのクロス(5×4×5)、セクレタリアト(5×5)、キートゥーザミント(4×4)。

以上7頭を挙げましたが、ハービンジャー産駒3頭は(父ノーザンダンサー、母父サンデー)で悪くはないのですが、父方がの血が重すぎて、高速馬場でのスピード勝負ではかなり割引が必要になる為割愛しました。でも昨年のスクリーンヒーロー産駒のゴールドアクターのようにファーストクロップの好走も目立ってまして、2010年などは、バゴ産駒ビッグウイーク、ミスキャスト産駒のビートブラックの1,3着なんてのもありましたから無視はできませんね。
あと残念なのは能力的には疑問もレントラーの回避ですね。人気薄激走馬のフローテーション、ビートブラックに近い血統構成だったので。


◎サトノラーゼン
前走セントライト記念はいつもよりは控えた位置取りとなり、内を意識したのか試走の為に脚を計ったのか、若しくはペースアップに備えたのか定かではないですが、いつもよりは消極的な競馬。でも中山でラスト2F(11.5-11.6)なら前が大分楽をしていたか馬場が速かったということで、最後はいい脚を使って0.3秒差7着なら悪くありません。
内枠・そこそこのスピード・薄いですが長距離もこなしてきそうな血の背景から。


〇レッドソロモン
かなりノーザンの色濃い血を持つ馬で、上がり勝負なら不要なんですが前で競馬ができてるのは良い感じです。若葉ステークスの様な、良馬場でも時計を要す馬場でのハイラップの中、先行して完勝。WASJではフラットラップを刻み逃げて0.4秒差3着と、タフな状況に強い印象で、展開に左右されることが少ないとみて対抗に。

▲ジュンツバサ
サンデー系ステイゴールド産駒といっても菊花賞で走ったのはオルフェーブルとゴールドシップの特別な馬。母父アフリートも殆ど活躍の場が見かけません。おそらく唯一の好走だと思われるのは今年のダービーでのコメート(ブラックタイド・母父アフリート)の5着くらいかと思われます。でもコメートの場合府中の直線で良さを見せるリファールかな~とも思いますがどうでしょう。まあそれよりも父に入っているディクタスの血を少しでも受けていれば距離もさほど気にならないはずだし、あとからジワジワ伸てくる感じもいいですが、やはり内枠が欲しかったところですね。可能性で単穴。

△ミュゼエイリアン
逃げ、追い込み共に一流半といった感じの馬ですが、騎手がどう乗ってくるかなというところです。半分くらいは穴馬傾向に合致、ゴール前浮上してきても不思議ではない血統背景で抑えで。

他、スタミナの塊のような血を持つスピリッツミノル、ハービンジャー産駒の中ではスピードに対応出来そうなベルーフ、前回捲りを決めてソコソコスピードもありそうなスティーグリッツ、距離伸ばして良い脚を使ってきそうで枠も良いタンタアレグリア、ブライトエンブレムも嵌れば強いし・・・とキリがありませんね。展開次第でどうにでも転びそうです。

リアファルはスローに誘導しての逃げ・出し抜きのみという一面しか見ていないので血統背景は良いですが見送り。
リアルスティールは距離が延びれば延びる程キレを失うと思われ見送りとします。


tipmonaとは?

菊花賞2015回顧
動きに呼応しなかった3頭で決まり

下彦
15期 予想歴29年

次走狙い:サトノラーゼン
次走狙い:リアルスティール


序盤もう少し早くなるかと思いましたが、ミノルが何とか前にでてリアファルが控え、他に逃げようと出していく馬もいなく意外にすんなり隊列が決まりました。でも折角念願の逃げが叶ったのに相当ペースを落としてしまい、2周目3角手前から各馬の動きを誘ってしまうかたちになり直線に入る前に飲まれてしまいました。折角前にでられたのだから落とさずに結果大逃げになったとしてもスタミナは相当あるんだから、、、と感じました。
動きは有ったものの、結果上位はポジション取りから4角手前まで動かず余力温存、折り合いに気を使った力上位の3頭で決まり波乱とはなりませんでしたね。
血統的には、ブラックタイド、ディープのリファールが有効だったのかなあと。上がりがソコソコかかっていたので、早い動きもあり、前にでていたリアファルには厳しい競馬だったはずでそれでも3着にきているので強かったということになりますね。


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