ア共和国杯2015予想

カタストロフィ
10期 予想歴18年

◎ヒラボクディープ
  18着/6人気

○マイネルメダリスト14着/17人
▲スズカデヴィアス9着/11人


 アルゼンチン共和国杯の予想の前に、まず土曜の馬場のイメージから。馬場はやっぱり基本的には外差し傾向で良いとは思う。京王杯位ドスローでの動き出し勝負になると内も頑張れたり、コーナーから速いラップという感じだと逆にこれに明日は雨が降ってくるのでこの辺りをどうバランスをとっていくか。特に土曜の特徴はかなり速いラップを刻んでいて時計は出ていないが全体的にドスローというケースが多いので案外読みにくい。外からトップスピードに乗せきった方がTS持続力を引き出してきているという感はある。まあそれでも外差し馬場なのは確かだろう。


 展開だが確たる逃げ馬は不在ということで結構難儀な予想にはなる。とりあえずはメイショウカドマツがある程度出していくし、スズカデヴィアスも内枠からじわっと出しながら逃げないにせよポジションを取りに行く。これを見ながら石川君のニューダイナスティが2列目から突きに行く形にはなりそう。ただ石川君は面白いが蛯名と康太でペースが上がるのか?という不安はあるかなと。仮にサイモントルナーレ辺りが逃げたとしても放っておきそうな騎手。とはいえ今回は恐らく雨で渋ることになる。ラップを見る限りでは土曜はかなり速いラップを踏んでいたのでどの程度かが読みにくいが明らかに時計がかかる状態まではいかないかなと思う。雨によって仕掛けが遅れることもあり得るし、外差しの意識は強いだろうから仕掛けどころに関しては騎手の意識次第の面は結構大きいかもしれない。



◎ヒラボクディープは充実度を取って。もともと府中の2400m戦青葉賞で勝っていて、スローからの12.5 - 12.3 - 11.9 - 11.4 - 11.6 - 11.7とL3最速でそこまでトップスピードを問われない中で好位の中目から勝ちに行って直線でしぶとく最後まで伸びて勝ち切った。ここでは結果的に中距離重賞の常連となるラストインパクトやサトノノブレスを撃破していたわけで、長いスランプを経て今年は明らかに良くなってきた。モンゴル大統領賞でもサトノアラジンのインパクトには流石に見劣ったが11.8 - 11.1 - 11.4 - 11.3 - 11.7 - 12.1とL5最速のTS持続超早仕掛け戦で後方内内で脚を溜めたのは確かにせよ直線序盤からしっかりと伸び始めてL2でじゃ中団に取り付いてL1まで脚を使ってきた。エプソムCも強敵相手に最速地点でのキレ負けはあったが手応えの割にL1では踏ん張っていて5着を確保。何より距離延長でロンスパの丹頂Sで12.4 - 11.9 - 12.1 - 12.3 - 11.6 - 12.2のラップ推移、しっかりと脚を出し切るように中団外から3~4角で捲るような形で一気に先頭に立ってぶっちぎってきた。ステイヤー的な競馬で良さが出たというのは大きい。トップスピードの質という観点では最上位とは言わないがTS持続力は高いレベルにあるし、ポテンシャルは前走からもかなりのものを見せた。スローロンスパが合いそうなのは確かなので、その点で含めても今回は良い条件だし、適度にポジションを狙えそうなうえでかつ外目から直線でいいところを確保できそうという点も含めてこれを本命にした。


〇メイショウカドマツはちょっと悩んだんだけど、雨が降るということもあって対抗に押し上げたという形。基本的にトップスピードの質で勝負するタイプではないんだが動いて出し抜くのが理想。加えて言えばやはり前半の基礎スピードの幅を活かしてスローではなくしっかりとややスロー程度にコントロールできるかがポイントになると。その点も含めて条件が合致しそう。4走前の早春Sなんかは東京2400で番手から進めたがドスローを嫌って向こう正面でハナを切る。12.6 - 12.5 - 12.8 - 11.7 - 11.6 - 12.6とラップ的にも緩い地点で後続の仕掛けを待ちながら直線で突き放してそのまま千切る競馬だった。まあゆったり進めた中でリードを獲れたというのも大きいが、しっかりと遅すぎないようにレースを作れたしとにかく道悪に強いのはダイワメジャー産駒という感じ。目黒記念では超高速馬場で単騎で上手くレースを作れていたんだが12.5 - 12.2 - 11.7 - 11.6 - 11.4 - 12.0のラップ推移でも3角で後続が押し寄せてしまった。そこからも直線しっかりと動く競馬ができているんだがL2キレ負け差を徐々に詰められL1で甘くなってしまったという感じ。この辺りの3角からの仕掛けが基本線の東京2500なので多少リスクはあるんだが、今回は雨が降って各馬の意識もワンテンポ遅れそうなのは良い材料だし、出し抜く脚を直線まで我慢して溜められる条件ならば4走前の再現とまではいかないまでもここでもやれる力はある。高速馬場だと目黒記念の延長線上までかなというところだったが、この馬場で一気に浮上させたという形。


▲スズカデヴィアス
正直なところこの馬が14番人気?いくら前日でも舐めすぎじゃないの?という感じしかない。もちろん崩れる時に大きく崩れるので印象は良くないが、ここ2走は距離もあるが前半に無理をしたかなという感じはあった。前走はペースそのものは速くはなかったが淀みなくずっと進めてきたのもあったし、2走前は入りの3Fが馬場が重い中で速すぎた。高速条件は緩いラップをしっかりと刻んでそこからのトップスピード戦になるわけだし、結果的に3走前のパフォーマンスは素晴らしかったわけで、スローからの12.4 - 11.7 - 11.4 - 11.0 - 11.6のラップ推移、トップスピード戦で勝ち馬に最後まで喰らいつく競馬ができたわけで、相手関係を考えるとこの内容は評価するしかない。またトップスピード戦だけではなくポテンシャル戦でも一定レベルのパフォーマンスを見せていて、4走前は長距離で12.8 - 12.1 - 11.6 - 11.7 - 11.6 - 12.4と4F、コーナーで速いラップを刻む中で外々追走。上位陣は長距離では強力な2頭、3着馬は内を上手く立ち回ったものだしレースレベルは高い。別に2500でスローロンスパになったって不安はない。もちろん休み明けだしもうちょっと動いてほしかった面はあるが坂路は時計が掛かっていたのもある。スローペースならどちらでもやれる馬なんだしここは労せずポジションを取れる。雨で渋ってくるとどうかなという面もあるし本命対抗を打つにはリスクもあるんだが、いくらなんでもこの人気の無さは舐めすぎだろうというところ。むしろ雨が降って仕掛けが遅れるケースも十分ありうるわけだし、馬場を見ると土曜の段階ではかなり速いハロンラップを刻んでいるから多少の雨でズブズブになるイメージはないかなと。その点も含めてここはギャンブル打って良い馬になると思う。


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